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インターネットのスピードテストサイト9つの特徴と口コミ

インターネット回線の通信速度がどの程度出ているか気になる時は、速度チェックツール(速度測定サイト)の利用がおすすめです。このページでは速度測定ツール9つの簡単な特徴と、口コミを集めています。

 

速度測定サイトによって測定結果が変わる理由

理由としてはいくつか挙げられますが、最も大きな理由はサイトによって「測定方法が異なる」からです。例えば、通信速度を計測するにも「1回しか計測を行わない」「一定時間内の平均速度を表示する」「複数回測定した平均値」など、どのように速度を計測するかの基準が異なります。

 

また、ネット通信を行うための基地局やアクセスポイントへ一時的に接続が集中した場合、速度低下の原因にもありますし、Wi-Fiでは接続のたびに基地局やアクセスポイントが変化します。

 

このように計測チェックツールによっても計測方法が異なり、接続環境も変化するため結果にバラつきが生まれます。ですので、速度チェックツールで表示される結果はあくまで目安程度に留めておき、正確な通信速度が知りたいのであれば、複数のサービスを利用して比較してみるといいでしょう。

 

私の場合は、メインとして「wild speed 」を利用して、補完的にみんなのネット回線速度や、RBBなどで「同じ地域、同じ回線の他の方の測定結果」を確認しています。

 

 

1.BNR

BNR スピードテスト

「BNRスピードテスト」:https://www.musen-lan.com/speed/

 

ワンクリックで通信速度を簡単に計測できるサービスです。サイトの見た目は少し古くさいですが、2002年から運営しているので馴染みの方も多いでしょう。

 

サイトを利用するには「Flash」を有効にする必要があります。測定方法の簡易さと、計測スピードの早さに強みをもっているサービスで、「下り(ダウンロード)速度」「上り(アップロード)速度」を別々に計測できます。

 

利用者の口コミ

 

2.speedtest.net

 

speedtest

「SPEEDTEST」:https://www.speedtest.net/

 

広告が多くいため、立ち上がりが若干重いですが、測定用のサーバーを各地から選ぶことができ「上り」「下り」「Ping値(応答速度)」の3つが計測可能ため実用的です。

 

こちらもトップページの「GO」をクリックするだけで計測開始。パソコンからだけではなくiPhoneやAndroidアプリにも対応しています。

 

世界中で広く愛用されている速度チェックツールでもあり、ユーザー数の多さからその正確性と利便性が伺えます。しっかり通信速度を計測したい人におすすめです。

 

利用者の口コミ

 

3.Fast.com 

FAST.com

「Fast.com」:https://fast.com/ja/

 

こちらのWebサイトにアクセスすると自動的に速度計測が開始されるサービスです。細かい設定などが必要なく簡単に速度チェックができるのでちょっとした時間に通信速度を調べてみるのに向いています。

 

サイトの右下には「POWERED BY NETFLIX」の文字があるように、NETFLIXが提供しているサービスなので安全性も保証されます。動画配信サービスを利用する際に通信速度を調べて快適に視聴できるか測ってみましょう。

 

利用者の口コミ

 

4.速度.jp(ブロードバンド スピードテスト) 

速度.jp

「速度.jp」:https://www.sokudo.jp/

 

サイト内の「START NOW」をクリックするだけで通信速度の計測が行えます。速度結果はPDFファイルに出力されるので、そちらをダウンロードして閲覧できます。サイト内で結果を表示してくれないため、他のサービスと比較すると少し手間がかかります。

 

利用者の口コミ

 

5.Radish Network Speed Testing 

Radish Network Speed Testing

Radish Network Speed Testing:http://netspeed.studio-radish.com/

 

東京、大阪の2つ地域に測定サーバーを設置しており、全国各地で正確な速度チェックが行えるサービスです。

 

利用している回線の種類や郵便番号を入力することで地域ごとの結果が表示でき、他の利用者の測定結果を一覧で見ることもできます。自分と同じサービスを利用している人の計測結果と比較してみると便利です。

 

ただ、測定にJAVAを使用していることもあり、GoogleChromeからアクセスするとうまく動作しないため、IEやSafariといった他ブラウザから使ってみましょう。

 

利用者の口コミ

 

6.RBB SPEED TEST

 

ガジェットやスマホなどのニュースサイトであるRBBが運営している速度チェックツールです。郵便番号と回線名を入力し、しっかりとした速度計測が行えます。

 

利用者全体の平均値やランキングなどの結果の閲覧も可能で自分と似たような環境でネット回線を使っている人の計測結果を見ることもできます。iPhone/Androidアプリ共に対応しています。

 

利用者の口コミ

 

「RBB SPEED TEST」
http://speed.rbbtoday.com/

 

7.Google googleの検索エンジン

Googleで「スピードテスト」と検索すると一番上に通信速度を計測するサービスが表示されます。

 

どこかのサイトにアクセスするわけではなく「スピードテスト」と入力するだけで簡単にテストが実行できます。「上り」と「下り」にしか対応していませんが、スマホにも対応しており、通信速度に対しての評価も確認できます。

 

ただ、環境によっては表示されない場合もあるようです。

 

利用者の口コミ

 

 

8.wild speed  

Wild Speed

「wild speed」:http://wild-speed.jp/

 

「wild speed」は光回線業者が速度チェックに利用することでも知られており、正確性や信頼性の高さに魅力があります。郵便番号を入力し「測定開始」をクリックするだけで結果が確認できるので簡単に使えます。

 

利用者の口コミ

 

9.みんなのネット回線速度

みんなのネット回線速度

  • 「みんなのネット回線速度」:https://minsoku.net/
  • Twitter:https://twitter.com/_minsoku_

 

「みんなのネット回線速度」は「回線タイプ」「契約回線」「プロバイダ」「都道府県/市区町村」「住宅の種類」「接続方法/方式」など詳細な情報を入力して速度を計測します。

 

利用者の測定結果はサイト内で閲覧でき、サービスや利用形態ごとの平均速度(上り/下り/Ping値対応)が確認可能です。同じような環境やサービスで利用している他の人の計測結果を見れば、自分の通信速度について正確な評価ができます。

 

サービス形態の絞り込みの細かさに優れている速度チェックツールです。

 

利用者の口コミ

インターネットの通信速度の基礎知識

はじめに、通信速度について説明する前に基礎知識をご紹介します。

 

最初に通信速度に関連する用語を覚えておくと、理解しやすくなるからです。

 

よく使われる用語は、以下の6つです。

  • 上り速度
  • 下り速度
  • Ping値
  • ジッター値
  • バッファブロート
  • ベストエフォート値

下記から順に、詳細をみていきましょう。

 

基礎知識@:上り速度

上り速度は、データをアップロードするための速度のことです。そもそも「上り」や「下り」というのは、通信の方向を表しています。

 

インターネット速度 上り下りのイメージ

 

スマホやPCといった通信機器を基準とした方向で表すことが一般的なので、通信機器から送信することを「上り」といいます。

 

メールの送信やSNSの投稿などは、上り速度が速いほど必要な時間は短くなるのです。

 

基礎知識A:下り速度

下り速度は、データをダウンロードするための速度のことです。上りとは反対に、通信機器から受信することを「下り」といいます。

 

光回線やモバイルWiFiといった通信サービスでは、「下り最大〇〇Mbps」と表示することが多いです。(表記がなければ、「下り速度」を指すことが多い)

 

数値が大きいほど、1秒間に伝送できるデータ量が多いので通信速度は速くなります。

 

Webサイトや動画の読み込みなどは、下り速度が速いほど短い時間で処理できます。

 

基礎知識B:Ping値

Ping値(ぴんち)は、通信の応答速度を評価する数値のことです。

 

単位は「ms」で表し、数値が低いほど応答速度は速くタイムラグが少ないといえます。※ms:ミリセカンド、ミリ秒

 

通信の速さに関係するのは、回線速度だけでなく反応速度(レイテンシ)も重要です。

 

レイテンシとは「データの転出速度を送出してから結果が返ってくるまでの時間」のことで、Ping値はわかりやすく数値化しています。

  • Ping値:サーバー間における情報伝達の「往復時間」
  • レイテンシ:サーバー間における情報伝達の「片道時間」

※おおまかに「Ping値=レイテンシ」と覚えておいても問題はない

 

リアルタイム性が要求されるオンライン対戦ゲームやデイトレードなどをする場合は、Ping値が低くなければなりません。(おおむね10ms以下)

 

Ping値に関する詳細は、Ping値の測定方法とオンラインゲームなど利用用途別の目安・改善方法を参考にしてください。

 

基礎知識C:ジッター値

ジッター値を簡単にいうと、「Ping値の安定性」のことです。単位は、Ping値同様に「ms」で表します。

 

時間的ノイズであり、ズレ、揺らぎ、ブレ加減などの表現も用いられます。

 

Ping値に「ばらつき」があると通信は安定していないことになり、ジッター値が低いほど通信が安定していることになります。

 

計測したときだけPing値が遅かったのか、いつも遅いのかはジッター値を見ることで判断できます。

 

基礎知識D:バッファブロート

バッファブローとは、「データ蓄積による通信の遅れ」を数値化したものです。Ping値やジッター値同様に、単位を「ms」で表します。

 

処理速度が異なる装置間で、速度の遅い機器に合わせて通信すると全体の速度が落ちてしまいます。

 

その速度の低下を防ぐために一時的にデータを預かるメモリ(バッファ)が必要で、データの蓄積が大きくなると通信に影響を与えて遅延を招いてしまうのです。

 

「遅延度」を表す数値なので、値が低いほど通信の品質は高くなります。

 

基礎知識E:ベストエフォート値

ベストエフォート値は、「回線事業者が提示する最大限の通信速度」のことです。そもそもベストエフォートを日本語に訳すと「最大限の努力」という意味があります。

 

たとえば、「最大1Gbps」というベストエフォート値であったとしましょう。

 

1Gbpsというのは技術規格上の最大通信速度であり、実際には色んな要因で変化します。

  • 回線の込み具合
  • 使用している機器の性能
  • ケーブルの種類
  • 基本ソフトの設定

つまり、回線に接続するユーザーが少なく、PCの処理能力が高いといった好条件が全てそろったときに再現できる理論値なのです。

 

ベストエフォート値の理論値に対して、実際に測定した通信速度は「実測値」と呼ばれます。

 

正確な通信速度を知るには、実測値を知る必要があります。

 

【利用用途別】必要な通信速度

用途別に必要な通信速度の目安を、一覧にしました。

 

読むのがたいへんな方は要点を動画にしていますので、ご覧ください。

 

 

用途 使用例 通信速度の目安
メールやトークの送受信 メール、LINE 128Kbps〜1Mbps
インターネット通話 LINE、Skype 200Kbps〜2Mbps
SNSの閲覧や投稿 Twitter、Instagram 200Kbps〜3Mbps
WEBサイトの閲覧 Google Chrome、Safari 1Mbps〜10Mbps
動画の視聴 YouTube、Hulu、Netfilix 1Mbps〜3Mbps
動画の生配信 YouTube、ニコニコ動画 300Kbps〜50Mbps
音楽ストリーミング Spotify、Apple Music 24Kbps〜5Mbps
ネットショッピング Amazon、楽天 5〜10Mbps
オンラインゲーム - 30Mbps以上

インターネット速度の目安と用途

 

下記から、順番に見ていきましょう。

 

利用用途@:メールやトークの送受信

メールやトークの送受信には、128Kbps〜1Mbpsの通信速度が必要です。

 

一般的な通信サービスの制限後の通信速度が128Kbpsであり、テキストのみのメールやトークの送信であれば問題なく利用できます。

 

LINEのスタンプであっても、200Kbps程度あればスムーズに送受信できます。テキストだけの送受信には、ほとんどデータ量が必要ないからです。

 

ただし、写真を送受信する場合は128〜500Kbps程度では読み込みに時間がかかってしまうこともあります。

 

動画の場合は、1Mbpsはないと視聴できない恐れもあります。

 

利用用途A:インターネット通話

インターネット通話の利用には、200Kbps〜2Mbpsが必要です。

 

ひと括りにインターネット通話といってもさまざまなので、必要な通信速度は違います。

 

アプリ 通話の種類 必要な通信速度の目安
LINE 音声通話 200Kbps
ビデオ通話 500Kbps
ビデオ通話の高画質モード 1,500Kbps
Skype 音声通話 30Kbps(100Kbps)
ビデオ通話 128Kbps(300Kbps)
ビデオ通話の高画質モード 400Kbps(500Kbps)
ビデオ通話のHDモード 1,200Kbps(1,500Kbps)

※()は推奨されている上り・下り速度

 

音声通話は200Kbps以下でも十分に使うことが可能で、通信速度よりも延滞時間(Ping値)が通話品質に影響します。

 

ビデオ通話になると、1Mbps以上の通信速度が要求されます。音声通話と高画質なビデオ通話では、必要な通信速度が大きく違うことがわかります。

 

音声通話なら200Kbps前後、ビデオ通話なら1Mbps前後は必要です。

 

利用用途B:SNSの閲覧や投稿

SNSの閲覧や投稿には、1Mbps〜3Mbpsの通信速度が求められます。

 

SNS 閲覧/投稿 必要な通信速度
Twitter テキスト中心 200Kbps
画像や動画 3,000Kbps
Facebook テキスト中心 200Kbps
画像や動画 3,000Kbps
Instagram 画像や動画 3,000Kbps


TwitterやFacebookのテキスト中心の更新は瞬間的な通信であり、200Kbps以下の速度で十分です。

 

しかし、InstagramをはじめFacebookやTwitterでも画像や動画を投稿・閲覧するには、3Mbps前後の通信速が求められます。

 

やはりテキスト中心と画像や動画の閲覧/投稿では、必要な通信速度が大きく異なります。

 

利用用途C:WEBサイトの閲覧

WEBサイトを快適に閲覧するには、1Mbps〜10Mbpsの通信速度が目安です。

 

テキストが中心なら1Mbpsもあれば問題ないのですが、画像や動画の多いページなら3Mbps〜10Mbpsあればストレスなく閲覧できます。

 

通信制限時に画像の多いWEBサイトを閲覧するのは、かなり厳しいといえるでしょう。

 

利用用途D:動画の視聴

動画をストレスなく視聴するには、700Kbps〜20Mbpsを目安にしましょう。

 

求められる通信速度は、視聴する動画の解像度(画質)によって異なります。

 

動画の解像度 推奨される通信速度
YouTube SD 360p 0.7Mbps
SD 480p 1.1Mbps
HD 720p 2.5Mbps
HD 1080p 5Mbps
4K 20Mbps
Hulu ストリーミング 3Mbps〜6Mbps
Netflix SD画質 3Mbps
HD画質 5Mbps
UHD画質 25Mbps

YouTubeやHuluで推奨されている通信速度は、以下のとおりです。

 

Youtube インターネット速度の推奨速度

引用:YouTube公式サイト

 

YouTube公式の見解では、500Kbps以上のインターネット接続を条件としています。

 

YouTube以外の動画配信サービス
配信サービス 動画の解像度 推奨される通信速度
Hulu ストリーミング 3Mbps〜6Mbps
Netflix SD画質 3Mbps
HD画質 5Mbps
UHD画質 25Mbps


YouTubeの低画質なら1Mbpsでも問題ありませんが、動画配信サービスなどは最低でも3Mbps以上は必要であることがわかります。

 

高画質な動画を視聴するには、たとえ制限なしでも一部のモバイルWiFiでは厳しいかもしれません。

 

利用用途E:動画の生配信

動画の生配信における推奨通信速度は、700Kbps〜50Mbpsです。

 

生配信においても、画質によって推奨される通信速度が異なります。動画配信において大切なのは、上り速度です。

 

YouTubeにおける上り速度の範囲は、以下のとおりです。

 

解像度 上り速度の範囲
240p 300Kbps〜700Kbps
360p 400Kbps〜1,000Kbps
480p 500Kbps〜2,000Kbps
720p 1,500Kbps〜4,000Kbps
720p、60fps 2,250Kbps〜6,000Kbps
1080p 3,000Kbps〜6,000Kbps
1080p、60fps 4,500Kbps〜9,000Kbps
1440p、30fps 6,000Kbps〜13,000Kbps
1440p、60fps 9,000Kbps〜18,000Kbps
2160p(4K)、30fps 13,000Kbps〜34,000Kbps
2160p(4K)、60fps 20,000Kbps〜51,000Kbps


YouTubeは4K配信も可能なので、最大で51Mbpsの通信速度が求められます。

 

他社の配信サイトの生配信に必要な回線速度
配信サイト 解像度 上り速度の範囲
ニコニコ動画 HD配信以外 30fps 2,000Kbps
HD配信 30fps 6,000Kbps

TwitCasting
(ツイキャス)

Full HD 30fps/60fps 5,000Kbps〜6,000Kbps


他社配信サービスの上り速度は、概ね6Mbpsあれば十分です。

 

YouTubeの4K配信だけは、かなりの速さが必要であることがわかります。

 

通信速度が十分でない場合は、配信が止まってしまうこともあるので注意してください。

 

利用用途F:音楽ストリーミング

音楽ストリーミングに必要な通信速度は、5Mbps〜25Mbpsが目安です。

 

音楽などの音声ファイルは、音質によって推奨される通信速度が異なります。

 

配信サービス 音質 推奨される通信速度
Amazon Music HD 最低でも5Mbps
Spotify 低音質 24Kbps
標準音質 96Kbps
高音質 160Kbps
最高音質 320Kbps

引用元:Amazon Music Spotify

 

Spotifyは最高音質でも320Kbps以下なので、通信速度はあまり求められないことがわかります。Amazon Musicは5Mbps以上であることから、高音質であるといえます。

 

どちらも通信速度が遅いと、再生できないので注意しましょう。

 

利用用途G:ネットショッピング

ネットショッピングで必要な回線速度の目安は、5Mbps〜10Mbpsです。

 

商品画像の多いサイトなら、求められる通信速度は速くなります。ショッピングの場合は、注文完了時まで通信が安定する必要があります。

 

たとえば、購入画面から確定ボタンを押したときに読み込みが遅いと、注文の受付がきちんと完了しているかわからないからです。

 

ショッピングをするときは、回線速度が十分な状態であることを確認しておきましょう。

 

利用用途H:オンラインゲーム

オンラインゲームのダウンロードには、最低でも30Mbpsは必要といわれています。

 

以下は、オンラインゲーム利用時の状況を通信速度別にまとめたものです。

 

通信速度 利用時の状況
1Mbps オンラインゲームが動かない
ダウンロードに数時間を要する
30Mbps〜50Mbps オンラインゲームが切断を起こす
ダウンロードがなかなか終わらない
100Mbps以上 オンラインゲームをスムーズにプレイできる
ダウンロードはすぐに終わる


100Mbps以上あれば、オンラインゲームのダウンロードは5分ほどで完了します。プレイするときは、30Mbpsではラグが起きてしまいます。

 

リアルタイム性が求められるようなゲームなら、Ping値も求められます。

 

いずれにしても、ダウンロードは30Mbps、プレイには100Mbpsの速度は最低でも必要です。

 

【回線サービス別】通信速度と向いている作業

通信速度やPing値を、サービス別で一覧にしました。

 

回線 Ping値 下り 上り
光回線 27.2ms 213.2Mbps 168.1Mbps
ケーブルテレビ回線 41.9ms 116.5Mbps 51.3Mbps
携帯キャリア 58.4ms 52.9Mbps 11.5Mbps
ソフトバンクエアー 66.5ms 30.0Mbps 5.2Mbps
モバイルルーター 86.0ms 29.6Mbps 8.6Mbps
格安SIM 77.1ms 24.0Mbps 8.5Mbps
ADSL 59.6ms 18.1Mbps 8.7Mbps

※「みんなの回線速度」より抜粋

 

下記から順に、各通信サービスの具体的な内容を説明します。

 

通信サービス@:光回線

光回線は、光ファイバーというケーブルを用いて接続するインターネット回線のことです。

 

通信速度が速いだけでなく、電磁気ノイズの影響を受けにくいので通信も安定しています。光回線は、すべての作業に向いています。

 

たとえば、通信速度だけでなく応答性や安定性が求められるオンラインゲームのプレイも問題ないでしょう。

 

しかも通信制限がないので、速度低下を気にせずにインターネットを楽しむことが可能です。

 

光回線のメリット
  • 高速通信が可能
  • 通信が安定している

光回線はADSLのように通信基地局から距離が離れて通信速度が落ちることもなく、光ケーブルなので電磁波ノイズの影響を受けることもありません。

 

光回線のデメリット

  • 光ケーブルが断線することもある
  • 月額料金が高い
  • 回線の工事が必要
  • 工事費用がかかる
  • 違約金が高い
  • 引っ越しに手間がかかる
  • 自宅でしか利用できない

光ケーブルは屋外にあるため、台風や火災を被害を受けたり巣作りのために鳥が断線させたりすることもあります。

 

サポートセンターへ連絡すれば対応してもらえますが、工事までの期間は利用できません。

 

通信速度や安定性は高いですが、モバイルルーターのように持ち運びができなかったり引っ越しに手間がかかったりする利便性の悪さもあります

 

通信サービスA:ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線は文字どおり、「ケーブルテレビの回線」を使用した接続方法です。ケーブルテレビは、「有線放送のテレビ」を指します。

 

大型アンテナなどの専用の受信設備で電波を受信して、そこからケーブルを使って各家庭に配信しています。

 

電話回線と同じ機能をケーブルに持たせているため、インターネットへの接続が可能です。

 

外部からのノイズの影響を受けにくいので、ネット通話やテレビの視聴などに向いています。

 

ケーブルテレビ回線のメリット
  • ネットと電話の支払いをセットでできる
  • 有線接続だから回線が安定している
  • テレビの専門チャンネルが充実している

ケーブルテレビ回線の大きなメリットは、やはりテレビチャンネルの数です。

 

映画・アニメ・スポーツなど、好きなジャンルのテレビを楽しむことができます。

 

固定回線なので、通信が安定していることも大きなメリットです。

 

ケーブルテレビ回線のデメリット

  • テレビを見ない人には月額料金が高い
  • 上り速度が遅い
  • 光回線と比べて通信品質が劣る

ケーブルテレビのネット回線はケーブルテレビを利用したい人に向けたオプションのような存在です。

 

すでにケーブルテレビを契約して(セット割引を使う)なら割安で利用できますが、インターネット利用を目的とするなら光回線に比べて割高になってしまいます。

 

もともと放送用にデータを受信するためのケーブルを光ファイバーと組み合わせて利用しているので、通信品質は光回線には及びません。

 

通信サービスB:携帯キャリア

携帯キャリアは、携帯電話の通信事業者が提供する通信サービスです。一般的には、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3社を指します。

 

自社のモバイル回線を所有した事業者であり、MNO(移動体通信事業者)とも呼ばれます。

 

携帯キャリアは自宅内外問わず、手軽に通話やインターネットを楽しむのに向いています。

 

携帯キャリアのメリット
  • モバイル回線だからどこでも使える
  • 電話に特化したサービスが受けられる
  • 通信速度が速い
  • 通信エリアが広い
  • サポート力が高い

携帯電話ならではの電話に特化したサービスが充実しているので、通話無料やかけ放題といったプランが用意されています。

 

自社でモバイル回線を所有していることから、通信速度が速くエリアも広いことが特徴です。

 

資本力が大きいことから店舗数が多く、万が一のトラブル時に実店舗でサポートを受けることができます。

 

携帯キャリアのデメリット
  • 無制限プランはauだけ
  • 月額料金が高い
  • 電波が入らない場所では使用できない

※2020年3月現在

 

携帯キャリアの最大のデメリットは、月額料金の高さです。

 

株式会社Zaimによる2019年の調査では、大手キャリアの月額料金の平均は約12,300円であり、格安SIMの平均3,549円の3.5倍もの差がありました。

※株式会社Zaim:800万ダウンロードを超える国内最大級の個人向け家計サービス「Zaim」を運営

 

携帯キャリア別 月額料金の平均

引用:Zaim公式サイト

 

また、3社の中で無制限プランがあるのはauだけなので、制限を気にしなければなりません。

 

通信サービスC:ソフトバンクエアー

大手3キャリアのうち、ソフトバンクが提供しているインターネット接続サービスです。

 

光回線やケーブルテレビ回線などの固定回線は、導入工事を行う必要があります。ソフトバンクエアーは、モバイル回線のホームルーターを利用するため工事が不要です。

 

WEBサイトや動画の閲覧といった作業に向いています。ソフトバンクエアー利用者の口コミとメリットデメリット

 

ソフトバンクエアーのメリット
  • 初期費用が安い
  • 簡単な設定だけで使い始められる
  • スマホとの同時契約で割引が受けられる

 

ソフトバンクエアーは工事が不要なので、工事費用がかかりません。

 

初期設定が簡単なので、端末が届いたらすぐに使えることも魅力です。

 

ソフトバンクエアーのデメリット
  • 月額料金が高い
  • 外への持ち運びができない
  • 通信速度が遅い
  • 無制限でも速度制限がかかることもある
  • 通信エリアが狭い
  • 端末代金が高額

 

ソフトバンクエアーはホームルーターなので外への持ち運びが面倒で、登録した住所以外で何度も使用すると強制解約になる可能性があります。

 

自社のLTE回線とは異なるAXGPという通信方式を利用しているため、通信速度は遅くエリアも狭いです。

 

※AXGP:PHSをベースに高速化をはかった通信方式「XGP」を仕様変更して、さらに高速化したモバイル通信方式のこと

 

利用料金は月額5,370円(端末代を含む)なので、他社より高額であるといえます。

 

通信サービスD:ポケットWiFi

ポケットWiFiは、持ち運び可能でインターネット接続ができる端末です。

 

※ポケットWiFiは本来ワイモバイルのサービス名で、正確にはモバイルWiFi、モバイルルーターなどの名称です。

 

ただし、最近はポケットWiFiがモバイルWiFiの総称のように使われる事もあります。

 

一緒に持ち歩くことで、スマホやタブレット、パソコンなどWiFiに対応した通信機器を、外出先でもインターネットへ接続させることができます。

 

ひと括りにポケットWiFiといっても、さまざまなサービスがあります。

  • WiMAX(KDDI)
  • ワイモバイル(ソフトバンク)
  • docomo WiFi(ドコモ)

ほかにも、3社の電波をすべて使える「クラウドSIM」搭載の端末を取り扱う事業者も存在します。

 

WEBサイトや動画の閲覧といった普通の使い方に向いています。

 

ポケットWiFiのメリット
  • 月額料金が安い
  • 固定回線やスマホなどの通信費用を1本化できる
  • 持ち運びできる
  • 回線工事が不要で設定も簡単
  • 端末代金が安価

ポケットWiFiの大きな魅力は、スマホやタブレット、パソコンとの同時利用が可能なので、一本化することでほかの通信費用を節約できることです。

 

小型の端末なので持ち運びが簡単で、導入が手軽であることも魅力といえます。

 

ポケットWiFiのデメリット
  • 「縛り」や「違約金」があることが多い
  • 端末のバッテリーが切れると利用できない
  • 持ち運びのときはルーターも持ち歩く必要がある
  • 電波が入らない場所では使用できない

契約においては、2年や3年縛りで高額な違約金がかかるケースが多いです。

 

また、利便性ではルーターを別に持ち歩かないとほかの通信機器がWiFi接続できないうえ、バッテリーが切れたり電波が入らなかったりすると利用できません。

 

通信サービスE:格安SIM

格安SIMは、格安の料金で利用できる通信サービスのことです。

 

自社の通信網をもたず、携帯キャリア3社から回線を借用して通信サービスを提供しています。事業者は、「仮想移動体通信事業者」という意味をもつ「MVNO」と呼ばれます。

 

携帯キャリア同様に、手軽に通話やインターネットを楽しむのに向いています。

 

格安SIMのメリット
  • 携帯キャリアより月額料金が安い
  • 端末も安く提供されている
  • 料金プランが明瞭
  • 「縛りなし」であることが多い

携帯キャリアと比べて料金プランが安いことが大きな魅力です。

 

料金プランがわかりやすいので、無駄に高額なプランに加入する心配もありません。

 

契約期間の設定がないことが多く、端末代が安いことも格安SIMならではの特徴です。

 

格安SIMのデメリット
  • 混雑時間帯は通信速度が遅くなる
  • キャリア3社より実店舗の数が少ない
  • 通話料金は高い
  • 使える端末が限られる
  • 初期設定を自分で行う必要がある

混雑時間帯に通信速度が遅くなるのは、キャリア3社の設備の一部を借用しているからです。

 

通信が優先されるのはキャリア3社のユーザーなので、格安SIMの速度は遅くなってしまいます。

 

そもそも格安SIMは自分で設備や店舗をもたないことで、投資を抑えています。

 

抑えた費用をユーザーへ「利用料金の安さ」として提供しているため、サポートや通信速度ではキャリアに劣ってしまうのです。

 

通信サービスF:ADSL

ADSLとは、一般家庭にある電話回線(メタル回線)を使った通信サービスです。

 

※電話回線はアナログ回線を使用

 

通常の電話が使用しない周波数帯を利用することで、高速データ通信を可能にしていることが主な特徴です。

 

よって、1本の電話回線で電話とインターネット接続を同時に利用することができます。WEBの閲覧や高画質でない動画の閲覧に向いています。

 

ADSLの新規の受付は終了しています。2020年3月より、段階的にエリアを狭めていき、2024年3月末には全国でサービスが終了するようです。

 

ADSLのメリット
  • 山奥など光回線が届かないエリアでも使える
  • 電話回線を使うので導入が簡単
  • ほかの契約者の影響を受けない
  • 違約金はかからないことが多い

宅内工事を不要とすることが多く、光回線と比べて費用がかかりません。

 

工事を要する場合でも、おおむね20,000円以内に収まります。(光回線の半分程度)

 

山奥など光回線が届かないエリアでも利用可能で、他の契約者の影響で通信速度が遅くなることもないのです。

 

このように、電話回線ならではのメリットを特徴としています。また、契約期間が設定されていないことが多いため違約金もありません。

 

ADSLのデメリット
  • 基地局から離れるほど通信速度も遅くなる
  • 電磁波ノイズの影響を受けやすい
  • 月額料金は安くない

ADSLの通信速度はほかの通信サービスより遅く、私の調査でも最も遅い18.1Mbpsでした。

 

通信速度の割に月額料金は3,000円前後で、最新の端末が使えて通信速度も速いモバイルルーターと同水準です。

 

また、電化製品が出す電磁波ノイズの影響を受けやすく、通信速度が低下したり安定しなかったりするデメリットもあります。

 

フリーWiFi

フリーWiFiは、誰でも利用できるよう無料で提供されている無線LANサービスです。主に、駅や空港といった公共の場所や飲食店、ホテルなどに導入されています。

 

使える場所には表示があり、スマホやタブレットといった通信機器にWiFi接続機能があれば誰でも利用することができます。

 

大手3キャリアもフリーWiFiサービスを展開していますが、対象は自社の契約者のみです。

 

WEBサイトの閲覧や動画の視聴などの利用に向いています。各フリーWi-Fiの利用方法や、注意点などはこちらを参考にしてください。フリーWi-Fi一覧との利用方法・注意点

 

フリーWiFiのメリット
  • 無料でインターネットに接続できる
  • ルーターを自分で用意しなくても使える
  • 街中は導入していることが多くどこでも利用できる

フリーWiFiは、月額3,000〜4,000円ほどのポケットWiFiがなくても無料で使えるので、費用がかかりません。

 

スマホユーザーなら月間容量の節約にもなり、街中にいればどこでも利用できます。

 

フリーWiFiのデメリット
  • セキュリティ対策が万全でない
  • 利用には登録する手間がかかることが多い
  • 飲食店やコンビニでは利用制限がある
  • 通信速度は遅いことが多い
  • 通信機器の設定をする必要がある

フリーWiFiの大きな欠点は、セキュリティです。

 

不特定多数の人が利用しているうえにパスワードが設定されていないことがほとんどなので、個人情報が漏洩してしまう恐れがあります。

 

簡単なアプリなどから手軽に他人の情報を盗めるので、カード情報などの重要なやり取りは行わないようにしなければなりません。

 

また、フリーWiFiの利用登録や自身の通信機器の設定が必要になる手間もかかります。

 

通信速度を改善させるためにできること

通信速度を改善させるための方法は、以下のとおりです。

  1. WiFi機能をリセットする
  2. 接続中の端末を確認する
  3. キャッシュを削除する
  4. 通信機器のOSを最新にする
  5. WiFiルーターの置く位置を変える(水回りには置かない、ポケットWiFiは窓や玄関)
  6. WiFiルーターのアンテナの向きを変える
  7. 中継機を導入する

下記から、順番に見ていきましょう。

 

方法@:WiFi機能をリセットする

WiFi機能は、使い続けると不具合を起こすことがあるからです。

 

ファームウェアのバグによるメモリーリーク、近隣のWiFi利用者増による使用チャンネルの重なりによる不安定・速度低下が起こることもあります。

 

ただし、WiFiルーターと通信機器の両方が原因の可能性もあります。スマホやタブレット、WiFiルーターのどちらもWiFi機能をリセットしてみてください。

 

WiFiの通信に問題がある場合は、どちらもリセットすることで解消されるはずです。

 

方法A:接続中の端末を確認する

ルーターに同時接続できる台数は、限りがあるからです。

 

製造メーカーが推奨する台数を超えると、本来の性能を発揮できません。親機やネットワーク自体に負荷がかかるため、通信速度が落ちるなど通信状況が悪くなります。

 

フリーWiFiも同じ理由で、回線が混雑して繋がりにくくなることもあります。台数が多いなら、推奨される台数まで接続機器を減らしましょう。

 

方法B:キャッシュを削除する

キャッシュデータが蓄積されると、通信速度は低下してしまうからです。

 

キャッシュとは、「よく使うデータを早く読み込むためにPCやスマホ端末の本体へ保存されたもの」です。

 

スマホやタブレットに一度閲覧したWEBページが増えると、動作が重たくなってしまいます。

 

こうなると、キャッシュを利用せずに読み込んだ方が早くなるのです。動作が重たいときは、キャッシュを削除しましょう。

 

キャッシュを削除する方法(Google Chrome)

キャッシュを削除するための手順を、簡単にご紹介します。

  1. 右上のメニューを開いて「設定」を選択する
  2. 詳細設定・プライバシーの「閲覧履歴データを消去する」を選択する
  3. 「閲覧履歴データを消去する」を選択する
  4. 「キャッシュされた画像とファイル」を選択する
  5. 「データを消去」を選択して完了

以上の手順で、ブラウザに蓄積したキャッシュを削除することができます。

 

方法C:通信機器のOSを最新にする

バージョンの古いOS(オペレーションシステム)は、通信速度を遅くする原因のひとつです。

 

パソコンやスマホの処理が回線に最適化されていないと、速度低下を招く恐れがあります。

 

ほかにも、古いバージョンのOSのままにするとアプリによっては動作保証されないこともあり、動作が重たくなってしまいます。

 

ただし、OSアップデートの際はデータ消失の可能性もあるので、事前にバックアップを取っておきましょう。

 

iPhoneなら、iCloud(クラウド上への保存)やiTunes(コンピュータで作成)へバックアップを取ることが可能です。

 

最新のOSでない場合は、アップデートして最新の状態にしてみてください。

 

iCloudでデータをバックアップする方法

iPhoneやiPadから、iCloudでデータをバックアップする手順です。

  1. ホーム画面で「設定」を選択
  2. 「ユーザー名」を選択
  3. 「iCloud」を選択
  4. 「iCloudバックアップ」を選択
  5. 「iCloudバックアップ」を「オン」にする
  6. 「OK」を選択
  7. 「ON」へ切り替わるまで待つ
  8. 「今すぐバックアップを作成」を選択
  9. バックアップの作成を待つ
  10. 「最後に作成されたバックアップ」に時刻が表示される

バックアップに必要な時間は、データ容量や通信状況などにより異なります。

 

iTunesでデータをバックアップする方法

iPhoneやiPadから、iTunesでデータをバックアップする手順です。

  1. iTunesを起動する
  2. 付属のUSBケーブルを接続する
  3. スマホのアイコンを選択する
  4. 「概要」の「バックアップ」を選択する
  5. バックアップの作成を待つ
  6. Appleマークが表示されるとバックアップ完了

バックアップの前は、iTunesの編集>設定>デバイス>「iPod、iPhoneおよびiPadを自動同期しない」にチェックを入れて「自動同期」の設定を停止にしておきましょう。

 

方法D:WiFiルーターの置く位置を見直す

スマホやパソコンに近い場所へ設置しないと、WiFiの電波が届かないからです。

 

ただし、ルーターの種類によって理想的な設置場所は異なります。

  • 固定回線のWiFiルーター
  • モバイル回線のWiFiルーター

どちらも共通しているのは、WiFiの電波は障害物に弱いという点です。

 

高い場所へ設置するなど、障害物に遮られないような場所を選びましょう。下記から、順にみていきましょう。

 

固定回線のWiFiルーター

家の中心に設置するのが理想的です。

 

WiFiの電波はWiFiルーターを中心に広がっているため、スマホやパソコンの近くが最適です。

 

たとえば部屋の端にWiFiルーター置くと、場所によっては電波が届かなくなってしまいます。

 

WiFiルーターを置く位置

 

なお、以下の場所へWiFiルーターを設置しないように注意してください。

  • 台所や水槽などの水回り周辺
  • 電子レンジなど家電の近く

電波は水に吸収されやすい特性をもっていること、家電から発する電波との干渉でWiFiの電波が弱くなってしまうことが理由です。

 

モバイル回線のWiFiルーター

一部のポケットWiFiは、玄関や窓の近くに設置するのが理想的です。

 

モバイル回線の電波を受信できなければ、WiFiの電波を届きやすくしても意味がないからです。

 

たとえばWiMAX回線は建物内では届きにくいので、「外に近い場所」に設置することで電波を受信しやすくできます。

 

WiFiルーターを置く位置

 

スマホなどに使われるLTE回線は「電波が回り込む」という特性をもつので、家の中心に設置しても問題ありません。

 

ただし、ベストな設置場所は端末や家の構造によっても変わるので、電波が入りやすい場所を探してみることをおすすめします。

 

方法E:WiFiルーターのアンテナの向きを変える

WiFiルーターのアンテナの向きが悪いと、スマホやパソコンまで電波が届かないからです。

 

アンテナ付きのWiFiルーターなら、アンテナの向きを調整することで電波が届きやすくなります。

 

電波はアンテナに対して、垂直に飛びます。

 

マンションや平屋といった横長の住居ではアンテナを立てて扇形に開き、一戸建てのような縦長の住居ではアンテナを扇状に開くと、効率よく電波が届きます。

 

電波が飛ぶ方向

引用:バッファロー公式サイト

 

アンテナのないものは内包されているだけですが、向きの調整はできないため設置場所を変えてみてください。

 

方法F:中継機を導入する

WiFi中継機を設置することで、家中どこにいても快適にインターネットを楽しめるからです。

 

たとえば、WiFiルーターから離れた部屋の端や別階にあるトイレや浴室は、WiFiの電波が届きやすい場所ではありません。

 

WiFiの電波が弱い場所に中継機を設置すれば、WiFiを利用できる範囲を広げてくれます。

 

電波が飛ぶ方向

引用:バッファロー公式サイト

 

また、WiFiルーターの設置場所やアンテナの向きを変えたり構造の問題などで変えれなかったりする場合にも、中継機の設置が効果的です。

 

なお、中継機は2,000〜3,000円ほどで販売されています。

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