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UQ WiMAX キャンペーンの評価

最終更新日:2019年11月29日

 

UQ WiMAXは、KDDI系列のUQコミュニケーションズが展開するWiMAXサービスです。UQコミュニケーションズは他のプロバイダ(MVNO)と違い、WiMAX回線(インフラ)を管理している回線管理業者で、光回線で言うところのNTTがプロバイダ事業もやっているというイメージです。

 

評価としては、他のプロバイダと比べるとキャンペーンがやや弱いですが、サポート対応の良さはWiMAX系プロバイダで1、2を争うイメージです。

 

また、UQ WiMAXで契約した場合のみ公衆無線LANサービスであるUQ Wi-Fiプレミアムが無料で利用できます。UQ Wi-Fiプレミアムには速度制限がありませんので、つながる場所では積極的に使いたいところです。

 

 

キャンペーン特典をチェック

最新のキャンペーン特典

 

UQ WiMAX

    • LTEオプション(使った月だけ1,005円/月)が無料
    • 期間の制限なし
    • auスマートバリューmine対応
      (auのスマホと併用で月額が980円OFF)
    • UQ Wi-Fiプレミアムが無料

     

    料金プラン

    2019年10月より3年縛りとフラットツープラスは終了しており、2年契約のギガ放題と契約期間の縛りなしギガ放題の2つです。

     

    契約期間の縛りがないプランの月額料金は4,050円と、2年契約に比べて170円上がります。2年契約の違約金が1,000円である事を考えると、7ヶ月以上利用する(1000円÷170円=6.67)予定であれば2年契約のプランを選んだ方がいいと思います。

     

    ※下記のプランは2019年10月で新規受け付けは終了

    初期費用 月額料金 3年間の合計金額 キャッシュバック 契約期間 違約金
    \18,000 \3,880 \108,120 \3,000 2年 \1,000


    3年契約(36ヶ月縛り)

    初期費用

    端末料金

    1〜2ヶ月

    3〜36ヶ月

    キャッシュバック

    2年間合計

    UQ WiMAX

    ギガ放題

    \3,000

    \800

    \3,696

    \4,380

    \0

    \160,112

    UQ WiMAX

    フラットツープラス

    \3,000

    \800

    \3,696

    \3,696

    \0

    \136,856

     

    現在のUQ WiMAXのキャンペーンは公式サイトから確認ができます。また、UQ WiMAXのキャッシュバックは、下記のキャッシュバック専用ページから申し込む必要があります。

     

    UQ WiMAX

     

    キャッシュバックの受取時期と受取方法

    UQ WiMAXのキャッシュバックは契約の翌々月に受け取ることができます。 契約の翌々月になると、公式サイトからキャッシュバックに関する案内メールが送られてきます。案内メールに記載されたURLに口座情報を入力すれば、翌日にキャッシュバック分のお金が振込されます。

     

    キャッシュバックが受け取れない例

    1、契約期間が2か月未満の人

     

    UQ WiMAXを契約してから、翌々月の案内メールが来るまでに解約をしてしまった人は、キャッシュバックを受け取ることができません。そもそもキャンペーンの狙いはUQ WiMAXを契約してもらうことです。1~2か月で解約すると、解約手数料も高くなるので注意してください。

     

    2、メールアドレスを変更した人

    メールアドレスを変更して案内メールが届かないと、キャッシュバックが受け取れないことがあります。

     

    UQ WiMAX キャンペーンの注意点

    • キャンペーン特典が他のプロバイダと比べて弱い
    • auと契約して「スマートバリューmine」に加入しなければならない
    • LTEオプションを使用して7GBを超えると、WiMAXとともに翌月まで128Kbpsに制限される
    • 月の途中から加入・契約した場合は当月分のオプション料が無料にならないことがある

     

    キャンペーン特典が他のプロバイダと比べて弱い

    UQ WiMAXは回線管理業者ですし、その知名度や販売チャネルの多さ(WEBや家電量販店など)から契約数は最も多いと言われています。実際、私も使ってみて不満は全くありませんでしたし、カスタマーサービスも丁寧です。

     

    ただ、WiMAXと言えば数年前から申し込み時のキャンペーン特典が強いことで有名です。具体的には、3万円を超える近いキャッシュバックをするGMOとくとくBBや、月額料金を大幅に割引Broad WiMAXがあります。

     

    また、UQ WiMAXで致命的に痛いのは、モバイルルーターの端末料金と契約手数料で合計18,000円かかります。

     

    料金差の例を挙げると

    Broad WiMAXを例に出すと同じWiMAXのギガ放題を契約しても、UQとでは月額と端末料金が違うため3年間で3万円以上の差が出ます。 Broad WiMAXの評価 キャンペーン申し込みの注意点とメリットデメリット

     

    WiMAXはあえてプロバイダを契約する必要はないのですが、プロバイダ同士で競い合っているわけですから利用者にとっては選ぶ選択肢も多く、また料金的な恩恵を受けやすい状況とも言えます。WiMAX プロバイダ契約をした方が有利な理由

     

    どのプロバイダを使っても使う回線はUQの管理した回線ですので、スピードが遅くなる、エリアが狭い、速度制限がきつくなる等の事はありません。ですので、同じWiMAXを使うなら料金をなるべく安く!というのであればUQ WiMAX以外のプロバイダのキャンペーンを上手に利用してみるのもいいなかなと思います。

     

    UQ WiMAXと他のプロバイダのキャンペーン、利用料金一覧表

     

    UQ WiMAX利用者からの口コミ

     

    UQ WiMAXのSNS上での良い評判・悪い評判

    UQ WiMAXの良い評判

     

    支払い方法で電話した時とても丁寧だった。オプションで色々なサポートあり

     

    引用:価格.com

     

    モバイル回線であるUQ WiMAXは、光回線と比べて「料金が安い」「工事も要らない」というメリットがあります。サポートや補償/オプションも充実しているので、初心者にもおすすめです。このような手厚いサポートや充実したオプションは、au系列店だから可能なのかもしれません。

     

    UQ WiMAXの悪い評判

     

    電話対応は丁寧ですが、ルーターの不備で電話したらプロバイダに回されたり、そのあと初めにかけた所に再び回されたりとたらい回し状態になることが多いので短気の人には向かないかもしれません

     

    引用:価格.com

     

    一方で、「月額料金が高い」「端末の充電の持ちが悪い」「サポートの手際が悪かった」といったネガティブな意見も寄せられていました。

     

    月額料金については2019年10月1日から改定されているほか、ほかのプロバイダを選ぶという選択肢もあります。今後は、さらに改善されていくことが期待されます。

     

    UQ WiMAXを利用するメリット

    • 契約期間の選択肢が豊富
    • 違約金が安い
    • キャッシュバックを早く受け取れる
    • 店頭で申し込める
    • ルーター端末の発送が早い
    • 無料で公衆無線LANサービスを利用できる
    • サポート体制がしっかりしている
    • 当日の解約に対応している
    • 「Try WiMAX」でお試しができる
    • 障がい者は「ハート割プラン」を利用できる
    • オプションサービスが豊富

    下記から、詳細をみていきましょう。

     

    メリット@:契約期間の選択肢が豊富

    2019年10月1日より、UQ WiMAXの契約内容が変更されたからです。背景としては電気通信事業法の改正があり、一部の内容には「期間拘束などの行き過ぎた囲い込みの是正」なども盛り込まれています。

     

    これにより、契約期間の上限は2年と定められているのです。詳細は、10月からWiMAXの解約金(違約金)が1000円に変更。新料金プランの内容と変更点に書いています。

     

    UQ WiMAXで選べる契約期間は、3つあります。

    契約期間 月額料金
    2年「自動更新あり」 3,880円
    2年「自動更新なし」 3,880円 ※25ヶ月目以降は4,050円
    期間条件なし 4,050円


    他社プロバイダは3年の契約期間が当たり前になってきていますが、UQ WiMAXなら「2年」もしくは「期間条件なし」を選ぶことができます。「縛り」が嫌いな人には、UQ WiMAXがおすすめです。

     

    メリットA:違約金が安い

    電気通信事業法の改正により、違約金も安くなっています。

     

    総務省の資料

    総務省資料より抜粋

     

    自動更新の有無を問わず2年の契約期間を選んだとしても、少ない違約金で解約することが可能です。他社プロバイダは高額な違約金が設定されていますが、UQ WiMAXは1,000円で解約できます。

     

    UQ WiMAX Broad WiMAX BIGLOBE WiMAX
    違約金

    24ヶ月以内:1,000円
    期間条件なし:0円

    12ヶ月以内:19,000円
    13〜24ヶ月以内:14,000円
    25ヶ月目以降:9,500円

    12ヶ月以内:1,000円
    ※端末代9,600円別途必要


    BIGLOBE WiMAXは1年の契約期間ですが、端末代の分割払いは2年です。つまり、更新月以外かつ2年以内の解約は、「違約金1,000円+(残付き×800円)」の端末代が発生します。

     

    UQ WiMAXは契約期間が短いので、途中で他社へ乗り換えることも容易です。契約経過期間などは、ユーザーページの「My UQ」から確認できます。

     

    なお、電気通信事業法に関する情報は「10月からWiMAXの解約金が1000円に変更 新料金プランの内容と変更点」の記事を参照してください。高額な違約金を支払いたくない人にも、UQ WiMAXをおすすめします。

     

    メリットB:キャッシュバックを早く受け取れる

    UQ WiMAXのキャッシュバックは、早ければ契約の翌月には支払われます。

     

    多額のキャッシュバックがもらえるプロバイダとして有名なのはGMOとくとくBBですが、支払いは約1年後とかなり先なので受け取るための手続きを忘れがちです。

    • UQ WiMAX:申し込みの翌月
    • BIGLOBE WiMAX:申し込みの翌月
    • GMOとくとくBB:約1年後

    そもそもキャッシュバックを導入しているプロバイダは少ないですが、UQ WiMAX同様にBIGLOBE WiMAXも翌月には受け取ることができます。

     

    案内も早いので、手続きを忘れるリスクは少ないです。ただし、案内はメールで届くため迷惑メールを設定しているなら、「@dsg.uqc.jp」のドメインを受信設定しておきましょう。

     

    UQ WiMAXのキャッシュバックを受け取るための手順
    • UQ WiMAXのキャッシュバック専用ページから申し込む
    • キャッシュバックの案内メールを受信する
    • 案内メールに記載されたURLのページから指定の口座番号を入力する
    • 翌営業日までにキャッシュバック金額が振り込まれる

     

    以下の条件があるとキャッシュバックが受け取れないので、注意が必要です。

    • 案内メール受信から31日が経過
    • 月額料金未払いがある
    • 違うページからUQ WiMAXを申し込んだ
    • 案内メールを受信できない
    • 口座情報に誤りがある

    キャッシュバックを受け取るためには、案内メールを受信して早めに手続きを済ませましょう。

     

    メリットC:店頭で申し込める

    UQ WiMAXには「UQスポット」という実店舗があるため、店頭でもWiMAXを申し込めます。

     

    他社のプロバイダは店舗を持っていないことや店舗があっても少ないことが多く、WEB上での申し込みに限定されてしまいます。

    • UQ WiMAX:180店舗以上
    • Broad WiMAX:4店舗
    • BIGLOBE WiMAX:0店舗

    ※2019年11月時点

     

    BIGLOBEの場合、格安スマホの受け取りは260店舗以上(自社店舗ではない)で対応しているのですが、店舗展開を行っていないWiMAXは受け取りができません。

     

    UQ WiMAXの回答

    ※UQ WiMAXからの実際の回答

     

    UQ WiMAXは店舗数が多く、スタッフと対面で相談することも可能で在庫さえあればその日から使うことも可能です。ただし、キャッシュバックなどの特典が得られることはほとんどありません。

     

    メリットD:ルーター端末の発送が早い

    WEBから申し込みをしても、UQ WiMAXなら最短で当日には発送してくれます。他社のプロバイダと比べても、早い部類に入ります。

    • UQ WiMAX:最短即日
    • Broad WiMAX:最短即日
    • BIGLOBE WiMAX:最短翌日

    通信サービスはすぐに使いたくなるものですが、発送が早いUQ WiMAXならすぐにインターネットが使えるようになります。

     

    「機器配送手配完了のご案内」というメールで配送会社の問い合わせ番号が送信されるので、ルーター端末(以下、端末)の配送状況を把握することが可能です。

     

    端末の発送が早いことも、UQ WiMAXのメリットといえます。

     

    メリットE:無料で公衆無線LANサービスを利用できる

    UQ WiMAXを契約すると、オプションの「UQ Wi-Fiプレミアム」を無料で利用できます。

     

    UQ Wi-Fiプレミアムとは、駅、列車、空港などのUQ Wi-Fiエリアに加えて「株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Win2)」のアクセスポイントなどが利用できます。

     

    他社プロバイダは月額300〜400円ほどかかりますが、UQ WiMAXなら無料で使えるのです。ただし、使える場所は他社と比べて多くありません。

     

    UQ WiMAX Broad WiMAX BIGLOBE WiMAX
    サービス名 UQ Wi-Fiプレミアム Broad Wi-Fi BIGLOBE Wi-Fi
    使える場所 全国13,000箇所以上 全国47,790箇所 全国83,000箇所
    月額料金 無料 362円 250円

    UQ Wi-Fiプラミアムを活用すれば、新幹線の中や空港といったWiMAXの電波が届きにくい場所でもインターネットに接続することができます。無料で公衆無線LANサービスを使いたい人にも、UQ WiMAXがおすすめです。

     

    UQ Wi-Fiプレミアムの利用方法

    使用方法は、2とおりあります。

    • 「UQ Wi-Fiコネクト」を利用する
    • WEBブラウザからログインする

    UQ Wi-Fiコネクトは、スマホやパソコンにインストールして使用します。設定方法は、UQコミュニケーションズの公式サイトを参照してください。

     

    メリットF:サポート体制がしっかりしている

    回線元ならではの手厚いサービスも大きな魅力です。

     

    電話での問い合わせは、年中無休で受付時間も長くフリーダイヤルなので通話料もかかりません。他社のプロバイダと比較しても、サポートが充実していることがわかります。

     

    UQ WiMAX Broad WiMAX BIGLOBE WiMAX
    受付日 365日 月〜土曜日/年末年始除く 365日
    受付時間 9:00〜21:00(12時間) 11:00〜18:00(7時間) 9:00〜18:00(9時間)
    通話 フリーダイヤル IP電話 フリーダイヤル、固定電話
    フリーダイヤル 携帯、PHS対応 - 携帯、PHS不可

    サポート力の高いBIGLOBE WiMAXよりも受付時間は長く、しかも携帯電話やPHSからフリーダイヤルに電話をかけることも可能です。サポートセンターに連絡するとき、安い費用で利用できます。

     

    電話のサポートが充実していることも、UQ WiMAXならではのメリットです。

     

    メリットG:当日の解約に対応している

    UQ WiMAXは電話ひとつで当日中の解約が可能で、月の途中なら日割計算で清算されます。ほとんどのプロバイダが「申し込みした日の月末まで」で、日割計算されません。

    • UQ WiMAX:当日
    • Broad WiMAX:当月解約(25日まで)
    • BIGLOBE WiMAX:当月解約

    「今すぐ他社に乗り換えたい」「出張先は固定回線が利用できる」など、急に解約するべき理由ができてもUQ WiMAXなら問題ありません。当日の解約に対応していることも、UQ WiMAXならではのメリットです。

     

    メリットH:「Try WiMAX」でお試しができる

    UQ WiMAXなら、15日間無料でお試しできる「Try WiMAX」が利用できます。端末は最新のものも貸出されているほか、UQ mobileを同時に試すことも可能です。Try WiMAXを利用する人は必見!申し込み方法や注意点を解説

     

    他社プロバイダを含むWiMAXは、初期契約解除制度を利用すれば8日間のお試しができます。しかし、中にはBIGLOBE WiMAXのように、端末まで返却できないプロバイダもあるのです。

     

    ※初期契約解除:クーリングオフのような制度で、契約者の都合でも8日以内なら返却できる

     

    tryWiMAX

     

    「エリア判定は〇でも電波が届くかわからない」「通信速度が遅かったら使いたくない」という人は、いきなり契約するのではなくTry WiMAXで試してみると良いでしょう。

     

    ただし、Try WiMAXの「15日間」というのは端末の「発送日」と「返却日」も含まれているので、お試し時は使用期間の経過に注意してください。Try WiMAXでお試しができることも、UQ WiMAXのメリットです。

     

    メリットI:障がい者は「ハート割プラン」を利用できる

    障がい者手帳や療育手帳など障がい者であることを証明できるものがあれば、月額料金が割引になる「ハート割プラン」を利用できます。他社のプロバイダには、同様のプランはありません。

     

    「ハート割」が適用されたときの月額料金は、以下のとおりです。

     

    契約条件 月額料金
    2年「自動更新あり」 3,499円
    2年「自動更新なし」 3,499円 ※25ヶ月目以降は4,050円
    契約条件なし 4,050円

    ただし、契約期間を2年にしないと割引が適用されないので契約時は注意が必要です。なお、他社のプロバイダには、同様の割引はありません。

    • UQ WiMAX:あり
    • Broad WiMAX:なし
    • BIGLOBE WiMAXなし

     

    障がい者は「ハート割プラン」が利用できることも、UQ WiMAXのメリットです。

     

    メリットJ:オプションサービスが豊富

    UQ WiMAXには、13種類のオプションが用意されています。

     

    オプションサービス名 月額料金
    端末補償サービス 380円
    端末あんしん補償 500円
    WEBROOT/カスペルスキー/マカフィー 500円
    InterSafe Personal/i-フィルター 特別価格
    UQ Wi-Fiプレミアム 無料
    グローバルIPアドレスオプション 96円
    おまかせサポート 350円
    U-NEXT(ユーネクスト) 1,990円
    RecMusic 891円
    music.jp 500円
    パソコンソフト使い放題 500円
    HANGAME(ハンゲーム) 200円
    請求書発行オプション 100円

    補償オプションひとつとっても数が多く、音楽やパソコンソフトといったエンタメ系も充実していることがわかります。自分に合ったオプションを選択すれば、契約中はずっと楽しめます。

     

    オプションサービスが豊富なことも、UQ WiMAXのメリットです。

     

    UQ WiMAXを利用するデメリット

    • ギガ放題プランしか選べない
    • 初期費用が高額
    • 利用料金が他社プロバイダよりも高い
    • キャッシュバックの金額が安い
    • キャッシュバック特典があることを見逃しやすい
    • 支払方法が少ない

     

    下記から、詳しく説明していきます。

     

    デメリット@:ギガ放題プランしか選べない

    契約期間の選択肢は豊富なUQ WiMAXですが、容量はギガ放題しか用意されていません。

     

    他社プロバイダの場合は7GBプランも用意されていることがほとんどで、ほかに用意されていないのはBIGLOBE WiMAXぐらいです。

     

    UQ WiMAX BIGLOBE WiMAX Broad WiMAX GMOとくとくBB
    7GBプラン × ×
    ギガ放題プラン

    ギガ放題プランよりも7GBプランのほうが、月額料金は安く設定されています。「通信量はあまり多くないから月額料金は安いほうがいい」という人には、ギガ放題プランは向きません。

     

    UQ WiMAXは、ギガ放題プランしか選べないことがデメリットです。

     

    デメリットA:初期費用が高額

    ルーター端末の代金15,000円も支払わなければならないからです。

     

    従来のモバイル市場は、「端末代金と通信料金が一体化し、利用者に分かりにくく不公平」と指摘されていました。電気通信事業法改正により、「通信料金と端末代金の完全分離」が定められました。

     

    これにより、契約事務手数料3,000円と端末代金15,000円を合わせて18,000円もの初期費用が必要です。契約期間は短い分、他社プロバイダよりも初期費用は高額であるといえます。

     

    端末料金
    • UQ WiMAX:18,000円
    • Broad WiMAX:3,000円
    • BIGLOBE WiMAX:3,000円

     

    BIGLOBE WiMAXも本体買取だが分割払い(クレジットカード払い)と一括払い(口座振替払い)を選べる

     

    「たとえ長期契約でも、できるだけ初期費用は抑えたい」という人には、初期費用がかからない他社プロバイダのほうが向いています。初期費用が高額であることも、UQ WiMAXのデメリットです。

     

    デメリットB:利用料金が他社プロバイダよりも高い

    UQ WiMAXは初期費用や月額料金が高いので、総額では高額です。契約期間が短く違約金が安くても、他社プロバイダより費用は高くなってしまいます。

     

    2年間の総額
    • UQ WiMAX:108,120円
    • Broad WiMAX:83,494円(2年経過時点)
    • BIGLOBE WiMAX:88,520円

    ※初期費用や割引を含めた料金で計算

     

    総額でみると、他社プロバイダより20,000〜25,000円ほどUQ WiMAXのほうが高いことがわかります。長期間の契約を検討している場合、他社プロバイダのほうが安く利用できるのです。

     

    利用料金が他社プロバイダよりも高いことも、UQ WiMAXのデメリットといえます。

     

    デメリットC:キャッシュバックの金額が安い

    UQ WiMAXのキャッシュバックは、3,000円しかありません。そもそもキャッシュバックを設定していないプロバイダも多いのですが、特典のあるプロバイダの中では少ない部類に入ります。

     

    キャッシュバック金額の比較
    • UQ WiMAX:3,000円
    • BIGLOBE WiMAX:10,000円
    • GMOとくとくBB:31,000円

     

    「どうせならキャッシュバックは多くもらいたい」という人は、BIGLOBE WiMAXやGMOとくとくBBのほうが良いでしょう。キャッシュバックの金額が少ないことも、UQ WiMAXのデメリットです。

     

    デメリットD:キャッシュバック特典があることを見逃しやすい

    UQ WiMAXのキャッシュバック特典を受けるには、専用のページからの申し込みが必要です。UQ コミュニケーションズの公式サイトからの申し込みでは、キャッシュバック特典をもらえません。

     

    一方で、他社プロバイダの多くは公式サイトからの申し込みが可能です。

    • UQ WiMAX:公式サイトに記載なし
    • BIGLOBE WiMAX:あり
    • GMOとくとくBB:あり

     

    各プロバイダのこうしきぺーじ

     

    多くの場合はプロバイダの公式サイトから申し込むので、専用ページの存在は気づきにくいといえます。また、契約したあとで専用ページの存在に気づいても、キャッシュバックは受けられません。キャッシュバック特典を見逃しやすいことも、UQ WiMAXのデメリットといえます。

     

    デメリットE:支払方法が少ない

    UQ WiMAXの支払方法は、2種類しかありません。

    • クレジットカード払い
    • 口座振替払い

    しかし、最近では口座振替も当たり前になりつつあります。

     

    UQ WiMAXのように2種類の支払いにしか対応していないプロバイダもありますが、多様な支払いに対応したプロバイダも存在するのです。

     

    プロバイダ 支払い方法
    UQ WiMAX/Broad WiMAX/BIGLOBE WiMAX

    ・クレジットカード
    ・口座振替

    So-net WiMAX

    ・クレジットカード
    ・口座振替
    ・NTT請求
    ・KDDI請求
    ・PC DEPOT請求(一部ユーザーのみ)

    GMOとくとくBB

    ・クレジットカード
    ・口座振替

    NTT請求やKDDI請求などを選択すれば、クレジットカードがなくてもスマホや固定回線、電気料金などとの一括請求が可能です。

     

    「クレジットカードがなくても一括請求にしてほしい」という人は、多彩な支払方法が用意されているプロバイダを選んだほうが良いでしょう。

     

    支払方法が2種類しかないことも、UQ WiMAXのデメリットです。

     

    UQ WiMAXの解約方法と解約手数料

    UQ WiMAXの解約方法は、2つあります。

    • 電話での解約:通話するのに支障がない人
    • メールでの問い合わせ:耳や言葉が不自由な人

    下記から、簡単に手順をご紹介していきます。

     

    1、電話での解約

    • 契約者情報を用意しておく
    • UQ お客さまセンターへ電話する
    • 解約の旨を伝える
    • オペレーターの指示に従って解約手続きを進める

    以下は、契約者情報とUQ お客さまセンターの詳細です。

     

    契約者情報とは?
    • 契約者名
    • 連絡先電話番号
    • 暗証番号もしくは生年月日/契約先住所

     

    UQ お客さまセンターの連絡先と営業時間
    • 連絡先:0120-929-818(フリーコール、携帯電話・PHS可)
    • 営業時間:9:00〜21:00(年中無休、盗難・紛失は24時間対応)

     

    2、メールでの解約

    • UQ WiMAXのお問い合わせフォームへアクセスする
    • 「お問い合わせ内容」の欄に解約したい旨を入力する
    • 問い合わせ内容を確認して送信する
    • UQ コミュニケーションズからの連絡を待つ
    • 連絡があれば指示に従って解約を進める

    なお、お問い合わせ内容の欄には「電話での問い合わせが困難であること」も記載するようにしてください。(記載がないとUQお客さまセンターから連絡が入るため)

     

    UQ WiMAXの解約手数料

    2年自動更新あり 2年自動更新なし 期間設定なし

    契約月:カウントせず
    1〜24ヶ月目:1,000円
    25ヶ月目:契約更新月 無料
    26〜49ヶ月目:1,000円
    50ヶ月目:契約更新月 無料

    契約月:カウントせず
    1〜24ヶ月目:1,000円
    25ヶ月目以降:契約期間終了 無料

    0円


    自分の更新月がいつかを知るには、ユーザーページである「My UQ」から確認できます。

     

    UQ WiMAXを契約する前に知っておきたい事

     

    ここからはUQ WiMAXのキャンペーンの話ではなく、実際に使ってみての感想を交えながらWiMAX2のプランや速度制限など、申し込む前に確認しておいた方がいいと私が思う事をまとめてみました。かなり長いので興味があるところだけ読んでみて下さい。

     

    1、UQ WiMAXの解約、自動更新のデメリット等
    2、WiMAX2の速度制限と制限への対策
    3、UQ WiMAXの2つの料金プラン どちらを選ぶべき?

     

     

     (例)So-netやBIGLOBEなど初月が無料のプロバイダで12月に契約した場合

     

    12月(契約月)は無料なのでカウントせず、利用1ヶ月目は1月となり、翌年の1月末までの解約時は手数料19,000円、翌々年の1月までの解約は14,000円、翌々年の2月中の解約が解約手数料無料の更新月です。

     

    また、UQ WiMAXやBroad WiMAXのように初月から料金が日割りでかかる場合、12月に契約したなら翌々年の1月が更新月です。

     

    契約更新月を忘れた方は、インターネット上なら「my UQ」、またはサポートに電話をして確認ができます。解約金がかかってしまうのはもったいないので、更新月は必ず把握しておきましょう。

     

    解約する月の月額は日割ではなく、1ヶ月分かかります。
    当月中であればいつ解約手続きをしても1ヶ月間使えますので、私は忘れないうちに月の早めに手続きをするようにしています。

     

    WiMAX2は2年間の自動更新ですので、更新月に解約をしないと新たに2年契約を結ぶことになります。4年間使い続けても構わないという方でも、取りあえず契約更新月に一度解約する事を奨めます。理由は以下の通りです。

     

    解約して再契約したい方、自動更新を考えている方へ

     

    UQ WiMAXを解約して再契約する事は可能ですが、個人的にはメリットが薄いと思っています。

     

    再契約する場合、WiMAX2のデータ端末を新たに買う必要がありますし、UQ WiMAXのキャンペーンが使えません。WiMAX2はUQ WiMAX以外にもプロバイダがあり、それぞれが新規入会のキャンペーンを行っています。

     

    もし、WiMAX2を継続して利用したいのであれば、
    UQ WiMAX以外のプロバイダを使い、キャッシュバックなどのキャンペーンを付けて申し込んだ方がいいでしょう。

     

    WiMAX2 主要プロバイダのキャンペーン、月額料金等

     

    自動更新して同じ端末をもう2年間使いたい方に関しても同様で、UQ以外のプロバイダから申し込んだ方が上記の理由で金銭的なメリットがありますし、WiMAX2は毎年新しい端末がリリースされ、ルーターの質が上がっています。

     

    古いルーターを使い続けるより、新しい端末をキャンペーンを付けて使った方がいいと思います。

     

    <UQ WiMAX 今月の申し込み特典を確認する>

     

     

    WiMAX2の速度制限(利用制限)に関して

     

    速度制限を表にまとめると

     

    WiMAX2はプランと利用エリアによって速度制限の基準が変わります。

     

    プラン

    WiMAX
    (WX01、WX02)

    WiMAX2
    (WX02、W01、W02、W03)

    auLTE
    (W01、W02、W03)

    フラットツープラス 制限なし 月間7GB 月間7GB
    ギガ放題 制限なし

    月間制限はなし
    3日で3GBの利用で制限

    月間7GB

     

    速度制限に関する注意点

     

    1、フラットツープラスではWiMAX2とauLTEの合計で7GBを超えると速度制限が入る

    2、月間の速度制限はその月の月末まで

    3、ギガ放題プランでもWiMAX2エリアとauLTEの合計で3日の間に3GB以上使うと速度制限

    4、3日の速度制限は翌日の昼から翌々日の昼まで(1日)で解除

    5、3日で3GBの制限がかかった際のスピードはYoutubeの標準動画が見られる程度

     

    ギガ放題プランでも3日で3GBの制限が始まった2015年4月以降、クレームが相次ぎインターネット上ではいわゆる炎上をしたことがありました。

     

    私は3日間3GB の利用で制限が入る事は契約時(2015年2月)の段階で聞いていたので特に気になりませんでしたが、電車やWEB上の広告を見ると確かに当時は「制限なし」と書かれていましたので、景品表示法に引っかかりかねない部分があったようにも感じます。

     

    特に自宅の固定回線を解約して、WiMAX2で全てのWi-Fi機器のネット回線をまかなおうとした人にとってはダメージがあったのかなと思います。

     

    速度制限の解決策:WiMAX2を自宅の固定回線の代わりに使いたいのであれば

     

    WiMAX2に速度制限がかかってもWiMAX回線は一切制限がありません。
    ですので、データ通信量を気にせず使いたい方はまず、WiMAXエリアに対応した端末(HWD15、WX01、WX02、NAD11)を契約するといいでしょう。

     

    前述の通りWiMAXエリアは一切制限がありませんので、特にスピードが不要な作業(メールの確認や軽めの動画など)はなるべくWiMAXを使う。また、HD動画などデータ通信量を食う作業も時間はかかるが敢えてWiMAXを使う。もしくはデータ通信量を使う重い作業にはWiMAX2を使い、WiMAX2の制限が入ったタイミングでWiMAXに切り替える。

     

    また、UQ WiMAXから契約した場合、UQ Wi-Fiプレミアムを使う事ができます。UQ Wi-Fiプレミアムは利用制限は一切なくスピードもWiMAXより出るため、UQ Wi-Fiが使える場所では積極的に使う。

     

    現状ではこれくらいしか3日3GBの制限を回避する方法はないでしょう。

     

     

    WiMAX2の速度制限は他のキャリアに比べると緩い

     

    現状、モバイルルーターやスマートフォン(格安SIM含む)など、外出先でインターネットに接続するサービスで速度制限がないサービスはありません。

     

    同じモバイルルーターで言えば、SoftBank(Ymobile)の305ZTが速度制限で大炎上しました。SoftBankは、速度制限なしをうたいながら、事前告知が一切ないまま突如3日で1GBの制限がかかりました。ここまでひどい例は珍しいですが、ドコモやauのスマホ(4GLTE)、モバイルルーター共に月間の速度制限と3日間の速度制限をダブルで設けています。

     

    また、WiMAX2は速度制限がかかった状態でもYoutubeの標準画質の動画が見られる程度のスピードは実際に出ます。私も何度か速度制限を受けていますが、その状態でネットサーフィンやLine、Skype等の無料通話アプリを使う分にもそこまで問題は出ません。HD動画はさすがに無理ですが・・

     

    WiMAX2以外のキャリアは速度制限時のスピードが最大0.128Mbpsまで落ちますので、実際は0.128Mbpsも出ません。このスピードですと、ネットサーフィンにもかなりのストレスがたまりますし、動画は見られません。体感では20年前のダイヤルアップより遅いです。

     

     

    ギガ放題とフラットツープラスどちらを選ぶべきか?

     

    ギガ放題とフラットツープラスの違い

     

    速度制限のところでも書きましたが、UQ WiMAXは申し込む時に、ギガ放題とフラットツープラスの2つのプランから選ぶことができます。

     

    この2つの違いをざっくりと言うと、フラットツープラスは月間の速度制限(7GB)がある代わりに月額が安く、ギガ放題は月間の速度制限がない代わりに月額が少し上がります。ギガ放題、フラットツープラスの料金と速度制限表

     

    どちらを選ぶべきか?

     

    申し込みから3ヶ月間はギガ放題も、フラットツープラスも月額が同じですので、申し込み時はギガ放題を選び、実際に3ヶ月使ってみてWiMAX2の利用量が7GBを超えるようならギガ放題を継続、そうでなければフラットツープラスに変更が合理的です。

     

    自分が現在使ったデータ利用量は端末によっては端末の操作画面で確認できますし、my UQやサポートセンターに問い合わせれば確認が取れます。

     

    また、ギガ放題とフラットツープラスのプラン変更は月ごとに無料でできますので、通常はフラットツープラスでコストを押さえて、今月は使いたいという月はギガ放題に変更という事もできます。

     

     

    フラットツープラスに向いている人

    • 月間のデータ通信量が7GB以下だった人
    • WiMAXエリアを頻繁に使う人
    • auLTE対応のモバイルルーターでauエリアを使う人

     

    WiMAXエリアは速度制限が一切ありません。
    ですので、WiMAXエリアをメインに使い、WiMAX2エリアは7GB行かなかったり、WiMAX2で7GBを超えたらWiMAXを使うので問題ないという方はフラットツープラスでいいと思います。

     

    また、au対応ルーター(W01、W02、W03)で、auLTEの利用をする月はフラットツープラスに変更する事を個人的には奨めます。理由はギガ放題でもauLTEを利用した月はWiMAX2とauLTEの合計で7GBを超えると速度制限の対象になるためです。

     

    上記以外のいわゆるヘビーユーザーの方はギガ放題で問題ないと思います。ただし、ギガ放題も3日で3GB以上の利用で制限が入ります。特にPCでHD画質の動画をよく見る方はWiMAX2ではなくWiMAXで見るか、もしくはコストがかかりますが固定回線を自宅に引く事を奨めます。

     

    <3GBでできる事>

    3gb

    ※UQ WiMAXの公式サイトより画像引用

     

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