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ギガゴリWiFiの評判とプラン(ギガ)別の料金

更新日:2020年4月23日

 

WiMAXや光回線で業界最安値など他のプロバイダの常に一歩上を行くキャンペーンを打ち、圧勝したGMOとくとくBBが無制限wifiのサービスに参入してきました。

 

端末がレンタルであるデメリットがありますが、

  • データ通信(ギガ)に応じて複数のプランがある
  • 料金は最安(おそらく他社を意識して値段設定をしている)
  • 1年縛り

など現行のクラウドSIM、無制限wifiサービスの一歩上を行くサービス内容です。

 

ただし、GMOとくとくBBは最安値で利用できるなど、キャンペーンが強い代わりに落とし穴がある事が多いプロバイダです。WiMAXではキャッシュバックが最高額ながら、手続きが煩雑で受け取り損なった報告が多数寄せられていました。

 

私も試しに契約するか悩んでおり、公式サイトではわかりづらいギガゴリWiFiのデメリットや注意すべき点にスポットを当てて調べました。

 

追記:ギガゴリWiFiの50GB超プラン(データ無制限)の新規受付は終了しました。

 

現在は新しい無制限プラン(ワールドプラン)の予約を受け付けています。端末は4月8日から順次発送のようです。

 

ワールドプランは海外で利用可能になりましたが、契約期間が1年から2年に伸びており、料金も他社と比べて特別安くもありません。

 

現状、ギガゴリWiFiの強みは20GB、30GBプランの料金が最安値、かつ1年契約と言う点でしょう。

 

 

ギガゴリWiFiの料金プランと速度

ギガゴリWiFi

 

料金と契約形態

データ通信量 端末 契約手数料 月額料金 契約期間 1年間の総額
20GB FS030W \3,000 \2,350 1年 \31,200
30GB FS030W \3,000 \2,650 1年 \34,800
50ギガ超
新規受付終了
FS030W \3,000 \3,050 1年 \39,600
ワールドプラン U2s \3,000 \3,460 2年 \86,040

※ワールドプランは2年縛りですので、2年間の料金です。

※端末料金は無料でレンタルです。

 

速度
  • ダウンロード最大:150Mbps
  • アップロード最大:50Mbps

 

他の大容量WiFiサービスと比較

ギガゴリWiFiを検討する場合は、データ通信(ギガ)無制限のどんなときもWiFiや、利用者の多いWiMAXが比較対象になると思います。3サービスの特徴を簡単な表にすると以下の通りです。

 

ギガゴリWiFi どんなときもWiFi WiMAX
月額料金 2,650円 3,480円 3,880円
1年間の合計料金 34,800円 2年契約 2年契約
2年間の合計金額 66,600円 86,520円 108,120円
最大速度 下り150Mbps 下り150Mbps 下り1.2Gbps
実測値 23.6Mbps 10.7Mbps 49.1Mbps
速度制限 30GB なし

3日10GB
※月間7GB

契約期間 1年 2年 2年
エリアの広さ ×
端末の性能
プラン変更 不可 プランが1つ

※ギガゴリWiFiの2年間合計料金は特設ページから申し込んだ場合
※WiMAXはUQ WiMAXの料金

 

WiMAXと比べると

速度以外はほぼネクストモバイルの勝ちです。WiMAXは回線とルーター性能がいいため、ギガゴリWiFiよりも速度が出ます。

 

と言っても、ギガゴリWiFi(FS030W)の実測値は平均で20.7Mbps出ていますので、普通に使う分には全く問題ない数値です。

 

UQ WiMAXよりも料金が安いGMOとくとくBBとギガゴリWiFi比較はこちらにまとめています。ギガゴリWiFiとGMOとくとくBB WiMAXを10の視点で比較

 

どんなときもWiFiと比べると

料金、通信速度、運営会社の実績などを考えると、どんなときもWiFiを選ぶ理由がありません。

 

4月以降開始予定のワールドプランは、どんなときもWiFiとサービス内容がほぼ同じで料金がわずかに安いです。

 

また、20GB・30GBプランはどんなときもWiFiと比べて月額料金が1,000円近く安い上に、契約期間の縛りが1年です。

  • 利用するデータ量(ギガ)がわかっている方
  • 普通にネットを使うだけの方
  • 契約期間を短く抑えたい方

にはコスパがいいと思います。特に今は5Gのサービスが始りましたし、5Gの通信網が整備されるまでのつなぎとして考えるのであれば1年縛りは大きいです。

 

また、90%以上の方が、月間3GB未満の利用量であるとの調査結果もあります。https://research.nttcoms.com/database/data/001865/

 

クラウドSIM(無制限WiFi)サービスに暗雲

どんなときもWiFiは2月後半から通信障害が頻発し、3月21日から回線が休止されています。原因は利用者急増により、帯域(使えるデータ通信量)を使い切ったからと言われています。※真相は一切公表されていません。

 

他のクラウドSIM(データ無制限)サービスも、通信制限が入った情報を耳にしますし、無制限Wi-Fiと言っても、実際は制限がある可能性が高い事が明るみに出始めています。最初から30GBと決まっていれば、大量にギガを消費する人もいなくなりますから、どんなときもWiFiのような事になる心配はほぼありません。

 

ギガゴリWiFiは通常、2年目以降の月額が450円上がるのですが、下記の特設ページから申し込めば2年目も月額料金は上がりません。

 

botann

 

ギガゴリWiFiの良い評判

 

 

ギガゴリWiFiの良い評判を調査しましたが、サービス開始前ということもあってほとんどみつかりませんでした。

 

内容は、「契約期間が短い」「料金が安い」などです。実際、ギガゴリWiFiは1年単位で解約できるので、自分に合った新しいサービス内容のモバイルWiFiがみつかるまでの「繋ぎ」としても活用できます。

 

サービスが開始して1年が経過するころにはひと通り試したユーザーが現れるので、そのときに本当の意味でのギガゴリWiFiの使い心地がわかるのではないでしょうか。

 

ギガゴリWiFiの悪い評判

 

近頃ネット回線がおかしいので契約書の番号に問い合わせするも、一時間以上電話してもずっと電話に出ない、さすがに我慢の限界で本社に問い合わせるがまとも謝罪もなく違う番号を伝えられそっちに掛けるも同じくずっと繋がらず終い、客を舐めすぎ、何が東証一部だ、同じ上場企業がきいて呆れるわ

 

引用:Googleの口コミ

 

ギガゴリWiFiの悪い評判も同様に、ほとんど口コミがみつかりませんでした。

 

みつかったのは、「20GBや30GBではあまり普及しないのでは?」というものです。確かに20GBと30GBではあまり差がないので20GBと50GBなら、よりユーザーの要望に沿える可能性があります。

 

ただ、この点は使い放題も導入予定なので、現状でも問題はないのかもしれません。

 

GMOとくとくBBグループのサポートが微妙

もう一点は、GMOグループに対しての口コミです。(ギガゴリWiFiもGMOグループのため、サポートは共通)

 

「サポートの対応が悪い」という声がありました。私もGMOとくとくBB WiMAXを使っていましたが、サービス対応はいいとは言えません。

 

サポートセンターに繋がりにくい場合は、面倒ですが混雑時間帯を避けたりBBnaviを活用するか、GMOの代表電話にかければ自分の電話に折り返してもらうこともできます。

 

ギガゴリWiFiを利用するメリット

  • 多彩なプランが用意されている
  • 月額料金が安い
  • 使い放題プランは「直近3日間の速度制限」がない
  • どのプランでも契約期間が短い
  • 他社と比べて端末損害金が安い
  • 電話サポートの受付時間が長い

 

下記から、詳細を見ていきましょう。

メリット@:多彩なプランが用意されている

ギガゴリWiFiは、月間容量別に3つのプランが用意されています。同じ端末のFS030Wを提供する他社のモバイルWiFiと、「プランの種類」を比べてみましょう。

 

プランの種類
  • ギガゴリWiFi:20GBプラン/30GBプラン/使い放題プラン
  • SAKURA WiFi:使い放題プラン
  • STAR WiFi:SIMのみプラン

ギガゴリWiFiには3つのプランがありますが、他社は1〜2つしか用意されていません。STAR WiFiはSIMカードのみのプランも選べるメリットはありますが、月間容量は使い放題のみです。容量に応じて3つのプランがあるのは、ネクストモバイルくらいです。

 

月間容量でプランが分かれていると、自身の用途や予算に合ったものを選びやすくなります。

 

イメージ図

ギガゴリWiFi プラン

 

「使い放題は必要ないから月間容量のあるプランにして節約したい」という人は、使い放題以外のプランが用意されたWiFiサービスをおすすめします。データ通信(ギガ)に応じたプランが用意されていることも、ギガゴリWiFiのメリットです。

 

メリットA:月額料金が安い

ギガゴリWiFiの月額料金は、2,350〜3,500円です。ギガゴリWiFiと同じ1年契約の「BIGLOBE WiMAX」、端末やプラン内容が同じ「ネクストモバイル」と、月額料金を比較してみましょう。

 

契約から1年間の月額料金(使い放題プラン)
ギガゴリWiFi BIGLOBE WiMAX ネクストモバイル
月額料金 3,050円 2,980〜3,980円 3,100円
1年の総額 39,600円 40,760円 40,200円

※BIGLOBE WiMAXはキャンペーン中で3ヶ月間だけ月1,000円の割引(2020年3月現在)
※ネクストモバイルは1年で解約すると違約金14,000円かかります。

 

1年の契約で比較すると、「月額料金」「1年間の総額」ともにギガゴリWiFiが最安値であることがわかります。利用期間を1年に限定するなら、他社よりも安い料金で使えます。注意点としては2年目は月額料金が上がる事です。

 

通常は2年目の月額は上がりますが、当サイト限定の特設ページ経由で申し込めば2年目の月額は上がりません。特設ページ経由ですと、2年間利用時の料金合計も最安値です。

 

\当サイト限定 ギガゴリWiFi特設ページ/

botann

 

メリットB:使い放題プランは「直近3日間の制限」がない

ギガゴリWiFiの使い放題プランには、「3日間10GB」のような制限はありません。最近の使い放題プランは制限を撤廃しつつありますが、直近3日間の制限が残った他社WiFiサービスも存在します。

 

通信制限
  • ギガゴリWiFi:なし
  • UQ WiMAX:3日間10GB
  • Pocket WiFi(ワイモバイル):3日間10GB

使い放題プランであっても直近3日間の通信制限があれば、混雑時間帯は通信速度が遅くなってしまいます。最も使いたい時間に制限がかかってしまうと、ストレスに感じるでしょう。

 

ギガゴリWiFiには制限がないので、学校や会社からの帰宅後でも好きなだけインターネットを楽しめます。「混雑時間帯に通信することが多い」という人には、ギガゴリWiFiがおすすめです。

 

ただし、一度に大量のデータを送受する通信が一定期間継続されると、ネットワークへの過大な負荷を避けるため、通信を制限されることもあります。

 

ギガゴリWiFi 3日間の制限について

引用:GMOとくとくBB公式サイト

 

使い放題プランに「直近3日間の制限」がないことも、ギガゴリWiFiのメリットです。

 

注意:使い放題プランは受付開始されていない

2020年1月現在、ギガゴリWiFiの使い放題プランは受付を開始されていません。

 

公式サイトの「使い放題プランお申込み」の欄には、準備中と掲載されています。2月3日のサービス開始以降は受付を始めるかもしれませんが、現段階で申し込むことはできないのです。

 

ギガゴリWiFiを検討していて「使い放題プラン」を希望しているなら、現在の「予約受付中」ではなくサービス開始後まで待つしかありません。

 

メリットC:どのプランでも契約期間が短い

ギガゴリWiFiはプランに関わらず、契約期間は1年と短いです。同じ運営元であるGMOとくとくBB、端末や月額料金が類似するネクストモバイルと、契約期間を比較してみましょう。

 

契約期間
  • ギガゴリWiFi:1年
  • GMOとくとくBB:3年
  • ネクストモバイル:2年

 

他社WiFiサービスと比べても、ギガゴリWiFiの契約期間は短いことがわかります。長期契約だと、端末が古くなったり他社が気になったりしても、違約金の関係から解約をためらってしまいます。

 

契約期間の短いギガゴリWiFiは、最新端末を使いたい方や、長期間使うかわからない方にメリットがあります。

 

メリットD:他社と比べて端末損害金が安い

ギガゴリWiFiの端末損害金は、10,000円です。

 

端末損害金:オプション未加入で端末を破損・故障させたり、端末を返却しなかったときに発生する弁償金のこと

 

同じFS030Wを取り扱う、他社モバイルWiFiの端末損害金と比較してみましょう。

 

端末損害金
  • ギガゴリWiFi:10,000円
  • ネクストモバイル:15,000円
  • SAKURA WiFi:20,000円

※本体のみ
※上記は補償オプションなしで故障・紛失した場合の端末損害金

 

ギガゴリWiFiの端末損害金は、他社よりもかなり安く設定されていることがわかります。そもそもFS030Wは市販されている端末で、Amazonや楽天などでも15,000円前後で販売されています。

 

つまり、オプションなしで故障や紛失があっても、市販を購入するより端末損害金を支払ったほうがユーザーの負担は少なくて済むのです。

 

ギガゴリWiFi 端末損害金

 

「予算の都合で、どうしても補償オプションを付けられない」という人には、端末損害金の安いモバイルWiFiをおすすめします。他社と比べて端末損害金が安いことも、ギガゴリWiFiのメリットです。

 

メリットE:電話サポートの受付時間が長い

ギガゴリWiFiの電話サポートは、長時間の受付に対応しています。以下は、他社モバイルWiFiの受付時間との比較です。

ギガゴリWiFi ネクストモバイル SAKURA WiFi
受付時間 10:00〜19:00 11:00〜18:00

電話サポート非対応
※問い合わせフォームのみ

休日 年中無休 日・年末年始
フリーダイヤル 〇 携帯・PHS対応 △ 解約のみ携帯・PHS対応

ギガゴリWiFiは、受付時間が長いうえに休日も少ないことがわかります。しかも、フリーダイヤルに対応しているので、ユーザーは電話代の負担がありません。

 

SAKURA WiFiやFUJI WiFiといったレンタル型モバイルWiFiは、メールにしか対応していなかったりフリーダイヤルではなかったりする場合がほとんどです。

 

UQ WiMAXやワイモバイルといった回線元並みの高いサポート力を持つギガゴリWiFiは、「何かあったときにすぐ対応してほしい」という人におすすめします。

 

ギガゴリWiFiを利用するデメリット

  • 1年目以降の月額料金は高い
  • 通信速度が遅い
  • 20GB/30GBプランは月間容量を超えると遅い
  • 端末は1機種しか用意されていない
  • 違約金が高額
  • 1年目以降でも更新月以外なら違約金が発生する
  • 安心サポートの補償範囲が狭い
  • 支払いはクレジットカードのみ
  • 口座振替は多額の初期契約手数料がかかる
  • レンタルだから端末を返却しなければならない

 

読むのがたいへんな方は、デメリットや注意点の中で特に口コミで多かった3つのポイントだけ動画にまとめていますので、ご覧ください。

 

 

下記から、詳しく見ていきましょう。

 

デメリット@:1年目以降の月額料金は高い

ギガゴリWiFiの割引価格が適用されるのは1年のみで、2年目以降は料金が上がります。契約期間が同じ1年の他社モバイルWiFiと比較してみましょう。

 

ギガゴリWiFi FUJI WiFi BIGLOBE WiMAX
契約期間 1年 1年 1年
契約期間中の月額料金 3,050円 3,480円

1〜3ヶ月目:2,980円
4ヶ月目以降:3,980円

契約期間後1年の月額料金 3,500円 3,480円 3,980円

※上記の月額料金は使い放題プラン
※BIGLOBE WiMAXはキャンペーン期間中で3ヶ月間の月額料金が1,000円割引(2020年1月7日〜3月1日まで)

 

契約期間後に月額料金が跳ね上がるのは、ギガゴリWiFiだけです。しかも、ギガゴリWiFiは自動更新なので更新月に解約しないと自動的に契約が続いてしまいます

 

「長く契約して安く利用したい」という人には、長期契約の代わりに安く利用できたり契約後でも月額料金が上がらなかったりするモバイルWiFiをおすすめします。

 

1年目以降の月額料金が上がってしまうことが、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

2年間の総額で比較

2年間契約したときの総額を、サービス内容が類似する他社モバイルWiFiと比較しました。

 

ギガゴリWiFi BIGLOBE WiMAX ネクストモバイル
月額料金

1〜12ヶ月目:3,050円
13〜24ヶ月目:3,500円

1〜3ヶ月目:2,980円
3〜24ヶ月目:3,980円

1〜24ヶ月目:3,100円
2年の総額 81,600円 88,520円 77,400円

※使い放題プランで比較

 

1年だけの契約なら、3社の中で総額が最も安かったのはギガゴリWiFiでした。しかし、2年の契約になるとネクストモバイルが最も安いという結果になったのです。

 

理由は、ギガゴリWiFiが2年目に月額料金が上がるのに対して、ネクストモバイルは2年目ではなく3年目に月額料金が上がるからです。

 

ギガゴリWiFi 2年目以降の月額

 

したがって、2年契約を前提にするならギガゴリWiFiはお得とはいえません。

 

もともと長期契約を希望しているなら、「縛り」のあるモバイルWiFiを選んだほうが安く使うことができるのです。

 

デメリットA:通信速度が遅い

ギガゴリWiFiの通信速度は、下り最大150Mbpsです。

 

※下り最大150Mbps:回線業者が最大の努力をして出せる通信速度(ベストエフォート)

 

他社WiFiサービスの通信速度を、各社の最新機種で比較してみましょう。なお、通信速度は各端末の実測値を使って比較します。

 

ギガゴリWiFi Broad WiMAX Pocket WiFi
機種 FS030W W06 603HW
下り平均 18.52Mbps 48.07Mbps 27.46Mbps
上り平均 8.79Mbps 5.36Mbps 8.54Mbps

上り平均速度は他社よりも少しだけ速いですが、下り平均速度では他社を大きく下回っていることがわかります。特にWiMAXは、ギガゴリWiFiの2倍以上もの下り速度があります。

 

つまり、アプリやファイルのダウンロードは他社より遅く感じることもあるでしょう。「通信速度を重視したい」という人は、WiMAXなどの通信速度が速いWiFiサービスをおすすめします。

 

通信速度が遅いことも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

デメリットB:20GB/30GBは月間容量を超えると遅い
ギガゴリWiFiは、月間容量を超過すると128Kbpsまで通信速度が落ちてしまいます。しかも、追加チャージに対応していないので、制限されても翌月まで待たなくてはいけません。

 

サービス内容が類似する他社モバイルWiFiも、同様の対応です。

 

ギガゴリWiFi ネクストモバイル FUJI WiFi
追加チャージ 不可 不可 不可
制限後の速度 128Kbps 128Kbps 128Kbps


通常のギガゴリWiFiの通信速度が実測値で20Mbps前後なので、200分の1以下まで落ちていることになります。つまり、利用できるものはかなり限られてしまうのです。(詳細は後述)

 

「絶対に通信制限にはかかりたくない」という人は、使い放題プランや制限のないWiFiサービスを選びましょう。

 

20GB/30GBは月間容量を超えると極端に遅くなることも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

通信速度128Kbpsでできること

通信速度128Kbpsでできることを、簡単に表へまとめました。

 

内容 適正
メール、LINEなどのメッセージ送信
LINE、Skypeの音声通話、IPアプリなど
GoogleマップやYahoo!マップなど
WEBやSNSの閲覧 △(遅いうえに表示されないことも多い)
スマホのアプリゲームなど △(通信の頻度による)
Youtubeなどの動画 ×


データ通信量をあまり必要としないものは意外と使えますが、WEBやSNSの閲覧などは読み込めたとしても相当な時間がかかってしまいます。

 

動画を視聴することはほぼ不可能で、低画質でも困難です。

 

128Kbpsで可能なものは、メールやLINEの送受信や一部のアプリに限定されてしまいます。

 

デメリットC:端末は1機種しか用意されていない

ギガゴリWiFiは、FS030Wしか選べません。同様のモバイルWiFiと、端末の種類を比較してみましょう。

 

ギガゴリWiFi ネクストモバイル FUJI WiFi GMOとくとくBB
端末の種類 F030W FS030W FS030W W06
HT100LN GlocalMe G3 WX06
W05 WX05
W04 HOME L02
HOME 02
HOME 01

他社と比べて、端末の種類が少ないことがわかります。たとえばネクストモバイルも端末の種類は少ないですが、特筆すべきはホームタイプのHT100LNという機種です。

 

ホームルーターのHT100LNは自宅で使うことに特化していることが特徴で、「内臓アンテナ内臓」で電波の繋がりやすくなるほか、部屋のインテリアにも馴染みます。

 

「多くの端末から1台を選びたい」「ホームルーターが欲しい」という人には、GMOとくとくBBなどのWiMAX系プロバイダやFUJI WiFiなどの他社レンタルWiFiをおすすめします。端末が1機種しか用意されていないことも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

デメリットD:違約金が高額

ギガゴリWiFiの違約金は、12ヶ月目以内の解約で10,000円です。同じ1年契約の他社モバイルWiFiの違約金と、比較してみましょう。

 

違約金
  • ギガゴリWiFi:18,000円
  • FUJI WiFi:なし
  • BIGLOBE WiMAX:1,000円

※ただし、BIGLOBE WiMAXは「800円×(24ヶ月-利用期間)」の端末代金が発生

 

FUJI WiFiは1ヶ月単位でのレンタルが可能なため違約金はなく、BIGLOBE WiMAXは2019年10月の電気通信事業法の改正に合わせて違約金を1,000円に変更しました。

 

※電気通信事業法:主要なネットワークを保有する特定の事業者に対する公正競争ルール

 

詳細は、総務省:電気通信事業法の一部を改正する法律について

 

ギガゴリWiFiは違約金が高額なので、他社モバイルWiFiのように気軽には中途解約できません。「中途解約時の負担を減らしたい」という人には、違約金が安いモバイルWiFiをおすすめします。

 

さらに言えば1年契約ですので、違約金を払って解約するなら1年間使い切って解約した方がいいです。

 

デメリットE:1年目以降でも更新月以外なら高額な違約金が発生する

ギガゴリWiFiは、13ヶ月目以降でも8,000円の違約金が発生します。しかも、13ヶ月目以降は更新月に解約を申し込まない限り、1年の自動更新になってしまいます。

 

解約のタイミング 違約金
1〜12ヶ月目 18,000円
13ヶ月目以降(更新月以外) 8,000円


1年契約の他社モバイルWiFiと比較してみましょう。

 

1年利用後の違約金
  • ギガゴリWiFi:8,000円
  • FUJI WiFi:なし
  • BIGLOBE WiMAX:0円

※BIGLOBE WiMAXは端末代「800円×(24ヶ月-利用期間)」が発生

 

BIGLOBE WiMAXは1年を経過すると違約金は発生しないうえ、契約は自動更新ではありません。よて、解約を忘れたからといって自動的に継続するわけではありません。

 

「自動更新は困る」「契約期間が過ぎても違約金を請求されたくない」という人は、自動更新や違約金の負担が少ない他社のモバイルWiFiをおすすめします。

 

デメリットF:安心サポートの補償範囲が狭い

以下は、ギガゴリWiFiの安心サポートの補償内容です。

補償オプション 正式名称 月額料金 補償の範囲
安心サポート 修理保証サービス 300円 正常な使用で故障した箇所の修理
安心サポートワイド 水濡れ・修理保証サービス 500円 上記+故障・破損・水濡れ


たとえば、安心サポートでは水濡れは補償範囲外ですが、他社モバイルWiFiは同等の補償オプションでも水没は補償範囲に含まれています。

 

実際、他社のモバイルWiFiと補償オプションの補償内容を比較してみましょう。

 

安心サポートでの比較
月額料金 故障・破損 水没 盗難・紛失 バッテリー劣化
ギガゴリWiFi 300円 × × ×
FUJI WiFi 300円 × ×
NOZOMI WiFi 350円

他社モバイルWiFiなら300円ほどの補償オプションでも補償範囲が十分に広いのですが、ギガゴリWiFiは他社ほど広くありません。安心サポートワイドで、他社の安心サポート同様の補償です。

 

「少ない料金で広く補償してほしい」という人は、他社モバイルWiFiの検討をおすすめします。安心サポートの補償範囲が狭いことも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

デメリットG:支払いはクレジットカードのみ

受付開始中の2020年1月時点では、ギガゴリWiFiはクレジットカード決済にしか対応していません。以下は、他社モバイルWiFiとの比較です。

 

ギガゴリWiFi ネクストモバイル FUJI WiFi
支払方法 クレジットカード

クレジットカード
口座振替

クレジットカード
コンビニ払い

ギガゴリWiFiは、他社と比べて支払方法は少ないことがわかります。

 

クレジットカードがないと予約を申し込むことができないので、利用したいならクレジットカードを新規作成するか口座振替に対応するのを待つしかありません。

 

また、支払方法に関する注意点は2つあります。

  • クレジットカードの新規作成は2週間前後の期間を要する
  • 口座振替は多額の手数料が必要になる(詳細は後述)

 

「事情があってクレジットカードが作成できない」「作成に時間をかけたくない」という人は、口座振替やコンビニ払いに対応したモバイルWiFiを選ぶほうが無難です。

 

デメリットH:口座振替は多額の初期契約手数料がかかる

ギガゴリWiFiで口座振替を利用すると、初期契約手数料が発生する予定です。現段階では口座振替に対応していませんが、利用するには20,000円がかかります。

 

ギガゴリWiFi 口座振替

引用:GMOとくとくBB公式サイト

 

以下は、他社モバイルWiFiとの比較です。

ギガゴリWiFi ネクストモバイル BIGLOBE WiFi
口座振替の手数料

契約時:20,000円
利用時:-

契約時:なし
利用時:200円/回

契約時:なし
利用時:200円/回

※ギガゴリWiFiの口座振替における利用時の金額までは記載されていない

 

上記で口座振替に「初期契約手数料」が発生するのは、ギガゴリWiFiだけであることがわかります。しかも、他社同様に支払いの度に200円の手数料もかかることになるでしょう。

 

「口座振替を利用するためだけに多額の手数料を支払いたくない」という人は、口座振替に対応している他社モバイルWiFiをおすすめします。

 

口座振替に多額の初期契約手数料が発生することも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

デメリットI:レンタルだから端末を返却しなければならない

ギガゴリWiFiはレンタルなので、契約後は端末類を返送する必要があります。

 

しかも、返却は付属品一式も対象なので、契約中はUSBケーブルや外箱まで大切に取り扱わなければなりません。また返却の期限を過ぎてしまうと、10,000円の補償料を請求されてしまいます。

  • 未返却:10,000円の補償料
  • 破損や故障:10,000円の端末損害金

これはレンタル型ならではのリスクで、たとえば買取型のネクストモバイルには当てはまりません。付属品を紛失したり返却期限を過ぎたりしたからといって、端末損害金を支払う必要はないのです。

 

ギガゴリWiFi レンタル

 

契約期間こそ1年の差はありますが、1年目の月額料金は50円しか違わないのに端末が手に入るのと返却があるのとでは、後者のほうがコスパは高いといえます。

 

「端末の取り扱いが苦手」「端末一式の返送が面倒」という人は、レンタル型よりも買取型のモバイルWiFiをおすすめします。端末一式の返却があることも、ギガゴリWiFiのデメリットです。

 

ギガゴリWiFiの解約方法と解約手数料

解約方法

  • BBnaviを開く
  • 「会員IDもしくはGMO ID」と「パスワード」を入力してログインする
  • 「ご利用中のサービス」から「ギガゴリWiFi」を選択する
  • 解約する対象の契約を選択する
  • 「その他のお手続き」から解約手続きを進める
  • 端末一式を返送する

 

解約時の注意点

  • 更新月を確認しておく
  • 解約月の翌月20日までに端末一式を返却すること
  • 返送費用は契約者が負担
  • 端末だけでなくUSBケーブルや電池パック、SIMカードなどの付属品も返却する

 

解約手数料

  • 1〜12ヶ月目:18,000円
  • 13ヶ月目以降(更新月以外):8,000円

 

端末のスペック

端末名 FS030W
製造元 富士ソフト
端末SIMカード形状 LTE対応microSIM
連続待受時間 約600時間(休止状態時)
連続通信時間

約20時間(WiFiテザリング時)
約24時間(Bluetoothテザリング時)

電池パック リチウムイオンポリマー3000mAh(脱着式)
充電用端子 microUSB
同時接続可能台数 WiFi15台、Bluetooth5台、USB1台

ギガゴリWiFiの運営会社

ギガゴリWiFiは、「GMOインターネット株式会社」が運営しています。

 

会社概要

  • 設立日:1991年5月24日
  • グループ本社の所在地:〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー4〜14階・総合受付11階
  • グループ第2本社:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス9〜16階・総合受付15階
  • 資本金:50億円
  • 代表者:代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
  • 従業員数:6,058名(社員5,305名/臨時従業員753名)

 

GMOインターネット株式会社の主な事業内容は、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業などです。

 

中でも、ドメイン名登録事業やレンタルサーバー事業では国内大手です。

 

社員のための福利厚生に力を入れている会社で、託児所や24時間無料の社員食堂の設立をはじめ、IT勉強会を多く開催しています。

 

2020年1月27日には、新型コロナウィルスの感染拡大に備えて在宅勤務体制へ移行するなど、柔軟性に長けている印象があります。

 

ギガゴリWiFiの評価

今回の記事では、ギガゴリWiFiの評判とプラン別の料金をご紹介しました。

 

以下は、ギガゴリWiFiが合っている人です。

  • 使い放題以外のプランも検討している人
  • 1年だけ安く使いたい人
  • 直近の制限なしでモバイルWiFiを利用したい人
  • 補償オプションに加入する予定がない人
  • 電話サポートに日中は連絡できない人

ギガゴリWiFiは1年間なら他社より安く利用できるので、「1年限定で使いたい」「もっと良いモバイルWiFiが発売されるか様子を見たい」という人にはぴったりです。

 

「使い放題」を検討している人は、サービス開始まで待ちましょう。

 

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