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WX05とW05の速度・バッテリー・スペックを比較

通信速度の最大値はW05の方が早い

 

WiMAXは使用するルーターによって最大通信速度が変わります。

 

WX05の通信速度は下り最大440Mbps、上り最大75Mbpsと現在発売されているWiMAXルーターの中では平均的な速度が出ます。一方、W05の通信速度は下り最大758Mbps、上り112.5MbpsとWX05と比較しても早いことが分かります。

 

W05はWiMAX2+の電波に加え、au4GLTEの電波を同時に利用できるため、下り最大758Mbpsという驚異的な速さを実現できました。au4GLTEの電波はハイスピードプラスエリアモードという有料オプション料(1,000円/月 3年契約の場合無料)を支払えば利用できます。

 

もし、au4GLTEの電波を使わない場合はWiMAX2+の電波だけの利用になるので、558MBpsです。それでも早いスピードが出ることに違いありません。ただし、問題点もあります。

 

最大758Mbpsに対応するエリアは広くない事と、ハイスピードプラスエリアモードの通信上限は7GBです。月初めから月末までの間に7GBに到達した場合、WiMAX単体(ハイスピードモード)に切り替えても通信速度が制限された状態で利用しなければいけません。

 

体感速度はほとんど差がない

 

ちなみにW05とWX05の通信速度の差は118Mbpsですが、体感の差はそれほどありません。動画を見たり、高画質の写真をアップロードしたりする場合は別ですが、LINEやメールを送る程度であれば、基本的に差はないと考えても良いでしょう。

 

なお、今回紹介している通信速度は「ベストエフォート値」、つまり技術規格上の最大値です。通信環境などによって大きく変わることがあるので、参考程度にしてください。

 

バッテリーの大きさなら

 

次にバッテリーの大きさを見ていきます。一般的に、バッテリーの大きさは「mAh」で表され、数字が大きくなればなるほど使える電池の容量が大きいとされます。

 

W05

WX05

バッテリー容量

2,750mAh

3,200mAh

連続通信時間

約9時間

約11.5時間

 

2.WX05のオススメポイント

 

1、WiMAXハイパワー機能を新搭載

 

WX05ではWiMAXの中で初めてハイパワー機能を搭載しています。WiMAXは全国各地に設置されている基地局から発せられている電波をキャッチして通信を行います。

 

WiMAXの電波が割り当てられているのは2.5GHz帯と呼ばれる携帯電話事業者が使っていない帯域です。2,5GHz帯域になると電波はまっすぐ進む性質を持っており、建物などを回避しにくくなります。結果として、LTE電波であれば通信が快適に利用できる場所でも、WiMAXになると通信がしにくくなってしまうのです。

 

今回、発売されたWX05はWiMAXハイパワー機能を搭載し、電波が弱くなってしまう建物内部などでも従来に比べ、20%電波強度がアップさせました。これにより快適な高速通信ができるようになっています。

 

実際私もWX05を使っていますが、以前(WX03)では電波が弱かったマンションやスーパーの奥でも電波が十分に入るようになりました。Broad WiMAXでWX05を契約しました

 

クレードルでさらにパワーアップ

 

WX05にはクレードルが別売りオプションで付属します。クレードルを使うことにより、基地局からの電波をWX05と一緒に受信し本体をサポートします。

 

さらに単体時と比較し、クレードル装着時の方がWi-Fiの電波受信感度や速度が上がります。この機能はWX03時より搭載されたもので、WX04の時に初搭載されたビームフォーミング機能も引き続き搭載されているようです。

 

◇電池が膨らんでしまう?!

 

私の場合はまだこの現象は起こっていないのですが、、WX05のよくある質問に「電池が膨れている」との記述があります。

 

どうやらWX05の電池は充電を繰り返すことで膨らんでしまうことがあるようです。公式サイトでは対処法として「充電は70%程度に抑える(ロングライフ充電機能)」と述べており、満充電させないことが電池の膨張を防ぐ唯一の策としています。

 

WX05の連続通信時間は約11.5時間です。もし70%に抑えて利用した場合、単純計算で11.5時間×0.7(70%)=約8時間となりW05の連続通信時間を下回る計算になるのですが、WX05はバッテリーの交換が可能ですので連続通信時間はさほどこだわらなくても問題ないです。

 

W05とWX05 どちらを選ぶべきか?

 

総合的に見て私はWX05を選びました。

 

速度の差は、どちらも十分早いですし、50〜100Mbpsを超えているのであれば体感速度の差は出ないです。重いデータのダウンロード等、容量を食う作業をする時は速度の差がでますが、それをやると通信制限の対象になります。また、最大速度の758Mbpsに対応しているエリアは都心の一部と狭いです。

 

さらにW05は昨今、スパイ疑惑等で話題になっているHUAWAY(ファーウェイ)社製である事を考えると、選択の余地はないかなと個人的には思います。

 

また、口コミを見ても総合的な評価は高く価格.comでは人気ランキング1位、レビュー評価3.8(いずれも2019年1月20日現在)となっていました。特に建物中でのつながりやすさは格段に改善された事を使っていても感じます。

 

 

3.W05のオススメポイント

 

◇最大通信速度758Mbps

 

W05は現行WiMAXルーターの中で最も早い通信速度が出る機種です。先ほども軽く触れましたが、WiMAXの一般的な通信速度は440Mbpsなので約1.7倍の速さで通信できます。WiMAX2+の279Mbps×2+au 4G LTEの200Mbpsを合わせて758Mbpsという計算です。

 

au4GLTEの電波を使うためには、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えなければならず月額1,000円の料金(2年契約の場合のみ/3年契約なら無料)で利用できます。なおハイスピードプラスエリアモードには月7GBまでの上限が設定されており、これを超過すると速度制限が月末までかけられてしまうので注意しましょう。

 

7GBを超えたからといってハイスピードモードに切り替えても速度制限は解除されません。

 

◇Wi-Fiお引越し機能を初搭載

 

W05ではWi-Fiお引越し機能を初めて搭載しました。新規でWiMAXを利用する方には不要な機能ですが、今までWiMAXを使っていた方にはオススメの機能です。

 

この機能では今まで使っていたルーターのWi-Fi接続情報をW05に移せるため、Wi-Fiを再設定せずに済みます。今まではWi-Fi情報をすべて再設定していたため、大変助かる機能ではないでしょうか。

 

4.WX05の評判

 

では実際にWX05を使っている利用者の方の口コミを見てみたいと思います。まだ発売されて間もないので、口コミの数が少ないですが徐々に集めていく予定です。

 

まず、ネガティブな口コミを見ると

  • 速度を優先させる設定で使った場合にWX03よりもかなりの熱を持ちます。
  • (通信感度について)W03と比べて全く違和感ありません。
  • クレードルの能力に期待してこの機種にしましたが、別の部屋だと切れたり繋がったり。Huaweiに比べるとかなり端末間の電波が弱い(不安定)です。自宅で使用の方はw05をおすすめします。

 

WX03も中々の発熱機でしたがWX05も同じく発熱機のようです。速度を優先させるためにはルーター内部で高速処理が求められる関係上、ある程度の熱を持ってしまうことは仕方ありません。ルーターを持ったときに熱さを感じることは覚えておくと良いでしょう。

 

 

 

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