BIGLOBE WiMAXの評判と2年利用して感じた申込み時の注意点

最終更新日：2019年11月14日

 

BIGLOBE WiMAXは、インターネット光回線などで有名なプロバイダ（ISP）であるビッグローブが展開するWiMAXサービスです。

 

私もBIGLOBE WiMAXを過去に数年利用しましたが、一度もトラブルがなかったプロバイダです。BIGLOBE最大の売りは1年契約の自動更新なしのプランでしょう。現在WiMAXのプロバイダで1年契約に対応しているプロバイダは知る限りありません。

 

また、1年契約でもキャッシュバックが1万円つきます。ただし、ルーター端末の料金（19,200円）がかかる事に留意が必要です。

 

1カ月当たりの料金では3年契約のGMOとくとくBBやBroad WiMAXより高くつきますが、契約期間の短さは群を抜いていますので、十分に競争力があるプロバイダになった印象です。

 

 

BIGLOBE WiMAXのキャンペーン特典

• 1年契約の自動更新なし
• キャッシュバック10,000円
• 契約月の月額料金が無料

 

料金表

初期費用	月額	キャッシュバック	契約期間	1年間の利用料金合計	1年以内の解約違約金
3,000円	4,780円	10,000円	1年	50,360円	1,000円

※月額は3980円＋端末料金800円の合計です。

 

BIGLOBEに限らずWiMAX2のキャンペーン特典は月によって替わります。タイムリーなキャンペーン状況は公式サイトのキャンペーンページで確認してみて下さい。

 

 

BIGLOBE WiMAXの利用者の口コミ

 

クラウドソーシングサービスで実際にBIGLOBE　 WiMAXを利用した方の評判を集めました。

 

 

 

 

 

BIGLOBE WiMAX　SNS上での評判

実際の評判はどうなのか、口コミサイトを参考に調査してみました。回線速度は大手であれば、どのプロバイダを選んでも理論上は同じなので、ここでは口コミがとくに多かった、料金・サポート体制についての評価を検証したいと思います。

• BIGLOBE WiMAXの良い評判
• BIGLOBE WiMAXの悪い評判

下記から順番に、詳しく見ていきましょう。

 

2-2 BIGLOBE WiMAXの良い評判

 

口座振替できるプロバイダーは、ブロードWiMAXかビッグローブWiMAXくらいですからな。カードが無難

— XHRIST社長 (@XHRIST009) 2017年1月22日

 

BIGLOBE解約する前に別でUQ WiMAXのホームルーター契約して使い始めたら、BIGLOBEの解約窓口のおばさんに「BIGLOBEから乗り換えたら違約金もかかりませんでしたのに…」ってめっちゃ残念がられた。悔しいからもう遅いんでいいですって強がった。情弱は俺だった

— ヨーイチコイズミ (@yoichikoizumi) 2019年11月7日

 

クレジットカードにしか対応していないプロバイダも多いですが、BIGLOBEは口座振替にも対応しています。プロバイダ関係者に聞きましたが、口座振替の需要は案外あるらしいです。

 

また、BIGLOBEはWiMAXだけでなく光回線や格安SIMなども取り扱っているため、場合によっては違約金がかからないこともあります。乗り換えを検討している人は、一度BIGLOBEの窓口へ相談してみてください。

 

＜カスタマーセンター＞

• 0120827193
• 0366314602

受付：9:00〜18:00(年中無休）

 

2-3 BIGLOBE WiMAXの悪い評判

 

 

新プランから「月額利用料金が高くなってしまった」という意見が多く寄せられていました。

 

「3年契約」が主流になりつつあったWiMAXにおいて契約期間が1年へと短縮されたことで、プロバイダがユーザーを長期間囲い込む事ができないため、利益を取れないため月額が高くなったのでしょう。
キャンペーン含めて利用料金が安い3年契約か、単月では高くなるが1年で解約できるBIGLOBE。双方にニーズがあると思います。

 

速度に関する不満もあった

また、「回線速度が遅い」という意見もありました。これはおそらくBIGLOBEの問題ではない可能性が高いですが、端末が電波を拾っていないようなら、「自宅の玄関や窓際」においてみたり「パラボラアンテナ」を設置してみたりすると、改善できることがあります。

 

※パラボラアンテナ：皿のような形状のアンテナのこと

 

スマホやパソコンといった通信機器側が電波を拾っていないなら、USBケーブルやクレードルを使った有線接続をすることで改善できます。※クレードル：充電器として使えたり有線接続できたりする拡張機器のことで、各機種専用のものを購入する必要がある（別途3,686円）

 

キャッシュバックの受取に関する不満は少ない

GMOとくとくBBなどの口コミでよく見かけるた「キャッシュバックが受け取りにくい」などの口コミはとくに見られませんでした。

 

料金に関してはたしかに最安値ではなく、キャッシュバック、月額割引共にBIGLOBEよりも料金が安いプロバイダはあります。WiMAX　各プロバイダのキャンペーン特典と料金一覧表

 

ただ、WiMAX系のプロバイダの一部は一度キャンペーンを使うと2度目は使えないところもありますので、2回目以降の契約先としては十分候補に入るかなと思います。

 

サポート体制に関する評価・口コミ

 

BIGLOBE WiMAXは大手のプロバイダなので、その分サポートが手厚いのが特徴。サポート体制に関しては「電話が繋がりにくい」という口コミはありましたが、対応が悪かったというものはなく、ほとんどが高評価でした。

 

私も利用していましたが、電話は時間を考えないとたしかにつながりづらいです。ただ、現在は公式サイトにチャットボックスがあり、そこから質問や問い合わせはできますし、折り返し電話の予約を入れる事もできますので、電話がつながらないデメリットはある程度解消された印象です。

 

キャッシュバックの受取の件で問い合わせをしたことがありますが、サポートの方の対応はとても丁寧で手続き方法を１つ１つ教えてくれて問題なく受取ができました。

 

総合的な評判

 

総合点は3.20。飛びぬけて何かが良い！というわけではありませんが、特別悪い点もなく……。トータルでみるとまずまずといったところでしょうか。個人的には、サポート体制がしっかりしているという点はかなり魅力的に感じました。

 

BIGLOBE WiMAXを利用するメリット

• 月額料金は初月無料
• 他社より利用料金が安い
• キャッシュバックの支払いが早い
• 契約期間が短い
• 違約金が安い
• 発送が早い
• サポートが手厚い
• auやUQ mobileのスマホ代が割引される
• オプションサービスが充実

下記から、詳しく説明していきます。

 

メリット�@：月額料金は初月（契約した月）無料

サービス開始月は登録手数料などの費用がかかるため、「初期費用を減らしたい」という人には初月（契約した月）無料のプロバイダをおすすめします。他社プロバイダのサービス開始月は日割り計算で請求している場合がほとんどなのですが、BIGLOBE WiMAXなら0円です。

• BIGLOBE WiMAX：0円
• UQ WiMAX：日割
• Broad WiMAX：日割
• GMOとくとくBB：日割

 

 

BIGLOBEの利用料金は、毎月月末に締めて翌月に請求します。つまり、1日に申し込むことで一ヶ月間まるまる無料で使えるためお得です。月額料金が初月無料であることは、BIGLOBE WiMAXのメリットです。

 

メリット�A：2年契約ありの他社より安い

「できるだけ安くWiMAXを使いたい」という人には、BIGLOBE WiMAXが最適です。

 

契約年数を2年としたとき、同じ契約年数の他社プロバイダと比べても格安であることがわかります。（BIGLOBE以外に1年契約のプロバイダがなく、BIGLOBEも本体代金の支払いもあるため2年間の総額で比較）

 

	BIGLOBE WiMAX	UQ WiMAX	Nifty WiMAX
初期費用	3,000円	18,000円	3,001円
月額	3,980円	3,880円	1〜2ヶ月：3,670円 3〜24ヶ月目：4,350円
キャッシュバック	▲10,000円	-	-
2年間総額	88,520円	111,120円	106,041円

• ※Nifty WiMAXは2年プランを選択
• ※2年間総額にはキャッシュバックや割引などを含む
• ※初月の利用料は除く

 

2年契約が選べる他社プロバイダよりも20,000円前後も安いので節約にもなりますし、1年で解約する事もできる（その場合はルーター端末の残債9,600円が必要）ので選択肢が広いです。

 

メリット�B：キャッシュバックの支払いが早い

「キャッシュバックの受け取りを忘れそう」という人には、BILOBE WiMAXをおすすめします。

 

サービス開始の翌月には、キャッシュバックを受け取ることができるからです。キャッシュバックを導入している他社プロバイダと比べて、早いタイミングで受け取ることができます。

 

たとえば、GMOとくとくBBのキャッシュバックを受け取れるのは約1年後で、申し込みの受付期間は30日と長くありません。BIGLOBE WiMAXなら翌月に受け取れるうえ、45日も申し込み期間があります。

 

 

引用：BIGLOBE WiMAX2＋公式サイト

 

以前はBIGLOBE WiMAXも契約から13ヶ月目にならないと手続きできず、「WEB広告限定ページ」からの申し込みが必須でした。今では、簡単にキャッシュバックが受けられるようになったのです。

 

メリット�C：契約期間が1年間

最大のメリットだと思います。

 

「縛りが嫌い」という人にも、BIGLOBE WiMAXをおすすめします。他社プロバイダの多くは契約期間を2年から3年へと延長していますが、BIGLOBE WiMAXは3年から1年へと短縮しているからです。1年という契約期間は、他社プロバイダと比べて短いといえます。

• BIGLOBE WiMAX：1年
• GMOとくとくBB：3年
• So-net WiMAX：2〜4年

1年間の契約なら、新しい端末が出たり、他社の回線にも手軽に乗り換えることができます。

 

ただし、更新月の解約で違約金は発生しなくてもクレジットカードの場合は本体代金の支払いは残っているので、解約時は注意が必要です。詳しくは、デメリット�Dで後述します。

 

契約期間が短いことも、BIGLOBEのメリットです。

 

メリット�D：違約金が安い

「違約金は安いほうが良い」という人には、BIGLOBE WiMAXが向いています。モバイルWiFiのプロバイダの多くは高額な違約金を設定しているケースが多いのですが、BIGLOBEの違約金は1,000円しかかかりません。

 

	BIGLOBE WiMAX	GMOとくとくBB	So-net WiMAX
違約金 （更新月以外）	一律1,000円	1〜24ヶ月目：24,800円 25ヶ月目以降：9,500円	1〜12ヶ月目：19,000円 13〜24ヶ月目：14,000円 25ヶ月目以降：9,500円

違約金が安いので、契約期間中であっても3年／4年縛りの契約より解約しやすいといえます。BIGLOBE WiMAXは違約金が安いことも、メリットのひとつです。

 

メリット�E：発送が早い

「早くWiMAXを使いたい」という人にも、BIGLOBE WiMAXがぴったりです。最短で即日には発送してもらえるため、他社のプロバイダより対応が早いといえます。

 

• BIGLOBE WiMAX：最短当日
• UQ WiMAX：おおむね1週間以内
• So-net WiMAX：最短翌日

※北海道・九州＋1日

 

固定回線の場合は工事が必要なので1週間から1ヶ月ほどの期間を要することがありますが、BIGLOBE WiMAXならすぐにインターネットを使うことができます。

 

ルーター端末の発送は代引きにも対応しているので、商品が手元に届くのを確認できて安心です。ただし、お住まいの地域によっては利用できないので別の支払方法を選ぶ必要があります。

 

メリット�F：サポートが手厚い

「WiMAXの利用が初めて」という人にも、BIGLOBE WiMAXをおすすめします。電話、WEBなど複数の問い合わせに対応しているので、初心者でも安心して利用できるからです。

 

問い合わせの種類	連絡先	受付時間
インフォメーション	0120-86-0962 03-6385-0962※	9:00〜18:00 365日
テクニカルサポート	0120-68-0962

※携帯電話、PHS、IP電話の場合

 

特筆すべきは、コールセンターです。フリーダイヤルだけでなく携帯電話用の電話番号も完備しているうえ、年中無休で受付けています。

 

「サービス内容や各種変更」はインフォメーション、「接続設定やメール設定といった技術内容」はテクニカルサポートなど、各分野に特化したサポートが受けられることも魅力です。

 

WEBの場合は、各項目から問い合わせ内容を選んだあとに必要事項を入力して送信して、BIGLOBE WiMAXからの返答を待ちます。サポートが手厚いことも、BIGLOBE WiMAXのメリットです。

 

メリット�G：auやUQ mobileのスマホ代が割引される

auやUQ mobileのスマホを持っている人は、BIGLOBE WiMAXがお得です。auのスマホを所有していれば「auスマートバリューmine」、UQ mobileのスマホなら「ギガMAX月割」が適用されるため、スマホ代が割引されます。

 

	特典
auスマートバリューmine	・auのスマホ代を1,000円／月割引 ・LTEオプション1,005円／月が無料
ギガMAX月割	・UQ mobileの基本使用料を300円／月割引

※LTEオプション（au 4G LTE）：ハイスピードプラスエリアモード

 

「auスマートバリューmine」は、近くのauショップやKDDIお客さまセンターで申し込めます。「ギガMAX月割」は、BIGLOBE WiMAXとUQ mobileを同一名義にして対象プランに加入することが適用条件です。

 

【対象プラン一覧】

	BIGLOBE WiMAX	UQ mobile
対象プラン	全プラン	・おしゃべりプランS／M／L（2年） ・ぴったりプランS／M／L（2年） ・おはなしプランS／M／L（2年） ・スマホプランS／M／L

WiMAXルーターだけでなくスマホ代まで安くなることが、BIGLOBE WiMAXのメリットです。

 

メリット�H：オプションサービスが充実

「万が一の事態に備えたい」という人には、オプションの加入がおすすめです。BIGLOBE WiMAXには、以下のオプションが用意されています。

 

オプション名	オプション内容	月額料金
インターネットサギウォール	インターネット詐欺の危険性の高いウェブサイトを警告するソフトで、日本特有の詐欺サイトも自動で検出	300円
パスワードマネージャー月額版	パスワード管理＋ウイルス対策ソフト	157円

どちらのオプションもサービス開始後でも使えるので、予算に都合がついたときやセキュリティに対する意識が変わったときなど、好きなタイミングに利用できます。

 

オプションサービスが充実していることも、BIGLOBE WiMAXのメリットです。

 

BIGLOBE WiMAXを利用するデメリット

• BIGLOBEの接続サービスも契約しないと申し込めない
• 旧プランから新プランへ変更できない
• ハイスピードプラスエリアモードは有料
• 端末代が有料
• 端末は初期契約解除の対象外
• 支払いの選択肢が少ない

 

下記から、詳しく見ていきましょう。

 

デメリット�@：BIGLOBEの接続サービスも契約しないと申し込めない

BIGLOBE WiMAXを利用するには、「BIGLOBE WiMAX」のほかにBIGLOBEの接続コースを契約しなければなりません。BIGLOBE接続サービスとは早い話が、プロバイダ利用料です。

 

最安値の接続コースである「ベーシックコース」でも、月額200円がかかります。

 

ただし、BIGLOBE会員（他のBIGLOBEのサービスを利用している方）なら毎月200円が割引されるので、ベーシックコースの加入なら月額200円の月額料金は相殺されます。

 

 

引用：BIGLOBE WiMAX2＋公式サイト

 

プロバイダ利用料はほとんどのプロバイダが取っていますので、デメリットではありますが仕方ない部分だと思います。

 

デメリット�A：旧プランから新プランへ変更できない

2019年11月時点では、「旧プランから新プラン」「新プランから旧プラン」への変更はできず、「旧プランから旧プラン」への変更しか対応していません。以下は、変更可能な旧プランの一覧です。

• Flat ツープラス
• Flat ツープラス auスマホ割（2年）
• Flat ツープラス（3年）
• Flat ツープラス ギガ放題（3年）
• Flat ツープラス auスマホ割（3年）
• Flat ツープラス ギガ放題 auスマホ割（3年）

「1ヶ月単位で料金プランを変更できる」「プラン変更でも違約金が発生しない」ことも大きな特徴だったのですが、現段階でのプラン変更は「旧プラン⇔旧プラン」限定です。

 

「3年縛りは長い」「違約金が高い」という理由から、2年／3年契約の旧プランから1年縛りの新プランに切り替えたい」と思っても、プランを変更することはできません。

 

ただし、公式サイトには現在準備中との記載があるため、いずれ変更できるようにはなる可能性はあります。また、旧プランから新プランへの変更を認めないあたりに、旧プランがどれだけ利益を出しいていたのか推測ができます。

 

引用：BIGLOBE WiMAX2＋公式サイト

 

旧プランから新プランへの変更ができないことも、BIGLOBE WiMAXのデメリットです。

 

BIGLOBE WiMAXの新プランはギガ放題のみ

BIGLOBE WiMAXの新プランには、旧プランにはあった「7GBプラン」もありません。

 

他社プロバイダの場合は、ギガ放題だけでなく7GBプランも用意されていることがほとんどです。ただし、契約期間が短いプロバイダでは、7GBプランを用意していない傾向があります。

 

＜7GBプランの有無＞

• BIGLOBE WiMAX：なし（契約期間1年）
• UQ WiMAX：なし（契約期間2年）
• Broad WiMAX：あり（契約期間3年）
• GMOとくとくBB：あり（契約期間3年）

ギガ放題プランは、7GBプランよりも価格が高く設定されています。つまり、契約期間中に自宅が固定回線を契約した場合など「インターネットをあまり使わなくなったから安いプランにしたい」と思っても、プラン変更はできないのです。

 

新プランはギガ放題だけということを、BIGLOBE WiMAXを契約するまえに知っておきましょう。

 

デメリット�B：ハイスピードプラスエリアモードは有料

ハイスピードプラスエリアモードを使った月は、1,005円のLTEオプション料が必要です。

 

他社プロバイダでも2年契約では有料、3年契約では無料としていることが多いため、1年契約のBIGLOBE WiMAXも同オプションは有料になってしまいます。

	BIGLOBE WiMAX	UQ WiMAX	Broad WiMAX	Nifty WiMAX
オプション料	1,005円	1,005円	無料	3年プラン：無料 2年プラン：1,005円
契約期間	1年	2年	3年	2年／3年

建物内や山岳地帯などにいてWiMAXの電波が悪く、一時的にハイスピードプラスエリアモードを使ったとしても、その月はオプション料金が加算されるのです。

 

※高周波数帯域を使用するWiMAX2＋の電波は「障害物に弱くエリアが狭い」、LTEは「障害物に強くエリアが広い」という特性がある（ただし、高周波数帯域は高速通信が可能といったメリットもある）

 

「auスマートバリューmine」に加入している場合は例外で、ハイスピードプラスエリアモードの使用は無料になります。

 

 

引用：BIGLOBE WiMAX2＋公式サイト

 

ただし、ハイスピードプラスエリアモードは7GBの上限があり、超過すると「WiMAX回線も含め」翌月まで128Kbpsに制限されてしまうので、過度な使用には注意が必要しましょう。ハイスピードプラスエリアモードが有料であることも、BIGLOBE WiMAXのデメリットといえます。

 

デメリット�C：端末代が有料

BIGLOBE WiMAXは、機種を問わず19,200円の端末代金が必要です。他社プロバイダは無料になることがほとんどなので、BIGLOBE WiMAXは高額といえます。

	BIGLOBE WiMAX	UQ WiMAX	Broad WiMAX	GMOとくとくBB
端末代金	19,200円	15,000円	0円	0円
契約期間	1年	期間なし／2年	3年	3年

ただし、「本体代金が発生するプロバイダは契約期間が短い」という特徴があります。本体代金は0円でも契約期間が長い」というプロバイダと比較して、どちらが自分に合っているのか選ぶことが大切です。

 

端末代が有料であることも、BIGLOBE WiMAXのデメリットいえます。

 

本体代金は必ず発生する

新規だけでなくBIGLOBE WiMAXへの乗り換えでも、端末は購入しなければなりません。

 

BIGLOBE WiMAXは本体代金がかかるからといって、他社プロバイダの端末で契約することはできないのです。SIMカードを差し替えによる使用の可否は、BIGLOBE WiMAXでは保証していません。

 

 

引用：BIGLOBE WiMAX2＋公式サイト

 

ルーター端末代金は必ず発生することを知ったうえで、BIGLOBE WiMAXを検討しましょう。

 

端末代の支払い回数は選べない

端末代金は支払い方法によって回数が決められています。

• クレジットカード：毎月800円の24回払い
• 口座振替：現金一括払い

たとえば、「口座振替で分割払い」「クレジットカードで一括払い」を選ぶことはできません。口座振替を選択すると初期費用は高くなり、クレジットカードの場合、毎月800円の24回払い(2年間）です。
端末代の支払い回数が選べないことも、BIGLOBE WiMAX契約前に知っておきましょう。

 

解約時の端末代の支払い

クレジットカードの場合は、解約時に端末代の残金を支払わなければなりません。（口座振替は支払い済みのため残金の支払いはない）

 

BIGLOBE WiMAXの契約期間である1年を過ぎて解約しても、本体代残金を支払う必要があるのです。例えば1年利用後に解約した場合、違約金の1,000円は免れても、9,600円の残金の支払いが残ってしまいます。

 

結果的に解約時に発生する支払いを0円にしようと思えば、2年契約するしかありません。解約時は端末代残金の支払いがあることを知ったうえで、BIGLOBE WiMAXを検討してください。

 

デメリット�D：端末は初期契約解除の対象外

初期契約解除はクーリングオフのような制度のことで、契約から8日以内なら契約者都合であっても違約金なしで解約することができます。（ただし、使用した日数分の料金と契約手数料は発生）

 

他社プロバイダの多くは初期契約解除のときに端末も返却できるのですが、端末代金が有料であるBIGLOBE WiMAXは返却ができず、契約者の買取になってしまうのです。

 

	BIGLOBE WiMAX	UQ WiMAX	GMOとくとくBB	Broad WiMAX
本体の返却	不可（買取）	不可（買取）	可	可
契約期間	1年	期間なし／2年	3年	3年

契約期間が短いBIGLOBE WiMAXやUQ WiMAXは、端末買取であることがわかります。

 

平成27年5月22日施行の「電気通信事業法の一部改正する法律」により盛り込まれたのが初期契約解除制度ですが、基本的に「移動通信サービス」の端末まで解除することはできないのです。

 

 

引用：総務省ホームページ「総務省 電気通信サービスQ&Aより」

 

端末の返却や買取は各プロバイダの判断に委ねられている状態で、BIGLOBE WiMAXなら一括払いの場合は端末代金が返金されず、分割払いは残金を支払わなければならないのです。

 

同じく端末買取のUQ WiMAXには15日間無料で利用できる「Try WiMAX」がありますが、BIGLOBE WiMAXにはお試しプランなども用意されていません。端末は初期契約解除の対象外であることも、BIGLOBE WiMAXのデメリットです。

 

デメリット�E：支払いの選択肢が少ない

BIGLOBE WiMAXは、クレジットカード払いと口座振替にしか対応していないからです。支払方法が多いプロバイダもあるので、BIGLOBE WiMAXの支払方法は少ないといえます。

 

	BIGLOBE WiMAX	So-net WiMAX	GMOとくとくBB
支払方法	・クレジットカード ・口座振替	・クレジットカード ・口座振替 ・NTT請求 ・KDDI請求 ・PC DEPOT請求（一部ユーザーのみ）	・クレジットカード ・口座振替 ・請求書

他社プロバイダはスマホ料金と一緒に支払える「NTT請求」や「KDDI請求」、コンビニや銀行で支払える請求書払いも用意されています。支払方法の選択肢が少ないことも、BIGLOBE WiMAXのデメリットです。

 

5. BIGLOBE WiMAXの解約方法

• BIGLOBE WiMAXのカスタマーセンターへ電話する
• 音声ガイダンスに従って指定の番号を押していく
• オペレーターに解約の旨と「BIGLOBE ID」を伝える

 

BIGLOBE WiMAXの解約は電話で行います。

 

 

 

解約には「BIGLOBE ID」が必要なので、電話をかけるまえに準備しておきましょう。

 

5-1 解約時期、違約金、解約期限

 

• 解約時期：当日付けの解約は16:30まで
• 違約金：1,000円（1年以内）
• 解約期限：解約した月の月末まで
• その他：初期契約解除を含めて解約時に本体代金が残っていれば、残金を支払う必要がある（本体代金19,200円）

 

365日対応のカスタマーセンターのあるBIGLOBE WiMAXは好きなタイミングで解約できることが特徴で、解約を申し出た月の月末に解約されます。

 

2-2 解約に際しての注意点

• 端末代残金の支払いが発生する
• オプションサービスも同時に解約される
• 初期契約解除や更新月でも本体代残金があれば一括で支払わなければならない

 

上記の3点を踏まえたうえで、解約するようにしましょう。

 

BIGLOBE WiMAX　解約時の注意点

 

WiMAX2を解約する場合は、BIGLOBE WiMAXのカスタマーサポートに電話して解約手続きを行う必要があります。私は電話で解約をしましたが、3分で終わりました。

 

ただし、注意点が1点。
解約したい月の25日までに解約手続きをしないと当月中に解約ができません。BIGLOBEの場合、解約手続きを月初にしても当月いっぱいはWiMAXを使う事ができますので、解約したい月の月初に解約手続きをすることをお奨めします。

 

特に、電話解約の場合、9時〜21時までが受付ですが夕方は電話が殺到して15分くらいつながらない事もあります（経験上、朝9時などにかけるとすぐつながりました）。25日ギリギリに解約するより余裕を持って解約手続きをしておきましょう。

 

当日の解約受付を希望する場合は16時半までに電話をする必要があるため、月末に解約する際は時間に余裕をもって電話しましょう。

 

「BIGLOBE WiMAX カスタマーサポート 」
https://support.biglobe.ne.jp/jimu/keiyaku/kaiyaku/wi2p-kaiyakuchuui.html

 

BIGLOBE WiMAXの評価

今回の記事では、BIGLOBE WiMAXの評判や申し込み時の注意点、メリット・デメリットをご紹介しました。

 

BIGLOBE WiMAXは、「契約期間が短いプロバイダ」や「利用料金が安いプロバイダ」を選びたい人にぴったりです。契約期間は1年で、契約期間の短い他社プロバイダより利用料金が安いからです。

 

ただし、本体代金は有料であることや1年契約でも本体代金が残るといったデメリットもあるので、本体代金の支払いよりも契約期間や利用料金を優先したいなら契約しましょう。

 

あなたに合ったプロバイダをみつけて、無駄のない契約を心がけてみてください。