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Ping値の測定方法と利用用途別の目安・改善方法

オンラインゲームやデイトレード等で必要とされるのは、回線速度の他にPing値(反応速度)がたいへん重要です。

 

そこでこのページでは、

  • そもそもPing値がよくわからない
  • 利用中の回線のPing値はどうなのか
  • 回線別のPing値を把握しておきたい

と言う方向けに、Ping値の測定方法と利用用途別の目安や改善方法をご紹介します。

 

Ping値を深く理解できる内容なので、ぜひご覧ください。

 

 

1. Ping値とは?

Ping値について、3つの観点から説明していきます。

  1. Ping値とは?
  2. msとは?
  3. Ping値と回線速度の違い

下記から、順番に見ていきましょう。

 

説明@:Ping値とは?

Ping値(ぴんち)は、「反応速度や遅延時間(レイテンシ)を数値化した値」のことです。通信の速さは、回線速度とともに反応速度(レイテンシ)も非常に重要です。

 

※ほかにも、潜伏時間や待ち時間、反応時間などとも呼ばれる

 

レイテンシは「データの送出要求を送出してから、その結果が返ってくるまでの時間」のことで、反応速度が遅ければ回線速度がどれだけ速くても意味がありません。

 

Ping値のイメージ

 

簡単にいうと「通信のタイムラグ」であり、それを数値化したものがPing値です。

 

説明A:msとは?

「ms(ミリセカンド)」は、Ping値を表すのに用いられる単位です。※ミリセカンド:1,000分の1秒

 

数値が低いほど応答速度は速く、タイムラグは少ないことになります。

 

SNSやWEBサイトの閲覧、動画の視聴といった一般的なインターネットの使用なら、36〜50msで問題ありません。ただし、オンラインゲームをプレイするなら50ms以下が必須です。

 

101ms以上でも制限がかかったときのような遅さにはならないので、それほど心配することはありません。

 

説明B:Ping値と回線速度の違い

Ping値と回線速度には、以下の違いがあります。

 

単位 概要
Ping値 ms(ミリセカンド) データの要求から応答までの延滞時間
回線速度 bps(ビットパーセカンド) 1秒間に伝送できるデータ量


回線速度はビット毎秒(bps)で表され、数が大きいほど回線速度は速くなります。

 

そして、ダウンロード(受信)は下り速度、アップロード(送信)は上り速度として扱われます。

  • 受信:ネットやクラウド上からファイルを通信機器へ転送
  • 送信:通信機器からネットやクラウド上へ送信

回線速度の詳細については、以下の記事を参照にしてください。【通信速度1Mbpsでできること】ダウンロードの速度はどのくらい?

 

簡単にまとめると、「応答速度」と「回線速度」の違いであるといえます。

 

2. 利用中のネット回線のPing値の測定方法

利用中のネット回線のPing値は、スピードテストサイトで行うことができます。以下は、代表的なスピードテストサイトです。

  1. SPEEDTEST.NET
  2. Wild Speed
  3. みんなのネット回線速度

下記から、順番に見ていきましょう。

 

前提:スピードテストサイトによって測定結果が変わることも

いくつか理由はありますが、最も大きいのは「サイトによって測定方法が違う」からです。

 

ひと括りに通信速度の計測といっても、以下の方法があります。

  • 1回しか計測を行わない
  • 一定時間内の平均速度を表示する
  • 複数回測定した平均値

つまり、スピードテストサイトで採用する方法が違うと結果も異なるのです。

  • 基地局やアクセスポイントへの一時的な接続の集中
  • WiFiは接続のたびに基地局やアクセスポイントが変わる

上記の原因により、速度測定の結果が異なることもあります。

 

スピードテストサイトの詳細は、以下の記事を参照してください。インターネットのスピードテストサイト9つの特徴と口コミ

 

それでは、3つのサイトの使用方法を見ていきましょう。

 

1. SPEEDTEST.NET

以下から、SPEEDTEST.NETの利用方法を順に解説していきます。

 

最初に、画面中央にある「Go」の文字を選択します。

 

SPEEDTEST.NET 利用画面

 

次は、SPEEDTEST.NETが測定するのを待つだけです。

 

SPEEDTEST.NET 利用画面

 

測定が終了すると、結果が表示されます。

 

SPEEDTEST.NET 利用画面

 

「PING」と表示されているのがPing値です。上記の画像なら、Ping値は「39ms」ということになります。

 

2. Wild Speed

同様に、Wild Speedの利用方法を解説していきます。

 

まずは、利用場所の郵便番号を登録します。

 

wild speed 利用画面

 

登録が終わったあとは、「測定開始」を選択します。計測にかかる時間は、約40秒です。

 

wild speed 利用画面

 

計測が終わると、結果が表示されます。

 

wild speed 利用画面

 

RTT(ラウンドトリップタイム)がPing値に相当する数値です。

 

ラウンドトリップタイムとは:先述したレイテンシのこと(インターネットではRTTが使われることもある)

 

下りと上り、測定前と測定中で数値が表示されます。

 

なお、測定設定の「設定」からは精度を高めたり接続数の範囲を変更したり、測定の条件を変更することも可能です。

 

3. みんなの回線速度

みんなの回線速度は、2種類の測定結果を知ることができます。

 

  • 自分が利用している回線の測定結果
  • 他のユーザーの測定結果

 

下記から、それぞれの計測方法を解説します。

 

測定@:自分が利用している回線の測定

みんなの回線速度のTOPページ右上の「通信速度を計測する」を選択します。

 

みんなの測定 利用画面

 

次は、必要項目を入力していきます。

  • 回線タイプ
  • 契約回線
  • プロバイダ
  • 都道府県/市町村
  • 住宅の種類
  • ニックネーム
  • 接続方式
  • 利用規約の同意(チェック)

なお、計測結果はレポートして投稿されます。(2回目以降は不要)

 

測定A:他のユーザーの測定結果

 

みんなの測定 利用画面

 

みんなの回線速度で測定したユーザーの結果はストックされていて、その平均速度を算出しています。

  • 平均Ping値
  • 下り平均速度
  • 上り平均速度

機種名や回線名で検索すると、上記3つの平均速度を知ることができます。

 

たとえば、WiMAXのW06という機種で検索するとW06の測定結果が表示されます。

 

TOP画面右にある「通信速度レポートの検索」の入力欄に「W06」と入力します。

 

みんなの測定 利用画面

 

検索すると、W06の検索結果が表示されます。

 

みんなの測定 利用画面

 

W06のPing値は、84.44msであることがわかりました。

 

このように、みんなの回線速度を使えば他ユーザーのデータから算出した測定結果も知ることができます。

 

ただし、測定したユーザーの数や居住地、測定時間などはバラバラです。自分が測定した結果に近い数値が表示されるとは限りません。

 

3. ゲーム内でのPing値を測定する方法

そもそも測定サイトの結果を、ゲームにも当てはめることはできません。サーバーは接続先によって異なるため、ゲームごとにサーバーが異なるからです。

 

しかも、測定サイトでの結果はあくまでも「測定サイトのサーバー」へ接続したときのPing値を測定しているので、ゲームにも適用できないのです。

 

測定サイトは良い結果が出やすいので、ゲームは悪くなることがほとんどです。また、測定サイトではゲーム中のPing値を測定することはできません。

 

ゲーム内のPing値を測定する2つの方法

  1. ゲームのプレイ中に表示されるPing値を確認する
  2. コマンドプロンプトを開いてPing値を確認する

下記から、それぞれ詳しく解説していきます。

 

方法@:ゲームのプレイ中に表示されるPing値を確認する

1つめは、ゲームのプレイ中に表示されるPing値を確認する方法です。

 

PUBGやフォートナイトといった一部ゲームでは、Ping値を画面上へ表示させることができます。

 

 

 

ただし、ゲーム画面上にPing値を表示できるゲームはほとんどありません。

 

最近ではPing値を表示できるゲームは増えているものの、利用は限定されてしまいます。

 

方法A:コマンドプロンプトを開いてPing値を確認する

2つめは、コマンドプロンプトを開いてPing値を確認する方法です。

 

コマンドプロンプトとは、「コマンド」と呼ばれる命令文を入力してWindowsの操作や設定を行うためのツールを指します。

 

 

コマンドプロンプトを開くためには、パソコンが必要です。

 

PS4ならブラウザでPing値を測定することもできますが、プレイ中のPing値ではないうえにNintendo Switchは測定できません。

 

 

この方法なら、ゲーム機でプレイするときのPing値を正確に測れるので便利です。

 

ただし、ほとんどのオンラインゲームはゲームサーバーのIPを公開していないので、利用は限られてしまいます。

 

コマンドプロンプトを開くための手順(Windows10)
いくつか方法はありますが、最も簡単な方法をご紹介します。

  1. デスクトップ右下のスタートメニューを右クリックする
  2. 「ファイル名を指定して実行(R)」を選択する
  3. ダイアログが表示されるので「cmd」と入力する
  4. OKを選択すると起動する

※ダイアログボックス:パソコンの画面上でメッセージが表示される小さなウィンドウのこと

 

「cmd」は、コマンドプロンプトのプログラム「cmd.exe」を指しています。

 

コマンドプロンプトを使えば、相手サーバーとのPing値を測定できます。

 

4. 【利用用途別】Ping値の目安

ゲームをプレイするときのPing値の目安を、以下の表にまとめました。

 

Ping値 評価 快適にプレイできるゲーム
1〜15ms かなり速い FPS/TPS
16〜35ms 速い MOBA/RTS
36〜50ms 普通 RPG
51〜100ms 遅い TCGなど
101ms以上 かなり遅い -

ゲームのジャンルを簡単に解説

  • FPS:主人公視点で武器を持って戦場で戦うシューティングゲームの一種
  • TPS:上記FPSの視点が主人公を追う第三者になったもの
  • MOBA:複数のプレイヤーが敵味方に分かれて、味方と協力して敵の本拠地を破壊する
  • RTS:第三者の視点で指示を与えて敵を倒す
  • RPG:制作者が考えた物語をプレイヤーが進めていく
  • TCG:販売されている専用カードを使って行うカードゲーム

ゲームをプレイするときは50ms前後が理想的ですが、FPSやTPSといったゲームは例外です。

 

応答速度が遅いとキャラクターの動きが鈍くなってしまうことから、撃ち負けてしまいやすくなってしまいます。

 

カードゲームやパズルゲームなどは応答速度が遅くても支障がないため、あまり応答速度は求められません。

 

5. Ping値を改善する方法

以下は、Ping値を改善するための方法です。

  1. Ping値が低いネット回線を利用する
  2. ルーターの性能を確認する
  3. LANケーブルで有線接続する
  4. 通信機器のスペックを確認する

下記から、順番に見ていきましょう。

 

改善方法@:Ping値が低いネット回線を利用する

Ping値を改善するのに、最も効果的な方法だからです。

 

そもそも正確なPing値は、計測サイトを使ってもほとんど出ません。ゲームに限っても、プレイ中のPing値を測定できるゲームは少ないです。

 

もともとPing値が低いネット回線を利用することで、快適にインターネットを利用できます。

 

なお、どの回線のPing値が低いかは後述するので、そちらを参考にしてください。

 

現在利用している回線のPing値が遅いなら、乗り換えをおすすめします。

 

改善方法A:ルーターの性能を確認する

ルーターの劣化により、処理能力が低下している可能性があるからです。

 

購入した後はずっと同じものを使い続けてしまいがちで、放置するのは良くありません。寿命は5年前後が目安で、常に起動させているような状態ならもっと短くなります。

 

劣化が進むと、処理能力や処理速度が低下してラグや回線落ちを引き起こす原因になるのです。用途や部屋の広さにもよりますが、1万円以下のルーターを選べば問題ないでしょう。

 

1万円以下のルーター

引用:Amazon

 

モバイルWiFiなら、他社へ乗り換えたり新しい端末へ交換してもらったりしてください。

 

使用中のルーターの性能が落ちてきているなら、買い替えをおすすめします。

 

改善方法B:LANケーブルで有線接続にする

WiFi(無線)接続で利用しているなら、別の電波や障害物の干渉を受けてしまうからです。

 

WiFiの電波はスマホや電化製品による干渉や、壁や床といった障害物に弱い傾向にあります。また、有線接続と比べて回線速度やPing値、安定性で劣ってしまうのです。

 

LANケーブルを接続するときは、「カテゴリ(規格)」に注意してください。

 

LANケーブルのカテゴリ

引用:NURO光公式サイト

 

カテゴリの数値が低いと、いくつか問題があるからです。

  • 通信速度に制限がかかる
  • ノイズの影響を受けやすい
  • 伝送周波数帯域が狭い

LANケーブルのカテゴリについては、下記にて後述します。

 

なお、モバイルWiFiはクレードルを使うと充電しながら有線接続ができます。

 

LANケーブルのカテゴリ

引用:UQ WiMAX

 

オンラインゲームをプレイするときなどPing値を低くするときは、有線接続がおすすめです。

 

LANケーブルカテゴリの規格や性能の違い

LANケーブルカテゴリの規格や性能を、以下の表にまとめました。

 

カテゴリ 伝送速度 使用最大距離 伝送周波数帯域
CAT5 100Mbps 100m 100MHz
CAT5e 1Gbps 100m 100MHz
CAT6 1Gbps 100m 250MHz
CAT6A 10Gbps 100m 500MHz
CAT6e 10Gbps 100m 500MHz
CAT7 10Gbps 100m 600MHz
CAT7A 40Gbps/100Gbps 50/15m 1,000MHz

カテゴリ5は、伝送速度が大きく見劣りすることがわかります。

 

現在使用中のLANケーブルがカテゴリ5や5eなら、カテゴリ6以上のものを購入しましょう。※カテゴリ5eはカテゴリ6に比べてノイズの影響を受けやすいため

 

LANケーブル接続するときは、LANケーブルカテゴリに注意してください。

 

改善方法C:通信機器のスペックを確認する

スマホやPCといった通信機器も、Ping値に影響を与えるからです。

  • 長期使用による通信機器の劣化
  • 規格に合っていない

通信機器の寿命も、ルーター同様に5年前後とされています。

 

規格に合っていないと、回線速度やPing値は低下してしまうのです。

 

購入してから長い期間が経過しているなら、買い替えをおすすめします。

 

6. 【ポケットWiFiの端末別】Ping値を調査

ポケットWiFiの端末別Ping値を調査しました。結果を、以下の表にまとめています。

 

端末名 キャリア 平均Ping値
W06 WiMAX 84.91ms
W05 WiMAX 75.09ms
HOME L WiMAX 76.17ms
Airターミナル4 ソフトバンクエアー 65.52ms
603HW ワイモバイル 74.84ms
U2s どんなときもWiFi 70.73ms
FS030W ネクストモバイルなど 138.83ms
jetphone P6(OEM) 限界突破WiFi 62.69ms
U2s Mugen WiFi 62.2ms


モバイルルーターでPing値が最も低いのは、Mugen WiFi・U2sの62.2msです。

 

一方のホームルーターでは、ソフトバンクエアー・Airターミナル4の65.52msでした。

 

7. 【光回線のキャリア別】平均Ping値を調査

以下は、光回線キャリア別に調査した平均Ping値の結果です。

 

キャリア 平均Ping値
ドコモ光 32.52ms
au光 21.88ms
NURO光 15.25ms
フレッツ光ネクスト 28.11ms
ソフトバンク光 26.25ms
eo光 20.7ms
コミュファ光 23.32ms
BBIQ光 33.92ms


光回線のキャリアで最もPing値が低かったのは、NURO光です。

 

他社と比べても、Ping値は大きく下回っていることがわかります。

 

次は、eo光の20.7msが低いという結果でした。

 

8. Ping値以外の通信速度の指標

以下は、Ping値以外の通信速度の指標です。

  • Jitter(ジッター)
  • バッファブロート
  • パケットロス

下記から、順番に見ていきましょう。

 

指標@:Jitter(ジッター)

簡単に説明すると、「Ping値のブレ」です。

 

連続したレイテンシの変動値を表すもので、レイテンシが安定しないと伝送時にズレや歪みが生じてしまい、音声や映像は乱れてしまいます。

 

アプリなら先述の「SPEED.TEST」で測定できるほか、ブラウザなら「SourceForge Speed Test」が利用可能です。

 

Ping値と同様に単位は「ms」が用いられ、数値が低いほどブレが少なく安定しています。

 

指標A:バッファローブロート

バッファローブローとは、パケットの送信バッファが過剰で延滞することです。

 

※バッファとは:データを預かるメモリのことで、通信の処理速度を安定させる

 

通信経路上に膨大な送信バッファがあると、混雑が起こったときに送信パケットが送信バッファに長く置かれることになってしまいます。

 

結果として、大きな延滞の発生やジッターが大きくなるのです。

 

こうなると端末の混雑制御までが適切に動作しなくなり、端末間の処理時間が大きく低下します。

 

データの蓄積で起こる通信の延滞を数値化して、いかにスムーズにデータをやり取りできるかを示すものがバッファローブロートです。

 

Ping値やジッター同様に単位は「ms」で表し、低いほど接続品質は高いことになります。

 

なお、バッファローブローも「SourceForge Speed Test」で測定可能です。

 

指標B:パケットロス

パケットロスを一言で表すと、「データの送受信失敗率」のことです。

 

本来、データはまとめてではなく細分化して送信を行います。

 

ところが、サーバーへの過剰負荷やルーターの故障、電波干渉などが起こった状態で大きなデータを送るとデータの一部が消失または破損してしまいます。

 

失われたデータは履歴を追って再び送信されますが、その分だけ時間がかかってしまいます。

 

結果として、回線速度やPing値にも影響を与えてしまうのです。単位は回(Times)で表され、数値が低いほど回線が安定しています。

 

パケットロスについても、「SourceForge Speed Test」で測定可能です。

 

9. まとめ

今回は、Ping値の測定方法と利用用途別の目安や改善方法をご紹介しました。

 

Ping値の低い回線を利用することで、オンラインゲームも難なくプレイできます。用途に合わせて、ポケットWiFiと光回線のどちらを選んでも問題はありません。

 

ただし、低いPing値が要求される場合はLANケーブルの接続を忘れないようにしましょう。

 

ご紹介したキャリアの特徴や予算なども踏まえて、じっくりと検討してみてください。

Wimaxでオンラインゲームをプレイする方法

結論を先にいうと、WiMAXでオンラインゲームをするには「ギガ放題プラン」を契約する必要があります。

 

もう一方の「ライトプラン」は、データ容量が7GB/月という制限があるからです。たとえデータ通信量の消費が多いゲームでなくても、ほかの用途で上限にひっかかってしまう恐れがあります。

 

ギガ放題でも10GB/3GBを超えると制限の対象になりますが、アクション系やスマホゲームなら1日中プレイしても制限されることはないでしょう。

 

WiMAXなら深夜帯でも20ms以下

 

有線LAN利用時は、夜でも通信速度30Mbpsを下回ることはなくPing値も20ms以下です。Wi-Fi接続なら、25〜60ms程度です。

 

先述の表で当てはめても、有線LANなら「優秀な値」、Wi-Fi接続でも「正常な値」ということになります。

 

Ping値の測定方法

 

Ping値を測定するには、SPEEDTEST.NETという計測サイトを使う方法があります。この計測サイトは、測定サーバーを日本各地に保有しています。利用時は、自分の住んでいる場所から最も近いサーバーを自動で選択して測定します。

 

端末は、パソコンやスマホ以外にPS4や任天堂Swichといったゲーム機でも簡単に測定できます。

 

WiMAXのPing値に関する口コミを紹介

 

 

以前の「WiMAX」では、「Ping値が悪い」とか「速度が遅い」という口コミもありました。

 

 

 

 

しかし、現在の規格である「WiMAX2+」については「遅い」という口コミはほとんどありません。また、ルーターの機種が古いことから速度が出ないというケースもあるので、契約期間が終わると最新機種へ乗り換えることをおすすめします。

 

 

Ping値とは?

  • 1.Ping値は小さいほど快適
  • 2.Ping値の指標
  • 3.Ping値を改善するための方法

 

下記から、順番に詳しく見ていきましょう。

 

1. Ping値が小さいほど快適

 

Ping値は「ぴんち」と読み、「Ping(ピン)」と呼ばれることもあります。オンラインゲームをプレイしていると割とよく見かける言葉ですが、これは送信したパケットがサーバーから返ってくるレスポンス速度(応答速度)のことです。

 

単位はms(ミリセカンド)で表され、1/1000秒です。

 

Ping値が小さいとレスポンスが良く、値が大きいとレスポンスは悪くなってしまいます。つまり、値が低いほどゲームを快適にプレイできますが、高いほどラグが発生したり回線が切断されたりします。
つまり、最大通信速度が速くてもPing値が小さければ、その能力を活かしきれないのです。

 

2. Ping値の指標(目安)

Ping値 内容
1〜30 優秀な値
  非常に快適にオンラインゲームをプレイできる
31〜60 正常な数値
  1〜30よりは遅滞の可能性がある
61〜90 平均的な値
  若干の遅滞が感じられるがプレイに支障はないレベル
91〜100 平均的な値
  プレイには若干支障をきたしはじめる
101〜 高い値
  延滞を感じることが多くオンラインゲームには不向き

 

Ping値は1msで1/1000秒なので、100msでは0.1秒(1/10秒)の差が発生することになります。50ms以内なら問題なくプレイできるといわれていて、これ以上になるとプレイが辛くなってしまいます。

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