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FREE Wi-Fi PASSPORTを使う手順を解説

 

スマホなどのWi-Fi接続画面で、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」という文字を見た経験はありませんか。外出先でみかけることが多いかと思いますが、安心できるなら利用してみたいですよね。

 

そこで今回の記事では、FREE Wi-Fi PASSPORTの運営会社や使い方、注意点などを解説します。安全に使えるようになるので、ぜひご覧ください。

 

 

FREE Wi-Fi PASSPORTは「訪日外国人向け」のフリーWi-Fi

ソフトバンクのフリーWi-Fiで、2015年から訪日外国人向けに提供を開始しました。百貨店やアミューズメント施設などに導入されていて、英語、中国語、韓国語の3ヶ国語に対応しています。

 

ネットワーク名(SSID)は、2種類あります。

  • 「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」:訪日外国人向け
  • 「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」:日本人でも接続できる

「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」は、「090」「080」「070」で始まる国内キャリアと契約しているスマホなら利用できます。つまり、大手キャリアだけでなく格安スマホ(MVMO)でも問題なく使えます。次は、日本人がFREE Wi-Fi PASSPORTを利用するにはどうすればいいのか解説していきます。

 

日本人がFREE Wi-Fi PASSPORTを利用する手順(動画あり)

接続手順と速度(動画)

 

接続手順(文字で解説)

  • 1.Wi-Fiの電波を確認して接続する
  • 2.ログイン画面が立ち上がるのを待つ
  • 3.電話をかけて初期パスワードを聞く
  • 4.再びWi-Fi接続画面で「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」をタップする
  • 5.IDとパスワードを入力する
  • 6.利用登録を確認する
  • 7.必要事項を入力する

 

なお、ここでは「電話番号」から登録する方法をご紹介します。それでは、下記から詳しくみていきましょう。

 

手順@:Wi-Fiの電波を確認して接続する

Wi-Fi設定画面Wi-FiをONにして、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」があればタップします。スマホのWi-Fi設定画面は、「設定>Wi-Fi」で表示させることができます。(iPhone、Android共通)

 

手順A:ログイン画面が立ち上がるのを待つ

ログイン画面が表示されるのを待ち(約1〜2分)、「初めての方はこちら」をタップします。

 

手順B:電話をかけて初期パスワードを聞く

「ご利用登録方法」という画面が表示されるので、「022-207-8181」に電話します。(電話番号にタップすると通話が開始する)電話をかけると自動音声で4桁の初期パスワードがアナウンスされるので、メモを取っておきます。

 

手順C:再びWi-Fi接続画面で「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」をタップする

再びWi-Fi接続画面からSSIDをタップして、ログイン画面へ戻ります。

 

手順D:IDとパスワードを入力する

ログイン画面で、ID(自分の電話番号)とパスワードを入力します。なお、パスワード発行後初回ログインまでの期限は当日中です。期限切れになった場合は再登録の必要があるので、なるべく早めに登録を済ませましょう。

 

手順E:利用登録を確認する

「利用登録」画面の「概要」を確認します。

 

手順F:必要事項を入力する

「性別」「年代」「都道府県」「利用携帯事業者」といった必要事項を入力したあと、「利用規約に同意」にチェックを入れます。利用確認画面になって、「接続できました」という文字が表示されれば登録完了です。

 

以上が、FREE Wi-Fi PASSPORTを利用する手順です。では、FREE Wi-Fi PASSPORTに上手くつながらなかったときはどうするのか、対処法をご紹介します。

 

FREE Wi-Fi PASSPORTにつながらないときの対処法

  • 1.Wi-Fiを一度OFFにして再びONにする
  • 2.「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」を削除して再び接続する
  • 3.登録をもう一度やり直す

 

手順としては、上から順番に行うことをおすすめします。登録をもう一度やり直すのは、「Wi−FiのON/OFF」や「SSIDの削除/接続」に比べて少しだけ手間がかかるからです。

 

つながらないときは、一度やり直してみるようにしましょう。次は、FREE Wi-Fi PASSPORTの注意点をご紹介します。

 

FREE Wi-Fi PASSPORTの注意点

  • IDには有効期間がある
  • 自動で接続されるときは削除する
  • セキュリティが万全ではない

 

下記から、詳しくご紹介していきます。

 

注意点@:IDには有効期間がある

パスワード発行日を起算日として、90日間の有効期間があります。有効期間を過ぎると、再びログイン登録する必要があります。

 

注意点A:自動で接続されるときは削除する

「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」ではなく利用できない「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」に接続されてしまった場合、SSID(後者のJがつかない方)を削除しましょう。

 

SSIDの横にある「i」をタップして、「このネットワーク設定を削除」をタップします。

 

ただし、この方法では「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」が接続できる場所まで行く必要があります。「タウンWi-Fi」のようなアプリを使って、不要なWi-Fiをブロックしておくと良いでしょう。

 

注意点B:セキュリティが万全ではない

FREE Wi-Fi PASSPORTを含むフリーWi-Fiは、セキュリティが万全ではありません。

 

「公衆無線LAN」という正式名称があるように、不特定多数の人に向けたサービスなので暗号化されていないことがほとんどです。そのため、接続するときは以下のような対策を取りましょう。

  • 1.自動ではなく手動でWi-Fiスポットを選択する
  • 2.「https」からはじまるセキュリティの高いサイトだけを閲覧する
  • 3.ネットバンクやオンライン取引、SNSの利用などは避ける

 

どうしても重要な情報をやり取りするときは、VPN(Virtual Private Network)を使うようにしましょう。

 

筆者の目 

今回の記事では、FREE Wi-Fi PASSPORTの運営会社や使い方、注意点などを解説しました。

 

国内のキャリアでも使えることが大きなメリットなので、格安スマホを利用している人にはおすすめのWi-Fiサービスです。

 

ただし、登録には期限があってセキュリティは万全ではないなど、デメリットも把握したうえで利用しましょう。

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