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enひかり利用者の口コミと利用するメリット・デメリット

「光回線はenひかりが安い」という話を聞いたことはありませんか。

 

しかし、以下のような疑問があるとすぐに契約はできないですよね。

  • 安かろう悪かろうではないのか
  • ユーザーの評判で契約を判断したい

そこで今回は、enひかり利用者の口コミと利用するメリットとデメリットをご紹介します。

 

どんな人に向いた光回線なのかわかるので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1. enひかりの料金プランと速度

enひかりのサービス内容を、以下4つに分けて説明します。

  1. 料金プラン
  2. 工事費
  3. 速度
  4. キャンペーン

下記から、詳しく確認していきましょう。

 

1-1 料金プラン

以下は、enひかりの料金プランです。

 

戸建て マンション
契約事務手数料 3,000円
事業者変更手数料 2,000円
月額料金 4,300円 3,300円


6世帯未満のアパートやマンションの場合は、戸建てプランの料金が適用されます。

 

「事業者変更」は、光コラボレーション他社からの乗り換えを指します。

 

※光コラボレーション:フレッツ光の提供を受ける事業者が、独自のサービスを付加してユーザーへ提供するサービスのこと

 

1-2 工事費

enひかりの工事費です。

 

工事内容 工事費
無派遣工事 2,000円
訪問工事あり、屋内配線新設なし 7,600円
訪問工事あり、屋内配線新設あり 15,000円


設置場所や設備の状況によって、工事費は変わります。

 

1-3 速度

enひかりの速度は、以下のとおりです。

 

内訳 速度
理論値 下り最大 1,000Mbps
上り最大 1,000Mbps
実測値 下り平均 170.6Mbps
上り平均 250.8Mbps


enひかりは、v6プラスやtransixなどIPv6に対応しています。

 

なお、理論値はベストエフォート値ともいって「回線業者が提示する最大限の速度」を指します。

 

v6プラスやIPv6、ベストエフォート値については、以下の記事で詳しく説明しています。

1-4 キャンペーン

2020年5月現在、enひかりで実施中のキャンペーンです。

  • 「勝手に割」
  • Wi-Fiレンタルサービス

2つのキャンペーンについては、「enひかりを利用するメリット」で詳しく説明します。

 

2. enひかりを利用した人の口コミ

ワイプロではenひかりを利用している方からの口コミを募集しております。

 

ご協力いただける方は、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただけると幸いです。

 

3. SNS上でのenひかりの良い評判

enひかりの良い評判としては、「速度が速い」という内容がほとんどでした。

 

 

 

IPv6に対応しているため、独立回線の他社にも劣らない速度をほこっています。

 

同じく「月額料金が安い」という内容のものも多かったです。

 

 

 

徹底的なコストダウンにより、業界最安値の料金を実現しています。また、違約金が必要ないので仮に1年ほどで解約しても、負担する金額は他社より少ないです。

 

4. SNS上でのenひかりの悪い評判

一方で、enひかりの悪い評判もご紹介します。

 

enひかりは「オペレーターの対応が悪い」という意見が比較的多かった印象です。

 

 

 

オペレーターの数を最低限まで減らしていることも影響しているのでしょう。この点については、ユーザーの声を拾ってすぐにでも解決してほしい問題ですよね。

 

また、「工事までの期間が長かった」という声もありました。

 

 

申し込みの時期が繁忙期だった場合には工事までに期間を要します。また、2020年は新型コロナの影響によるテレワークや自宅待機で、需要が急増したことも要因であると思われます。

 

少数ですが、「通信速度が遅い」という意見も…

 

 

オプションのIPv6(v6プラスやtransix)にすることで、解決できる場合がほとんどです。

 

5. 【他の光回線と比べた】enひかりを利用するメリット

  1. 月額料金が安い
  2. 通信速度が速い
  3. 違約金を請求されない
  4. 3泊4日分のレンタルWiFiが無料
  5. 工事費が安い
  6. UQ mobileユーザーはお得
  7. 光コラボ事業者への乗り換えは工事が不要

下記から、詳細をみていきましょう。

 

メリット@:月額料金が安い

運営元である株式会社縁人の横山社長は、「業界最安値を実現しているのは、カスタマーセンターを有料にしていることが大きい」と述べています。

 

ほかには、人員を少なくしたり業務をシンプルにしたりしてコストを下げています。

 

実際に、以下で他社光回線の月額料金を比較しました。

 

戸建て 集合住宅
enひかり 4,300円 3,300円
NURO光 4,742円 1,900〜2,500円
ドコモ光 5,200円 4,000円
auひかり 5,200円 4,050円
ソフトバンク光 5,200円 3,800円

※NURO光は同一建物内の加入者人数、auひかりは経過年数によって料金が異なる
※enひかり以外は2年契約での料金を掲載

 

実際に比べてみても、enひかりの料金は他社より安いことがわかります。

 

特に戸建てプランの料金は他社より大幅に安く、マンションプランでもNURO光以外の3社の料金を下回っています。

  • 通信費を節約したい
  • 高額な光回線を契約したくない

上記に当てはまるなら、月額料金の安い光回線をおすすめします。

 

月額料金が安いことは、enひかりのメリットです。

 

メリットA:通信速度が速い

IPv6に対応しているため、混雑し難いからです。

 

他社光回線の1ギガコースと、通信速度を比較しました。

 

下り平均 上り平均
enひかり 171.48Mbps 248.99Mbps
ドコモ光 155.67Mbps 140.73Mbps
auひかり 263.58Mbps 230.82Mbps
ソフトバンク光 186.4Mbps 133.84Mbps
フレッツ光 158.58Mbps 142.29Mbps

※実測値を掲載

 

enひかりの通信速度は、速い部類に入ることがわかります。

 

特に上り平均速度では最も速く、独立回線であるauひかりを上回っています。

 

  • 「速さ」で光回線を選びたい
  • SNSや動画の投稿が多い

 

上記に該当するなら、enひかりをおすすめします。

 

通信速度が速いことも、enひかりのメリットです。

 

enひかりはPing値も優れている

応答速度を評価した値の「Ping値」ですが、こちらも他社と比較してみましょう。

 

Ping値
enひかり 14.98ms
ドコモ光 24.88ms
auひかり 18.12ms
ソフトバンク光 21.5ms
フレッツ光 24.87ms


enひかりのPing値は、上記5社の中で最も低いことがわかります。

 

Ping値が低いと、リアルタイム性が求められるゲームを快適にプレイすることが可能です。

 

なお、Ping値についての詳しい説明は以下の記事を参考にしてください。

 

Ping値の測定方法と利用用途別の目安・改善方法

 

enひかりは「v6プラス」と「transix」を提供

enひかりのIPv6通信には、「v6プラス」と「transix」があります。

 

どちらも「IPv6 IPoE接続」と「IPv4 over IPv6」に対応しているため、IPv6通信だけでなくIPv4通信もIPoE接続できることが大きな特長です。

 

IPoE接続は混雑の原因である網終端装置を通過しないので、混雑しにくい傾向にあります。

 

v6プラスとtransixですが、ほとんど同じ通信技術で提供会社が異なるだけです。

ただし、v6プラスで動作確認しているWiFiルーターの方が多いことから、v6プラスを選ぶ方が無難かもしれません。

 

メリットB:違約金を請求されない

enひかりは、契約期間が決められていないからです。

 

他社光回線と、中途解約時の違約金を比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
違約金 なし 9,500円 戸建て:13,000円
マンション:8,000円
契約期間 なし 2年 2年

 

他社は、更新月以外の解約により10,000円前後の違約金が発生してしまいます。

 

一方のenひかりは、たとえ1年で解約または他社へ乗り換えても違約金は請求されません。

 

※工事費の残債や撤去工事費、事業者変更手数料などは必要

  • 自分の好きなタイミングで解約したい
  • 光回線は契約期間が決まっているから契約したくない

上記に該当するなら、契約期間のないenひかりをおすすめします。

 

契約期間も違約金もないことも、enひかりのメリットです。

 

1年で解約した場合にかかる費用を比較

以下で、他社光回線の初期費用と解約費用を比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
初期費用 3,000円+15,000円 3,000円 3,000円+19,800円
解約費用 0円 9,500円+(1,333円×18回) 13,000円
合計 18,000円 36,494円 35,800円

  • ※初期費用=契約手数料+工事費(enひかり、ドコモ光)
  • ※NURO光は30回分割払いで実質無料だが、支払い期間中の解約で残債を一括請求される
  • ※解約費用に撤去工事費は含めない
  • ※戸建ての費用を掲載

 

enひかりは違約金が不要なので、1年解約時の初期費用と解約費用は他社の半額程度にとどまります。

 

短期間で解約しても他社より負担が少ないことは、enひかりならではの魅力です。

 

メリットC:3泊4日分のレンタルWiFiが無料

enひかりの提供元である「縁人」は「Wi-Fiレンタルサービス」も運営しているため、レンタルWiFiもお得に利用できるのです。

 

en光 レンタルwifi

引用:enひかり公式サイト

 

年3回まで、通常のレンタルに3泊4日分のレンタルが無料で加わります。

 

他社に同様のサービスがあるのか、下記で比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光 auひかり
WiFiレンタル × ×

 

enひかりとNURO光だけが、レンタルWiFiを提供しています。

 

工事期間が長いときやネット環境のない実家へ帰省したときなどは、レンタルWiFiがあると便利です。

  • 一時的にネット環境を利用したい
  • ポケットWiFiをお得にレンタルしたい

上記に該当するなら、レンタルWiFiを提供する光回線がおすすめです。

 

レンタルWiFiをお得に利用できることも、enひかりのメリットといえます。

 

モバイルWi-Fiレンタルサービスの詳細

enひかりのユーザーは、1泊2日以上の注文で+3泊4日分が無料になります。(年3回まで)

 

最低レンタル単位の1泊2日で注文した場合は、5泊6日までの利用が可能です。

 

1日のレンタル料は、コースによって異なります。

  • WiMAX+auLTE:490円/日
  • WiMAX:390円/日

上記に加えて、往復送料870円が加算されます。

 

つまり、「WiMAX」コースなら5泊6日1,650円(送料込み)でレンタルできます。※安心保証サービス(66〜100円)、専用クレードル(110円)は含めない

 

レンタルWiFiを利用する予定があるなら、同じ運営元が提供する「Wi-Fiレンタルサービス」の利用がお得です。

 

レンタル料はNURO光がお得

NURO光が提供するWiFiレンタルの方が、利用料金は安いからです。

 

実際に、複数の利用期間でレンタル料を比較しました。

 

利用期間 enひかり NURO光
WiMAX+4GLTE WiMAX
1日あたりの料金 490円 390円 2ヶ月目以降:32日
5泊6日 980円 780円 980円
2週間 6,860円 5,460円 980円
1ヶ月 7,980円 5,850円 980円
2ヶ月 13,500円 11,000円 1,972円

※1ヶ月を30泊31日と仮定した場合の料金
※送料を除く

 

2週間以降の利用は、enひかりのレンタル料がNURO光の5倍以上も高くなってしまいます。

 

NURO光のWiFiレンタル料が、月額980円だからです。

 

数日単位ならenひかりのレンタルWiFiでも問題ありませんが、2週間以上ならNURO光がお得です。

 

ただし、NURO光のレンタルWiFiは1日1GBや1ヶ月10GBといった制限があります。

 

メリットD:工事費が安い

enひかりの基本工事費は、15,000円だからです。

 

以下で、他社光回線の工事費と比較してみましょう。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
工事費 15,000円 40,000円 戸建て:19,800円
マンション:16,500円

 

他社の工事費よりも、enひかりの工事費は安いことがわかります。

 

工事費が安いと、たとえば一括払いを選択するときは初期費用が抑えられます。

 

※enひかりの工事費支払いは一括払いのみ(詳細は利用するデメリットで後述)

  • 工事費は一括払いを希望している
  • 1年ほどで解約する可能性がある

上記に該当するなら、工事費の負担が少ない光回線をおすすめします。

 

他社より工事費が安いことも、enひかりのメリットです。

 

メリットE:UQ mobileユーザーはお得

enひかりには、「勝手に割り」があるからです。

 

UQ mobileとenひかり両方のユーザーなら、「勝手に割り」を申し込むことでenひかりの利用料金が毎月100円割引されます。※勝手に割りの適用は自動ではないので、申請が必要

 

enひかり 勝手に割り

引用:enひかり公式サイト

 

以下で、他社光回線と同様の割引を比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光 auひかり
対応キャリア UQ mobile(格安SIM) ソフトバンク ドコモ au
割引される料金 光回線の料金 携帯料金 携帯料金 携帯料金
割引額 毎月100円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円

 

enひかりの割引額は他社より劣りますが、特筆すべきは対応キャリアです。

 

他社、特に同じKDDI系列のauひかりでさえもUQ mobileによる割引はありません。

 

「携帯料金が高額な大手キャリアではなく格安SIMを利用している」というユーザーでも、割引を受けることができます。

  • UQ mobileを契約している
  • 大手キャリアは高額だから格安SIMへ乗り換えたい

以上に当てはまるなら、enひかりの利用をおすすめします。

 

UQ mobileユーザーがお得になることも、enひかりのメリットです。

 

「勝手に割り」の適用条件とほかの特典

「勝手に割り」の適用条件は、以下のとおりです。

  • enひかり契約者または同居の家族名義でUQ mobileを契約
  • enひかりカスタマーセンターへ「勝手に割り」を申請
  • UQ mobileとの契約を確認できる資料を提示ができる
  • UQ mobileユーザーでなくなった場合、1ヶ月以内へ申請できる

申請月の翌月から、enひかり利用料金の割引が適用されます。

 

また、新規でUQ mobileを契約する場合は事前にenひかりへ申請すれば、UQ mobileのSIMパッケージ料金3,000円が無料になるエントリーコードが付与されます。

 

enひかり エントリーコード

引用:enひかり公式サイト

 

enひかりとUQ mobileの契約が継続している限りは、「勝手に割り」も継続されます。

 

メリットF:光コラボ事業者への乗り換えは工事が不要

他社光コラボ事業者も、共通するNTT(フレッツ光)の設備を利用しているからです。

 

通常、他社への乗り換えは専用設備の導入が必要なことから新たに工事費・撤去費用が発生しますが、同じ設備ならどちらも必要ありません。

 

※ただし、乗り換え先で事業者変更手数料の2,000〜3,000円は発生する

 

同様の仕組みがあるのか、他社と比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光 auひかり
対応キャリア UQ mobile(格安SIM) ソフトバンク ドコモ au
割引される料金 光回線の料金 携帯料金 携帯料金 携帯料金
割引額 毎月100円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円 毎月最大1,000円

 

同じ光コラボ事業者であるドコモ光以外は、事業者変更に対応していません。

 

たとえばドコモ光への乗り換えなら工事費が不要ですが、NURO光やauひかりなら新たに撤去費用や工事費用が発生してしまいます。

  • ほかの光回線も気になっている
  • 他社への乗り換えを安く済ませたい

上記に該当するなら、光コラボ事業者の利用をおすすめします。

 

他社光コラボ事業者への乗り換えは工事不要であることも、enひかりのメリットです。

 

6. 【他の光回線と比べた】enひかりを利用するデメリット

  1. IPv6接続は有料
  2. 超高速コースがない
  3. キャッシュバック特典がない
  4. 基本的に工事費は一括払い
  5. 工事費は実質無料ではない
  6. 無線LANルーターのレンタルは有料
  7. 初月の利用料金は1ヶ月分満額請求されてしまう
  8. 電話サポートの受付時間がやや短い
  9. 公衆無線LANの利用が有料

下記から、詳しく説明していきます。

 

デメリット@:IPv6接続は有料

enひかりにおいてIPv6接続は、有料オプション扱いだからです。

 

毎月の利用料金に、以下の料金が加算されます。

  • v6プラス:月額180円
  • transix:月額180円

※v6プラスとtransixの併用は不可

 

enひかり V6プラス

引用:enひかり公式サイト

 

以下で、他社光回線のIPv6利用料を比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
IPv6利用料 月額180円 無料 無料

 

enひかりだけが、有料での提供であることがわかります。

 

他社が無料であることを踏まえると、enひかりはIPv6を利用することで月額料金が180円高くなってしまうのです。

 

IPv6を加えた月額料金 enひかり NURO光 ドコモ光
戸建て 4,480円 4,742円 5,200円
マンション 3,480円 1,900〜2,500円 4,000円

 

IPv6の利用料金を加えても他社より安いですが、割安感は薄くなってしまいます。

 

また、IPv6の利用にはIPv6対応の機器も導入する必要があります。(レンタル料は後述)

  • 月額料金が高くなるのは困る
  • IPv6を無料で利用したい

上記に該当するなら、IPv6をあきらめるか無料で提供している光回線の契約をおすすめします。

 

IPv6接続が有料であることは、enひかりのデメリットです。

 

デメリットA:超高速コースがない

enひかりには、5ギガや10ギガといったコースが用意されていないからです。

 

以下で、他社のコースと比較しました。

 

enひかり ドコモ光 NURO光 auひかり
超高速コース - 10ギガ 6Gs 5ギガ
10G 10ギガ
10Gs
20Gs

※2020年6月時点での情報

 

enひかりだけが、超高速コースを提供していないことがわかります。

 

同じくフレッツ光から提供を受けるドコモ光にも、超高速コースはあります。

 

超高速コースは一見不要に思えますが、「大人数でネット接続したときも速度が落ちにくい」といった利点もあります。

  • 家族全員で自宅の光回線を利用している
  • 4K/8K動画の視聴などの利用が多い

上記に該当するなら、超高速コースのある光回線をおすすめします。

 

超高速コースがないことも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットB:キャッシュバック特典がない

キャッシュバック特典がないので、短期間の利用なら他社より高くなってしまう場合もあります。

 

他社光回線にはキャッシュバックがあるのか、以下で比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
キャッシュバック特典 なし 45,000円 20,000円

※正確にはドコモ光は「dポイント」を付与(1pt=1円で換算される)

 

enひかりだけは、キャッシュバック特典はないことがわかります。

 

キャッシュバックがないと、短期間の総額は高くなってしまう傾向にあるのです。(各社の総額については次で後述)

  • キャッシュバック受け取り手続きが面倒ではない
  • 2年での解約を希望している

以上に当てはまるなら、キャッシュバック特典のある光回線をおすすめします。

 

キャッシュバック特典がないことも、eoひかりのデメリットです。

 

3年間の総額を他社と比較

キャッシュバック特典がないことで、他社との差がどれくらい生まれるのか比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
1年 54,600円 14,904円 45,400円
2年 106,200円 71,808円 107,800円
3年 157,800円 128,712円 170,200円

※戸建ての料金を掲載
※キャッシュバックや契約手数料を含む

 

光回線料金総額

 

enひかりにはキャッシュバックがないので、1年では最も高額であることがわかります。

 

月額料金では最安値なのに、3年経過時点ではNURO光より大幅に高額でドコモ光より少し安いだけです。

 

2年の利用が前提ならキャッシュバックのある光回線を選べば、月額料金が少し高額でも「大きな損はしない」といえます。

 

デメリットC:基本的に工事費は一括払い

enひかりには、分割払いがないからです。

 

公式サイトでは支払い回数について触れられていませんが、利用規約には記載されています。

 

enひかり回線工事費

引用:enひかり公式サイト

 

他社光回線と、工事費の支払い回数を比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
支払い回数 一括払いのみ 一括払い 一括払い
30回払い 12・24・36・48・60回払い


enひかりだけが、一括払いにしか対応していないことがわかります。

 

一括払いにしか対応していないと、初期費用の負担が他社より大きくなってしまいます。

 

秀逸なのはドコモ光で、12〜60回から好きな支払い回数の選択が可能です。

  • 分割払いを希望している
  • 初期費用が高額になるのは困る

上記に該当するなら、工事費を分割払いできる光回線をおすすめします。

 

工事費が一括払いであることも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットD:工事費は実質無料ではない

enひかりには、工事費相当の割引が用意されていないからです。

 

以下で、他社光回線の工事費割引と比較しました。

 

enひかり NURO光 auひかり
工事費の割引 × 30ヶ月の利用で無料 60ヶ月の利用で無料

※auひかりは「ネット+電話」の申し込みが必要

 

enひかりだけが、実質無料ではないことがわかります。

 

NURO光なら約3年、auひかりなら5年が経過すれば工事費は無料になりますが、enひかりは契約時に必ず15,000円の工事費用を支払わなければなりません。

  • 3年以上の契約を検討している
  • 初期費用が高くなるのは避けたい

上記に該当する人は、工事費が実質無料になる光回線をおすすめします。

 

工事費は実質無料にならないことも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットE:無線LANルーターのレンタルは有料

enひかりで無線(WiFi)LANルーターをレンタルするには、月額300円が必要だからです。

 

ONUやVDSLモデムといった機器のレンタルは無料ですが、それら以外のレンタル機器は有料です。

 

無線ルーターをレンタルした場合の料金を、他社と比較しました。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
無線ルーターレンタル料 月額300円 無料 NTT東日本:600円
NTT西日本:200円


3社の中では、NURO光が最も安く無線ルーターをレンタルできます。

 

ドコモ光は、NTTの管轄によって料金が異なります。

 

つまり、enひかりで前述したIPv6と無線ルーターのレンタルを利用すると、月額利用料金に480円が加算されてしまうのです。

 

合計すると月額4,780円なので、NURO光の月額4,742円を上回ってしまいます。

  • 有線LAN接続にするのは面倒
  • 無線ルーターを使いたい

上記に該当するなら、無線ルーターを自分で購入するか無料でレンタルできる他社光回線を検討するしかありません。

 

無線ルーターのレンタルが有料であることも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットF:初月の利用料金は1ヶ月分満額請求されてしまう

enひかりは、初月の料金が日割り計算ではないからです。

 

以下で、他社光回線の初月利用料と比較してみましょう。

 

enひかり NURO光 ドコモ光
初月の利用料 1ヶ月分 日割り計算 日割り計算

 

enひかりだけが、初月の利用料が日割り計算ではないことがわかります。

 

つまり、仮に月末から利用を開始した場合は、ほぼ1ヶ月分の利用料金を損していることになります。

 

ただし、どの光回線でも解約時の料金は1ヶ月分である点には注意が必要です。

  • 1日でも利用料金を多く支払いたくない
  • 利用した分だけ請求してほしい

上記に該当するなら、初月の利用料金が日割り計算される光回線をおすすめします。

 

初月は1ヶ月分の利用料金が請求されることも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットG:電話サポートの受付時間がやや短い

enひかりの電話サポートは、10〜19時までの受付だからです。

 

他社光回線の電話サポートと、受付時間を比較しました。

 

enひかり ドコモ光 auひかり
受付時間 10:00〜19:00 24時間 9:00〜20:00
休日 年末年始 年中無休 年中無休

※ドコモ光は「故障の問い合わせ・修理の申し込み」の問い合わせの受付時間

 

enひかりの受付時間は、他社よりも少し短いことがわかります。

 

しかも、受付時間にネットの利用が多い時間帯(18:00〜2:00)があまり含まれていません。

 

トラブルが起きても、対応してもらえない可能性は他社より高くなります。

  • ネット接続に詳しくない
  • トラブル発生時は電話サポートに頼りたい

上記に該当するなら、電話サポートが充実した光回線をおすすめします。

 

電話サポートの受付時間がやや短いことも、enひかりのデメリットです。

 

デメリットH:フリーWiFiの利用が有料

フリーWiFiの「enひかり Wi2 300」は、あくまでも有料オプションだからです。

 

オプション料は月額362円で、全国60,000箇所のフリーWiFiを利用できます。

 

enひかり公衆無線LAN

引用:enひかり公式サイト

 

以下で、他社に同様のサービスがあるのか比較しました。

 

enひかり ドコモ光 auひかり
フリーWiFi(オプション) Wi2 300 d Wi-Fi Wi2 300
利用できるWiFiスポット数 全国約60,000箇所 全国146,800箇所 全国約60,000箇所
利用料金 月額362円 無料 月額362円

※d Wi-FiのWiFiスポット数は2015年9月時点のデータ

 

enひかりとauひかりは同じサービスであり、有料でなければフリーWiFiを利用できません。

 

一方のドコモ光はdポイントクラブ会員なら利用は無料なうえ、利用できるスポット数は有料の「Wi2 300」の2倍以上です。

  • 無料で公衆WiFiを利用したい
  • 自宅以外でもネット接続したい

上記に該当するなら、dポイントクラブ会員への入会か無料でフリーWiFiを利用できる光回線の契約をおすすめします。※dポイントクラブ会員はドコモユーザー以外でも入会が可能

 

ただし、フリーWiFiを利用するときはセキュリティ対策をしておきましょう。

 

フリーWiFiの利用が有料であることも、enひかりのデメリットです。

 

7. enひかりの問い合わせ先

enひかりの問い合わせ先は、以下のとおりです。

 

問い合わせ内容 問い合わせ 連絡先 受付 休日
契約前の問い合わせ ブロードバンド受付センター 0120-91-5586 10:00〜19:00 年末年始
契約後の確認、各種変更手続き enひかりカスタマーセンター 03-5534-9997 10:00〜19:00 年末年始

 

問い合わせの際は、おかけ間違いのないよう注意してください。

 

8. enひかりの解約方法と注意点

解約方法

  1. enひかりカスタマーセンターへ連絡する
  2. オペレーターへ解約の旨を伝える
  3. NTTから「レンタル機器返却キット」が届く
  4. レンタル機器を返却キットに入れる
  5. 指定先へレンタルキットを返送する

 

注意点

  • 月末までの利用なら20日までに申請すること
  • 光回線とプロバイダの一方だけを解約することはできない
  • 解約月の利用料金は日割り計算されない

 

9. enひかりの運営会社

enひかりを運営するのは、「株式会社縁人」です。

 

会社概要

設立 平成19年10月1日
代表取締役 横山 満
取締役副社長 向田 智治
本社所在地 〒175-0094 東京都板橋区成増2-17-10 タカスビル6階
連絡先(本社) 電話:03-5534-9997
FAX:03-5534-9998
従業員数 22名(業務委託含む)


株式会社縁人の主な事業内容は、以下のとおりです。

  • インターネット利用者の斡旋業務
  • 固定電話利用者の斡旋業務
  • 多チャンネル放送、視聴者の斡旋業務
  • 携帯電話・パソコン等OA通信機器の販売
  • ウォーターサーバーの斡旋業務

「Wi-Fiレンタルサービス」の運営のほか、「UQ mobile」「イモトのWiFi」といった通信サービスの斡旋などを行っています。

 

10. まとめ【enひかりはこんな人に向いている】

enひかりは、以下のような人に向いています。

  • 月額料金の安さを重視して契約したい
  • 通信速度の速い光回線にしたい
  • 「縛り」のない光回線を希望している
  • たまにレンタルWiFiを利用したい
  • 工事費の安い光回線を契約したい
  • 長期間の利用を希望している
  • スマホはUQ mobileを利用している
  • 他社への乗り換えを検討している

enひかりの最大のメリットは、「業界最安の月額」「縛りがない」の2つです。

 

途中で解約する人の負担が少ないだけでなく、長期で契約する人もお得になるようなプランです。

 

上記に該当する人は、ぜひenひかりを検討してみてください。

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