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Try WiMAXでW05を借りて各地で速度を測定

 

W05

 

今回、都内在住の友人がW05をTry WiMAXでレンタルして、軽井沢に行くと言うので速度を測ってきてもらいました。

 

このページでは地域別のW05の実測値と、WiMAXのエリア判定の特徴、Try WiMAXを利用する手順などを友人のレポートをベースに私個人の所感等を交えながら書いてみました。

 

W05のスペックや、目立った特徴。白ロムに関する情報は別記しています。

 

各エリアで速度を測定してみた

 

1、武蔵小杉駅周辺

 

この周辺はエリア判定では「〇」となっており、通信速度も割と早めで利用できるかなと思ったのですが、自宅内で入った電波のアンテナ本数は「2」。窓際で子の電波の数なので、窓際から移せば当然電波の入りは悪くなります。

 

結果、WiMAXの電波を拾って快適に通信することはできず、格安SIM(NifMo)の方が早い結果になりました。実際に通信速度を計測してみると・・・。

 

W05 実測値

  • 1回目:10.8Mbps (9月7日0時45分ごろ)
  • 2回目:2.49Mbps(9月7日22時30分ごろ)

(参考:NifMo 45.9Mbps/docomo LTE9月7日 0時45分ごろ)

 

このように、深夜時間帯はスピードが出ても利用が集中する夜間帯はほとんどスピードが出ていないことが分かります。WiMAX2の最高速度は440Mbpsなので、44分の1のスピードしか出ていません。ただ、駅周辺など屋外では電波をよく拾うようで、快適な通信ができました。

 

後日、UQ WiMAXの方から「利用状況はどうですか?」と電話がかかってきたので、「速度が出ない」と伝えると「改善します」とおっしゃっていました

 

WiMAX2の電波は2.4Ghz帯をメインで使っているため、ビル街など障害物が多い地域や、建物の奥には電波が入り込みづらく速度が落ちる傾向にあります。対策としては、窓際で使ったり、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると電波の入りがグッと良くなります。

 

2、山間部(長野県軽井沢町)へ

 

今回の目的である山間部(軽井沢)に行ってWiMAXの速度を調べてみました。まずは宿泊先(北軽井沢周辺)へ。この周辺はWiMAXのエリア判定でも「〇」が表示されるエリア。ということで、ハイスピードモードプラス(WiMAX2)で接続するも表示される電波の数は0、つまり圏外でした。

 

このエリアは木が多く、電波が邪魔されてしまうようですね。W05にはau 4G LTEの電波を使って利用できる「ハイスピードエリアモード」が搭載されているので、それを使ってみると・・・。

 

<ハイスピードプラスエリアモード(auLTE)>

W05 実測値

・5.59Mbps(2018年9月13日21時50分ごろ)

 

ほとんどスピードが出ていません。窓際にWiMAX端末を置いて電波「2」。4G LTEの電波を利用しても電波が入りにくかったです。次いで、山を下りて軽井沢駅周辺で測定してみましょう。

 

3、軽井沢駅周辺

 

<ハイスピードモードプラス(WiMAX2)>

W05 実測値

1回目:37.8Mbps(2018年9月13日11時40分ごろ-旧軽井沢銀座)

 

W05 実測値

2回目:50.1Mbps(2018年9月14日12時05分ごろ-軽井沢アウトレット)

 

こんな感じでした。軽井沢駅周辺など電波を遮るものが少ないエリアではWiMAX本来の性能を発揮するようです。実際に速度も速く、快適に利用できました。

 

参考までにNifMoの結果を見てみると、「38.0Mbps」。この場所に限っていえば、WiMAXの方が早い結果になりました。このように山間部でWiMAXを利用しようとしても、思うように通信できないことが分かりました。

 

ハイスピードエリアモード(au4GLTE)を使う場合、1か月で7GBを超えてしまうと通信制限がかかってしまいます。そのため、なるべくハイスピードエリアモードを使わないように努めていましたが、山間部ではこのモードを使わないと厳しいと言わざるを得ません。それでは都市部に戻ります。

 

4、渋谷は快適に使える

 

軽井沢での休暇を終えて、渋谷に戻ってきました。渋谷でWiMAXを利用してみます。

 

<ハイスピードモードプラス(WiMAX2)>

W05 実測値

・17.2Mbps(2018年9月17日15時20分ごろ)

 

渋谷では電波「4」でこの速度が出ました。もしかしたら、休日で人が多かったためスピードが出にくかったのかもしれません。それでも都市部の中では比較的スピードが出ているエリアといえるでしょう。

 

W05を使ってみての友人の感想と私の所感

 

1、エリア判定内でも利用できる箇所が限られた

 

実際にエリア判定で「〇」が付いているエリアでも電波の拾いが弱かったり、場所によっては圏外になる事がわかりました。ですので、WiMAXを本契約する前にTry WiMAXで、自宅や、よく使う場所での電波の入りはできる事なら事前に使ってみて確認した方がいいと思います。

 

WiMAXに限らずネットのエリア判定は、エリアを区画で区切り、その区画内で一ヶ所でも電波が入ればエリア判定「〇」としています。ですので、エリア判定で「〇」が出ても場所によっては圏外になる可能性があります。

 

2、ハイスピードプラスエリアモードは優秀だがデメリットも

 

また、前述の通りWiMAX2の電波は(簡単に言うと)直線的ですので、ビル街や森など遮蔽物があるところに入り込むのを苦手とします。対して、ハイスピードプラスエリアモード(auエリア)は、
700〜800MHzの周波数帯も使っているため、遮蔽物があっても電波が回り込んで入りますので速度が十分にでます。

 

ただし、ハイスピードプラスエリアモードは2年契約ですと利用した月は1,055円かかりますし、月間7GBの利用できつめの速度制限が入ります。私もハイスピードプラスエリアモードを毎月使っていますが、WiMAX2(ハイスピードモードプラス)が入るところでは絶対に使いません。WiMAXの速度制限を受けた場合の速度と10GBでできる事

 

3、WiMAX2エリアが広がっている気がしない

 

これは、WiMAX2がスタートした時から数年使い続けての個人的な感想なのですが、WiMAX2エリア(ハイスピードモードプラス)が全然拡大していないように思います。サービス開始時にWiMAX2が入らなかったエリアで、現在は電波状況が改善している地域が私の使う限りではほとんどありません。

 

うがった見方かもしれませんが、WiMAX2エリアを拡大するよりも、親会社のKDDIが提供するハイスピードプラスエリアモード(auLTE)を使わせたいと言う意図を感じます。ハイスピードプラスエリアモードは有料ですし、速度制限もきついため、実質制限がないWiMAX2エリアを使い倒されるよりコストがかからないはずです。

 

現在は3年契約が主流になり、3年契約をするとハイスピードプラスエリアモードが無料になると言う売り込み方を見てもそれを感じます。ただ、使いようによっては3年契約でも2年契約よりコスパが良くなるため、新規で契約する人はプランをよく考える事をおすすめします。WiMAX 3年契約プランはアリなのか?2年契約と比べたメリットデメリット

 

Try WiMAX 申し込みから受取、返却の流れ

 

3-1. Try WiMAXの概要

 

Try WiMAXはUQ WiMAXが提供しているお試しサービスです。WiMAX端末を各種利用できる上、費用はかからないので一度使ってみることをオススメします。なおW05など最新機種は人気があるため、中々借りられないかもしれません。根気強く毎朝在庫状況をチェックして、在庫があるときに申し込みをしましょう。

 

Try WiMAXの期間は14日間です。UQ WiMAXより端末が発送された日を1日目とし、端末が向こうに到着するまでの日を期限とするので、実際に利用できる期間は10日前後でしょう。

 

今回のケースは、9月5日から9月19日まで。返却先までは1日で到着するので、9月18日までには発送しなければならず、利用できる期間は12日間でした。遠方の方が利用する場合、輸送に時間がかかるためもう少し早めに発送しなければなりません。もし、返却に遅れた場合、違約金として27,000円が発生するので注意が必要です。

 

3-2. Try WiMAXを申し込む

 

今回、WiMAXを体験としてレンタルし利用しました。目的は旅行先でもインターネットで仕事をするためで、UQ WiMAXが実施している「Try WiMAX」に申し込みました。

 

まずUQ WiMAXのホームページに行き、「Try WiMAX」のところを選択します。つぎに個人情報を入力していき、利用したい端末を選択しましょう。最後に決済情報を入力します。本来、Try WiMAXに料金は発生しませんが、違約金など返却されなかった場合に発生する費用を決済するための情報が必要です。クレジットカードのみ登録可。

 

3-3. 発送から到着まで1〜2日

 

【発送スケジュール】

  • 9月5日13時30分ごろ Try WiMAX申し込み(本登録完了メール)
  • 9月5日16時45分ごろ Try WiMAX機器発送(佐川急便)
  • 9月6日16時30分ごろ Try WiMAX機器到着

 

このようにTry WiMAXに申し込んだ翌日には機器が届きました。端末の在庫状況や利用する場所によって到着まで時間がかかる場所もあるみたいですが、発送日からおおむね1〜2日程度で届くようです。

 

到着後、パッケージの中にW05とSIMカード、クレードル、充電ケーブル×2本が入っていました。W05は充電されていないので、必ず充電してから使いましょう。その後、同封されているSIMカードをW05に挿入すれば利用できます。

 

WiMAXのW05の性能やメリットは?口コミ評判も紹介

 

これからWiMAXを契約しようと考えている人の中には、wifiルーターをどれにしようか迷っている人もいるのではないでしょうか?WiMAXの中でも最新のモバイルwifiルーターが、W05です。この記事では、W05の特徴や口コミの評判について紹介します。

 

W05の特徴は?

 

外出先でもバッテリーが長持ち

 

W05は通常モードで使えば、バッテリーは6時間ほど持ちます。外出時によくインターネットを使う人にも安心です。W05には、自動電源オフ機能もあるので、wifiを使っていないときはバッテリーを節電することができます。

 

コンパクトで持ち運びしやすい

 

W05はこれまでのWiMAXのモバイルwifiルーターの中でも、最も薄いコンパクトな端末です。サイズ自体は、W04と変わらないのですが、スポーティーでクールな見た目なので、小さく感じるはず。とはいえ、W05はスマートフォンより少し小さめくらいので、カサバリを感じる人はいないでしょう。

 

外出先でインターネット接続をする人は、W05ならストレスなく持ち運ぶことができるはずです。

 

引っ越し機能が便利

 

W05では新たに引っ越し機能がついています。これまで、wifiルーターを変えるときは、自分で値を設定し直す必要がありました。インターネット初心者にとっては、地味に大変な作業です。特に、wifiルーターをプリンターなどパソコン以外の付属機器とも連携させている場合は、作業がその分増えます。

 

W05の引っ越し機能は、手順に従って操作すれば、自動的に設定の変更を行ってくれます。面倒な作業をしなくてもすむのは嬉しいですね。

 

通信速度がピカイチ

 

W05の大きな魅力のひとつが、通信速度が速いこと。W05はWiMAXのそのほかのモバイルwifiルーターを比べて、通信速度が大幅に改善されています。インターネット経由でファイルをアップしたりダウンロードをよくする人には、W05ならストレスなく使うことができるでしょう。

 

便利な通信量カウンター

 

快適にインターネットを使うために、WiMAXを利用したい人が注意したいのが、速度制限にかからないようことです。WiMAXの速度制限には以下のものがあります。

 

・3日間で10GB
WiMAXの「ギガ放題プラン」でも、3日間で10GB以上使うと速度制限がかかります。
・LTEモードを利用するときは1か月7GBまで
地下や山間部など通常の回線が届かない場合は、自動でLTE回線に切り替わります。LTE回線で使用した通信量が7GBを超えると、翌月まで速度制限を受けることに。

 

W05の通信量カウンターで使用したGBをこまめにチェックすれば、速度制限にかかるのを防ぐことができます。

 

W05の白ロムは使える?

wifiルーターを使い慣れている人の中には、wifiルーターのSIMカードを抜いて、他社のwifiプランを組みたいと考えている人もいるのでは?モバイル端末でSIMカードを抜かれている状態を「白ロム」といいます。ここでは、W05が白ロムとして使えるかどうか説明します。

 

そもそも白ロムとはなんなのか?

 

白ロムについて、まず知っておきたいのが「SIMフリー」との違いです。携帯電話やwifiルーターには、SIMカードを差し込んであること多くの人が知っているでしょう。SIMカードは契約者の個人IDを識別するのに使われているものです。

 

これまでは、携帯電話をはじめとするモバイル端末は、「SIMロック」といって、消費者の囲い込みを行うために、端末を購入したキャリアのみで使用することができました。

 

しかし近年、総務省の働きかけもあり、端末を「SIMロック解除」の動きが高まっています。たとえば、大手キャリアから格安SIMにプランに変えられるのは、端末を使用するキャリアを限定しない「SIMフリー」によるものです。

 

前置きが長くなりましたが、白ロムとはモバイル端末のSIMカードが抜かれたモバイル端末のことを指し、SIMフリーとは厳密に異なります。

 

W05は白ロムとして機能するか?

 

W05はSIMフリーの端末なので、白ロムとして使うことができます。ただし、W05は 大手携帯キャリアのauの回線を使っています。そのため、W05を格安SIMで使いたい場合は、auの回線を利用している会社を選ぶ必要があります。

 

WiMAXの契約にW05の白ロムは使える?

 

W05は白ロムとしても使えることから、最近では、ネットのオークションや中古ショップで、販売されています。ここで気になるのが、WiMAXを契約するときに、W05を持ち込めるかどうか。WiMAXの契約時には割安な白ロムを持ち込んで、初期費用を抑えたいという人もいるでしょう。

 

結論から言えば、WiMAXの本家であるUQ WiMAX、またWiMAXのサービスを提供している他プロバイダ会社と契約するには、白ロムなどの端末を持ち込むことはできません。そのため、WiMAXを契約するのに、わざわざW05の白ロムを購入することは、なんの得にもならないので注意しましょう。

 

WiMAXの契約先(プロバイダ)によっては、新規入会のキャンペーンとして、キャッシュバックを行っているところもあるので、確認してみてください。

 

W05の評判

 

WiMAXを契約するのにW05の特徴を知ったうえでも、参考にしたいのが評判です。ここでは、すでにW05を使っている人の口コミについて紹介します。

 

私もW05とWX04を持っていますが、W05の方が若干速いです。(体感では分からない)

 

こちらのルーターのお試しを現在利用しています。電波は問題なく入り、速度も十分出ているかと思いますので、こちらの商品を契約する予定です。

 

W05に関して 筆者のまとめ

 

WiMAXのモバイルwifiルーターのなかでも、最新機種であるW05は通信速度などの改善がされています。また、ユーザーがより使いやすいように、wifi引っ越し機能や通信量カウンターの機能も搭載。これからWiMAXの契約を考えている人で、どのモバイルwifiルーターにしようか迷っている人は、W05を検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

クレードルについて(クレードルは必要か否か)

 

クレードルは「人による」といったところでしょうか。私は今回、パソコンを持っていったため、クレードルを大いに活用しました。クレードルをコンセントにつなげて、LANケーブルを挿せば有線接続ができるようになります。

 

パソコンはWi-Fiにも対応していたので、Wi-Fiでも良かったのですが安定した回線で仕事がしたかったので、今回は有線接続で色々体験しました。もし、純粋にスマートフォンやタブレットでWiMAXを利用したいというのであれば、WX04のようにビームフォーミング機能が付いているわけではないので、クレードルは必要ないと思います。

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