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ポケットWiFiの在庫状況

ポケットWiFiを契約しようとしても、どこも申し込みを停止していますよね。

  • どのポケットWiFiなら申し込めるのか
  • 各社にどういった特長があるのか知りたい
  • WiMAXはどんなサービスなのか

今あなたは、上記のようなお悩みを持っていませんか。

 

そこで今回は、ポケットWiFiの在庫状況を中心に各社のサービス内容や特徴をご紹介します。

 

困りごとが解消されるような内容なので、ぜひご覧ください。

 

 

1. サービス一覧表

以下に、ポケットWiFiのサービスと在庫の状況をまとめました。

 

サービス名 在庫状況
GMOとくとくBB 在庫あり
Broad WiMAX 発送まで2週間〜5週間程
カシモWiMAX 在庫あり
※HOME02は6月19日以降、WX06ホワイトは6月下旬、L02は7月以降の発送
BIGLOBE WiMAX 在庫あり
So-net WiMAX 在庫あり
ギガWiFi 在庫あり(U2sのみ)
どんなときもWiFi 新規受付停止中
ネクストモバイル 新規受付停止中
ギガゴリWiFi 新規受付停止中
Mugen WiFi 新規受付停止中
縛りなしWiFi 在庫あり
NOZOMI WiFi 在庫あり
※無制限プラン、超大容量プラン、SIMプランのみ
よくばりWiFi 新規受付停止中
FUJI Wifi 在庫あり
※クラウドプランは廃止
めっちゃWiFi 発送まで1ヶ月程
限界突破Wi-Fi 新規受付停止中
STAR WiFi 在庫あり ※新大容量プランのみ
SAKURA WiFi 在庫あり
それがだいじWi-Fi 新規受付停止中
Chat WiFi 在庫なし
※SIMプランの在庫はあり
Hi-ho GoGo Wi-Fi 新規受付停止中
クラウドWiFi東京 新規受付停止中
EX Wi-Fi 在庫切れ
The WiFi 発送まで1ヶ月程
ゼウスWiFi 新規受付停止中

※2020年6月18日時点の情報

 

多くのWiFiサービスは、在庫不足により新規受付を停止しています。

 

端末の在庫不足が解消される見通しは立っていないため、現状では受付の再開も予定されていません。

 

2. すぐに利用開始できるポケットWiFiサービス

すぐに利用開始できるポケットWiFiサービスは、以下のとおりです。

 

月額料金 キャッシュバック 端末の在庫 契約期間
GMOとくとくBB 1〜2ヶ月目:3,609円 26,200円 WX06、W06、HOME02、L02 3年
3ヶ月目以降:4,263円
BIGLOBE WiMAX 3,980円 15,000円 WX06、W06、WX05、HOME02、L02 1年
So-net WiMAX 1年目:3,380円 - WX06、W06、HOME02、L02 3年
2年目以降:4,379円
縛りなしWiFi 期間なし:3,300円 - FS030W、WX05、W04、W05、W06、801ZT、601HW なし/3年
3年:2,800円
SAKURA WiFi 3,680円 - FS030W、ARIA2、602HW、601HW、G3000 なし

 

表からは、「WiMAX端末の在庫は比較的多い」ことがわかります。(WiMAXのメリットについては後述)

 

各サービスについては、下記で簡単に説明していきます。

 

GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB WiMAXは、多額のキャッシュバックが大きな特長です。

 

月額料金はやや高めですが、キャッシュバックを含むと総額は他社より安くなります。

 

ただし、最近はポケットWiFi需要の高まりを受けて、キャッシュバック金額は減額されています。

 

また、受け取りまでの期間は長いうえに方法もややこしいので、受け取り忘れには注意が必要です。

 

利用料金の総額を抑えたいなら、GMOとくとくBB WiMAXをおすすめします。

 

▼GMOとくとくBB WiMAXの詳細:GMOとくとくBBの評判 キャッシュバック受取方法と解約時の注意点

 

BIGLOBE WiMAX

契約期間が1年単位であることが、BIGLOBE WiMAXの大きな特長です。

 

多くのWiMAX系サービスの契約期間は3年単位ですが、BIGLOBE WiMAXなら長期の縛りはありません。

 

契約期間が短いのに、キャッシュバックが用意されている点も魅力です。

 

しかし、端末代金が無料ではなく18,000円もするので、初期費用はかかってしまいます。

 

短期間の契約を希望する人には、BIGLOBE WiMAXがおすすめです。

 

▼BIGLOBE WiMAXの詳細:BIGLOBE WiMAXの評判と2年利用して感じた申込み時の注意点

 

So-net WiMAX

So-net WiMAXの大きな特長は、1年間の割引と付属サービスです。

 

具体的には、最初の1年は毎月1,499円の割引が適用されるうえ、セキュリティソフトなどのオプションを1年間無料で利用できます。

 

すでに光回線などでSo-netとプロバイダ契約している場合は、プロバイダ料の200円が毎月差し引かれます。

 

また、2年10ヶ月の利用で端末を無料で交換してもらえる点も魅力です。

 

ただし、2年目以降の月額料金は他社よりも高めであることがデメリットといえます。

 

オプションをお得に利用したいなら、So-net WiMAXがおすすめです。

 

▼So-net WiMAXの詳細:So-net WiMAXの評判とキャンペーンの注意点・メリットデメリット

 

縛りなしWiFi

縛りなしWiFiの特長は、契約期間の有無を選べることです。

 

契約期間のある「縛っちゃうプラン」の方が月額料金は安いのですが、「縛りなしプラン」でも充分に安く設定されています。

 

「縛っちゃうプラン」は買取型なので、端末を紛失・故障させても弁済金は発生しません。(WiMAXプランはレンタルのため弁済金は発生する)

 

※安心サポートに加入すれば、縛っちゃうプラン(WiMAXプラン)でも縛りなしプランでも補償される

 

「縛り」に抵抗があるなら、縛りなしWiFiがおすすめです。

 

▼縛りなしWiFiの詳細:縛りなしwifiの良い評判と悪い評判 プラン別(ギガ別)の利用料金

 

SAKURA WiFi

SAKURA WiFiの大きな特長は、直近の制限や契約期間がないことです。

 

3日間10GBや1日間3GBといった制限がないので、常に快適にインターネットを楽しめます。

 

ソフトバンクのLTE回線なので、山間部や郊外でも電波が届きやすい点も魅力です。

 

ただし、実際には月間100GBの超過で制限がかかるうえに、制限後は128Kbpsまで低速化してしまう点はデメリットといえます。

 

途中で解約・乗り換えの可能性が高いなら、SAKURA WiFiがおすすめです。

 

▼SAKURA WiFiの詳細:SAKURA WiFiの良い評判と悪い評判 プラン別(ギガ別)の利用料金

 

3. ポケットWiFi以外の選択肢

ポケットWiFi以外には、以下のようなインターネットサービスもあります。

  • 光回線
  • ADSL
  • ケーブルテレビ
  • テザリング

光回線、ADSL、ケーブルテレビの3つは、「固定回線」と呼ばれます。

 

屋内で利用するネット回線のことで、利用前には回線の開通工事が必要です。

 

固定回線の中で現在主流なのは通信速度の速い光回線で、ADSLは利用者が大幅に減っているほかケーブルテレビはあまりシェアが伸びていません。

 

ブロードバンド契約数推移

総務省公式HP 平成29年度版 情報通信白書「ブロードバンドの利用状況」を基に筆者が作成

 

光回線の契約者が増える理由は、以下のような特長があるためです。

  • 通信速度が速い
  • 応答速度が速い
  • 通信が安定している
  • 無制限で利用できる
  • 通信制限によって低速化しない

ほかには、テザリングも一般的な使い方とはいえません。

 

接続が途切れたり通信速度が遅かったりするので、どうしてもネット環境を確保できなかったときなどに利用されます。

 

以上の理由から、ポケットWiFi以外の選択肢なら光回線が現実的です。

 

ポケットWiFiのメリットを、その光回線と比較してみましょう。

 

4. 【光回線と比べた】WiMAXのメリット

端末在庫が枯渇していないWiMAXですが、こういったメリットがあります。

  1. 初期費用が安い
  2. すぐに利用できる
  3. 外出先でも利用できる
  4. 固定回線の代用としても使える
  5. 利用料金が安い
  6. 端末代金は無料である場合が多い
  7. auの携帯料金が割引される
  8. 手軽にお試しできる

下記から、詳細をみていきましょう。

 

メリット@:中途解約時の負担が少ない

モバイル回線のため、工事費が不要だからです。

 

一方の光回線は、利用開始前に回線の開通工事を要します。

 

以下で、WiMAXと光回線の工事費を比較しました。

 

Broad WiMAX NURO光 auひかり
工事費 なし 40,000円 戸建て:37,500円
マンション:30,000円
分割払い - 1,333円×30ヶ月 戸建て:625円×60ヶ月
マンション:1,250円×24ヶ月

 

キャンペーンなどで無料になる場合もありますが、多くの回線業者では分割払い中に解約すると残り期間の工事費を一括で請求されてしまいます。

 

たとえば、NURO光を2年で解約した場合は約16,000円の工事費残債を支払わなければなりません。

 

しかも、中途解約なら違約金も加算されるので、負担は大きくなってしまうのです。

  • 契約期間中や支払い期間中に解約するかもしれない
  • 中途解約時の負担を減らしたい

上記に該当するなら、工事費が無料の光回線やポケットWiFiに向いています。

 

中途解約時の負担が少ないことは、WiMAXのメリットです。

 

メリットA:すぐに利用できる

以下の理由により、WiMAXはすぐに利用できます。

  • WiMAXはモバイル回線だから
  • 早い発送にも対応しているから

電源を入れるだけで利用できるので、到着後すぐに使い始められます。

 

以下で、ネットが利用できるようになるまでの期間を比較しました。

 

Broad WiMAX NURO光 auひかり
申し込みから利用開始までの期間 翌日〜3日後 1〜2ヶ月後 2週間〜2ヶ月後

※それぞれ地域、時期、内容、住居タイプといった条件によって異なる

 

工事が不要のBroad WiMAXは、光回線よりも圧倒的に早く利用できます。

 

一方の光回線は、長くて2ヶ月以上もの期間を要してしまうのです。

 

工事までの期間にネット環境がないなら、レンタルWiFiを利用するなどの対応が求められます。

  • すぐにネット環境を整えたい
  • 工事の立ち会いに時間を割きたくない

上記に当てはまるなら、工事が不要のポケットWiFiをおすすめします。

 

すぐに利用できることも、WiMAXのメリットです。

 

メリットB:外出先でも利用できる

WiMAXはモバイル回線なので、外出先でも利用できます。

 

光回線を含む固定回線は、外出先で利用することはできません。

 

外出先でネットへ接続するには、別のサービスを利用する必要があります。

  • 無料/有料の公衆無線LAN
  • スマホのテザリング機能

ポケットWiFiを持っていると、2つを利用する機会がほとんどありません。

 

利用する場面は、端末を忘れたり制限中であったりするなど限定的です。

  • 自宅でも外出先でも使いたい
  • 公衆無線LANやテザリングは不便に感じる

上記に当てはまるなら、ポケットWiFiをおすすめします。

 

外出先で利用できることも、WiMAXのメリットです。

 

メリットC:固定回線の代用としても使える

WiMAXには、据え置きタイプのルーターもラインアップしているからです。

 

2020年6月時点では3種類の端末が用意されていますが、簡単なスペックをご紹介します。

 

WiMAX ホームルーター

 

製造元 NECプラットフォームズ HUAWEI NECプラットフォームズ
発売日 2020年1月30日 2019年1月25日 2018年12月7日
下り速度 最大440Mbps 最大1,237Mbps 最大440Mbps
上り速度 最大75Mbps 最大75Mbps 最大75Mbps
サイズ(W×H×D) 50×118×100mm 93×178×93mm 70×155×100mm
質量 約218g 約436g 約338g
最大同時接続数 20台 約40台 22台

 

モバイルルーターとの違いは、最大同時接続台数が多いことやインテリアに馴染むデザインなど、自宅での利用に特化している点です。

 

あくまでもモバイル回線なので、光回線のように工事は必要ありません。

 

光回線は、エリア外へ引っ越すとサービスを継続できなかったり、引っ越し先で再び工事が必要になったりします。

 

一方のWiMAXなら、日本国内への引っ越しであれば工事不要でサービスを継続できます。

  • 引っ越しのたびに工事をするのは面倒
  • 「利便性」を重視してネット回線を選びたい

上記に該当するなら、ホームルーターのあるWiMAXが向いています。

 

固定回線の代用もできることが、WiMAXの大きなメリットです。

 

メリットD:利用料金が安い

WiMAXの月額料金は、光回線よりも安いからです。

 

実際に、WiMAXと光回線の月額料金を比較しました。

 

Broad WiMAX GMOとくとくBB NURO光 auひかり
月額料金 1〜2ヶ月目:2,726円 1〜2ヶ月目:3,609円 4,742円 1年目:5,100円
3〜24ヶ月目:3,411円 3ヶ月目以降:4,263円 2年目:5,000円
25ヶ月目以降:4,011円 3年目:4,900円

※光回線は戸建てプランの料金を掲載
※auひかりは、WiMAXと条件をそろえるために「契約年数3年」の料金を掲載

 

WiMAXの月額料金は、光回線よりも1,000円前後安いことがわかります。

 

つまり、WiMAXなら安価にインターネットを利用できるのです。

  • 毎月5,000円前後の出費は困る
  • 少しでも毎月の通信費を抑えたい

「安さ」を重視するのであれば、WiMAXをおすすめします。

 

利用料金が安いことも、WiMAXのメリットです。

 

4年間の総額で比較

上記の4社を4年間利用したときの総額を比較しました。

 

Broad WiMAX GMOとくとくBB NURO光 auひかり
1年 42,562円 26,648円 14,904円 54,200円
2年 83,494円 77,804円 71,808円 114,200円
3年 131,626円 128,960円 128,712円 173,000円
4年 179,758円 180,116円 185,616円 234,200円

※総額にはキャッシュバックや割引、手数料を含む

 

WIMAXと光回線 総額比較

※筆者作成

 

キャッシュバック金額の多さから、3年目まではNURO光の総額が最安値です。

 

しかし、4年以降は月額料金の安いWiMAXの総額がNURO光を下回ります。

 

よって、長期間の契約ならWiMAXがお得であることがわかります。

 

メリットE:端末代金は無料であることが多い

多くの代理店では、キャンペーンなどで端末を無料にしているからです。

 

最新の端末であっても、例外ではありません。

 

以下で、端末の扱いについて光回線と比較しました。

 

Broad WiMAX NURO光 auひかり
端末 無料 無料 月額500円
形式 買取 レンタル レンタル


光回線は、auひかりのように無線LANをレンタルするのに費用がかかります。

 

NURO光のレンタル費用は無料ですが、解約時には返却しなければなりません。

 

Broad WiMAXは買取型なので、端末の返却は不要です。

 

Broad WiMAX 端末代金

引用:Broad WiMAX公式サイト

 

ただし、KDDI系列のUQ WiMAXやBIGLOBEといった一定規模以上の事業者は「電気通信事業法」により、端末代を請求されます。

  • 端末にお金をかけたくない
  • レンタル機器の返却や保管が面倒

上記に該当するなら、端末を無料で提供してくれる買取型の通信サービスを選ぶしかありません。

 

無料で端末を提供されることが多いことも、WiMAXのメリットです。

 

メリットF:auの携帯料金が割引される

WiMAXはKDDI系列なので、auスマートバリューが適用されるからです。

 

適用されると、auのスマホ代が毎月最大1,000円割引されます。

 

auスマートバリュー

引用:au公式サイト

 

5人家族全員がauユーザーなら、毎月最大5,000円もの割引が受けられます。

 

同様の割引特典はあるのか、光回線と比較しました。

 

Broad WiMAX NURO光 ドコモ光 auひかり
携帯キャリア au ソフトバンク ドコモ au
割引名 auスマートバリュー おうち割 光セット セット割 auスマートバリュー
1契約の割引額 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円

 

光回線は、auユーザーがNURO光やドコモ光を契約しても割引を受けることはできません。

 

仮に携帯料金が毎月4,000円割引になると、実質無料でWiMAXを利用できるのです。

  • スマホやタブレットはauで契約している
  • 携帯料金が高くて困っている

上記に当てはまるなら、スマートバリューが適用されるサービスを選びましょう。

 

auの携帯料金が割引されることも、ポケットWiFiのメリットです。

 

メリットG:手軽にお試しできる

WiMAXは初期契約解除制度を利用しても、契約者の負担は少ないからです。

 

初期契約解除における契約者の負担を、光回線と比較しました。

 

WiMAX 光回線
端末一式の返却
返却送料の負担
契約手数料の支払い
解約までの通信料
工事費 ×


WiMAXは工事費がないので、光回線と比べて負担は大きくありません。

 

上記に工事費が加わると、お試しだけで25,000〜45,000円もの出費が発生してしまいます。

 

また、WiMAXならGMOとくとくBBの「20日キャンセル」といった代理店独自のお試し制度や、「Try WiMAX」も活用できます。

 

UQWIMAX 無料お試し

引用:UQ WiMAX公式サイト

  • インターネット接続サービスを利用したことがない
  • お試しなのに多額の費用を払いたくない

上記に該当するなら、Try WiMAXや初期契約解除を活用しましょう。

 

なお、それぞれの詳しい内容は以下の記事で説明しています。

気軽にお試しできることも、WiMAXならではの魅力です。

 

5. 【光回線と比べた】WiMAXのデメリット

  1. 通信速度が遅い
  2. 直近の制限がある
  3. WiMAX回線は障害物に弱い
  4. 契約期間が長い
  5. 違約金が高額

下記より、順番に説明していきます。

 

デメリット@:通信速度が遅い

WiMAXはモバイル回線なので、光ファイバーケーブルで有線接続される光回線よりも通信速度は劣ります。

 

以下で、通信速度を比較しました。

 

通信速度 WiMAX NURO光 auひかり
理論値 下り最大 1,237Mbps 2,000Mbps 1,000Mbps
上り最大 75Mbps 1,000Mbps 1,000Mbps
実測値 下り平均 33.25Mbps 346.91Mbps 271.31Mbps
上り平均 4.14Mbps 334.72Mbps 237.41Mbps

 

WiMAXは現時点で最も高性能な端末である「W06」の通信速度ですが、光回線の通信速度と比べると大きく見劣りしてしまいます。

 

光回線に用いられる光ファイバーケーブルは、ノイズの影響を受けないうえに減衰も弱いので、長距離であっても安定した高品質な通信が可能です。

  • 通信速度を重視してネット環境を選びたい
  • ネットに接続するのは自宅が多い

以上に当てはまるなら、光回線に向いています。

 

光回線に比べて通信速度が遅いことは、WiMAXのデメリットです。

 

デメリットA:直近の制限がある

3日間10GBを超過すると、1Mbpsに低速化してしまうからです。

 

一方の光回線には、制限はありません。

 

Broad WiMAX NURO光 auひかり
制限の条件 3日間10GB 制限なし 制限なし


従って、WiMAXのように低速化することがないのです。

 

WiMAXは制限がかかると「超過した翌日の18時から2時までは低速化」するので、高画質な動画の視聴や画像の多いWEBページなどは閲覧はできなくなります。

 

ただし、光回線は通信障害が起こってネットに接続できない場合もあります。

  • 制限のあるネット回線は契約したくない
  • 毎日のデータ通信量が多い

上記に該当するなら、光回線にすることをおすすめします。

 

直近の制限があることも、WiMAXのデメリットです。

 

デメリットB:WiMAX回線は障害物に弱い

WiMAX回線は、高周波数帯域の電波を利用しているからです。

 

高周波数帯域の電波は高速通信が可能ですが、直線性が高く障害物に遮られてしまいます。

 

自宅のエリア判定が「〇」であっても、ルーターの設置場所によっては電波が入りません。

 

外に近い窓や玄関の周辺なら電波は入りやすいのですが、窓のない部屋や部屋の中心は入りにくい傾向にあるのです。

 

WIMAX電波

※筆者作成

 

一方の光回線は、設置場所がネット接続に影響を与えることはありません。

 

ルーターや終端装置までは、光ファイバーケーブルで接続されているためです。

  • 建物の密集地に住んでいる
  • LTE回線ですら入りにくい

上記に該当するなら、WiMAXの電波が入らない可能性があります。

 

まずは、先述した「Try WiMAX」や「初期契約解除」などを利用して確かめてみましょう。

 

障害物に弱いことも、WiMAXのデメリットです。

 

デメリットC:契約期間が長い

WiMAXの契約期間は、「3年」である場合がほとんどだからです。

 

 

以下で、光回線と契約期間の長さを比較しました。

 

Broad WiMAX GMOとくとくBB NURO光 ドコモ光
契約期間 3年 3年 2年 2年

 

WiMAXの契約期間は、光回線よりも長いことがわかります。

 

契約期間が長いと違約金が発生する期間も長いので、解約や他社への乗り換えは難しくなってしまいます。

  • 「縛り」はなるべく少なくしたい
  • 他社のサービスも気になっている

上記に該当するなら、契約期間が短いサービスを選びましょう。

 

契約期間の長さも、WiMAXのデメリットです。

 

デメリットD:違約金が高額

契約期間が長いということは、違約金も高額になる傾向にあるからです。

 

実際に、中途解約時に発生する違約金を光回線と比較しました。

 

Broad WiMAX GMOとくとくBB NURO光 ドコモ光
違約金 0〜12ヶ月目:19,000円 0〜24ヶ月目:24,800円 9,500円 戸建て:13,000円
13〜24ヶ月目:14,000円 25ヶ月目以降:9,500円 マンション:8,000円
25ヶ月目以降:9,500円

 

WiMAXの違約金は、光回線の2倍前後も高額であることがわかります。

 

違約金が高額になると、中途解約時の負担は大きくなってしまいます。

  • 解約時に負担を大きくしたくない
  • 契約が短期間になる可能性がある

以上に当てはまるなら、違約金の少ないサービスを利用しましょう。

 

違約金が高額であることも、WiMAXのデメリットです。

 

6. クラウドSIMの問題点

クラウドSIMの問題点は、以下のとおりです。

  1. 端末の在庫不足
  2. 無制限ではなくなってきている
  3. 回線を自分で選べない

下記から、簡単に説明します。

 

問題点@:端末の在庫不足

新型コロナウイルスによる需要の高まりと納品遅れで、端末の在庫が枯渇しています。

 

クラウドSIMは、中国に本社を構える「uCloudlink社」の特許技術なので、同社しか取り扱うことはできないからです。

 

在庫不足を受けて、クラウドSIM端末を取り扱う各WiFiサービスは新規申し込みを中断しています。

 

いつになったら在庫不足が解消されるのかは、不透明な状態が続いています。

 

端末が手に入りにくいことは、現在のクラウドSIMの大きな問題点です。

 

問題点A:無制限ではなくなってきている

クラウドSIMを提供する各代理店は、無制限プランを軒並み中止しています。

 

各事業者がソフトバンクなどからSIMカード容量を購入してユーザーがシェアする形ですが、容量が枯渇したことで一部事業者は通信障害が発生したからです。

 

有名なのはどんなときもWiFiで、通信障害が多発しました。どんなときもWiFiの通信障害状況とつながらない時の対処法

 

また、ソフトバンクは再販事業者向けに容量無制限で、SIMカードを販売していないことが明らかになったのです。

 

今は無制限であっても、今後は中止になるリスクは高いといえます。

 

無制限でなくなってきていることも、クラウドSIMの問題点です。

 

問題点B:回線を自分で選べない

クラウドSIMは、再起動をしないと回線を変更できないからです。

 

「回線ガチャ」と呼ばれるように、速い回線を選ぶには何度も再起動を繰り返さないといけません。

 

大手3キャリアに当たると通信速度は速くなるのですが、それ以外の回線に当たってしまうと制限がかかったときのように遅くなってしまいます。

 

中には、「30回再起動してもほとんど同じ回線だった」というユーザーもいました。

 

 

回線を自分で選べないことも、クラウドSIMならではの問題点です。

 

まとめ

ポケットWiFiを選ぶなら、現在はWiMAXをおすすめします。

 

クラウドSIMで速い回線を引き当てるには運の要素が強いですし、直近ではなくても月間では上限がある程度決まっているからです。

 

一方のWiMAXは直近の制限は不便ですが、月間での上限はないうえに混雑時間帯以外は低速化しません。

 

固定回線なら光回線をおすすめしますが、WiMAXよりも料金は高く工事までの期間も長くなります。

 

どのネット回線にすべきか、じっくりと検討してみてください。

 

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