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スタバのWi-Fi 通信速度は速い?接続方法やセキュリティについても解説

「スターバックス」で、無料のWi-Fiで快適に過ごしたい人も多いのではないでしょうか。同時に、通信速度やセキュリティなど、利用には不安な要素もたくさんありますよね。

 

そこで今回はスタバの無料Wi-Fiの通信速度や接続方法、セキュリティについても解説していきます。スタバでwifiを使う機会が多い人は、ぜひご覧ください。

 

 

スタバで使えるWi-Fiサービスは大きく4つ

  • スタバ独自のWi-Fiサービス
  • docomo Wi-Fi
  • au Wi-Fi SPOT
  • SoftBank Wi-Fiスポット

 

スタバ独自のWi-Fiサービスは「at-STARBUCKS_Wi2」というネットワーク名で、携帯電話の大手3キャリアと同様に無料で利用することが可能です。しかし、キャリアのWi-Fiサービスは利用に条件があります。

  • 有料でないとPCや格安SIMは使えない
  • 同じ回線のスマホでもソフトバンクは「パケット定額サービス」加入でないと使えない

以上の理由から、手軽に利用できるのは「スタバ独自のWi-Fiサービス」です。

 

次は、スタバのWi-Fiの通信速度について解説していきます。

 

スタバのWi-Fiの通信速度はキャリア以上に「速い」

市場調査やマーケティングを手がける「ICT総研」の2018年の調査において、「スタバの無料Wi-Fiの通信速度は、携帯電話キャリア3社のものよりも速い」という結果が出ています。
その具体的な結果は、以下のとおりです。

 

ダウンロード(下り)の実測値平均

  全時間帯 閑散時間帯 繁忙時間帯
キャリア3社平均(RBB) 22.2Mbps 23.9Mbps 20.6Mbps
キャリア3社平均(google) 17.2Mbps 17.2Mbps 17.1Mbps
スターバックス(RBB) 23.7Mbps 22.2Mbps 25.2Mbps
スターバックス(google) 19.4Mbps 18.0Mbps 20.8Mbps

 

スタバのWi-FiとキャリアWi-Fiの速度差

 

アップロード(上り)の実測値平均

  全時間帯
キャリア3社平均(RBB) 24.6Mbps
キャリア3社平均(google) 21.3Mbps
スターバックス(RBB) 33.1Mbps
スターバックス(google) 24.7Mbps


※上の数値はRBB SPEEDTEST、下の数値はGoogle スピードテスト
※「上り」の閑散/繁忙時間帯の測定はなし

 

スタバのWi-FiとキャリアWi-Fiの速度差 上り

 

同社の測定ですが、iPhone7を使って大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)スターバックスのほか、コンビニや空港などの各アクセスポイントで測定を行いました。閑散時間帯と繁忙時間帯に分けて、1地点あたり「RBB SPEEDTEST」と「Googleスピードテスト」を使って3回ずつ計測しています。

 

上記のデータで興味深いのは、スターバックスの「繁忙時間帯の速度が閑散時間帯を上回る」という逆転の現象が起こっていることです。繁忙時間帯でも速度が確保できるという事は、スタバの無料Wi-Fiの性能の良さがわかります。

 

次は、スタバの無料Wi-Fiに接続する方法をご紹介していきます。

 

スタバの無料Wi-Fiに接続する方法(動画あり)

接続手順と速度(動画)

 

接続手順(文字で解説)

  • 1.Wi-Fiの電波が入っているか確認して選択する
  • 2.選択後はブラウザを起動させる
  • 3.ログイン画面で「インターネットに接続」を選択
  • 4.ご利用規約を読んで「同意する」を選択
  • 5.ログイン完了画面が表示されれば接続完了

 

「1」の接続をPCやスマホで確認する方法は、以下のとおりです。

  • Windows10:デスクトップの右下に電波のアイコンがあるので、そちらをクリック
  • iPhone:ホーム画面の「設定」から「Wi-Fi」をタップ
  • Android:ホーム画面の「設定」から「ネットワークとインターネット」「Wi-Fi」へとタップ

 

選択するには、「at-STARBUCKS_Wi2」という表示をクリックまたはタップするだけです。では、無料Wi-Fiに接続できなかったときの対処法もご紹介します。

 

スタバの無料Wi-Fiの注意点

  • 1.接続時間には制限がある
  • 2.店舗によっては利用できない
  • 3.アクセスポイントから遠い席では使えないこともある
  • 4.混雑していてネットワークが不安定
  • 5.セキュリティは万全でない

 

下記から、詳しく解説していきます。

 

注意点@:接続時間には制限がある

 

1回のログインで連続して利用できるのは、1時間です。1時間が経過すると、自動的にログアウトしてしまいます。そのため、ゲームアプリを楽しんでいるときに、急に通信ができなくなってしまいます。

 

ただし、回数については上限が設定されていないので、もう一度「ブラウザからログイン」すると再び接続することができます。

 

注意点A:店舗によっては利用できない

 

スタバの無料Wi-Fiは、全店に導入されているわけではないからです。

 

例えば、都内のスターバックス338店舗中、無料Wi-Fiが導入されているのは318店舗です。つまり、都内で無料Wi-Fiスポットが使えないスタバは、20店舗存在することになります。(2019年6月現在)

 

ほとんどの店舗では無料Wi-Fiが使えますが、使えないこともあるので注意が必要です。

 

注意点B:アクセスポイントが遠い席では使えないこともある

 

店舗の設計によっては、Wi-Fiの電波が届かない席が存在します。

 

TSUTAYAと一緒になっているような店舗は、アクセスポイントからの距離が遠くなるために接続できないこともあります。「電源が使えるところはWi-Fiが届かない」という店舗も存在するようです。

 

 

スタバの店内といっても店舗や席によってWi-Fiが使えないこともあるので、注意が必要です。

 

注意点C:混雑していてネットワークが不安定

 

スタバの無料Wi-Fiだけに限ったことではありませんが、店内でWi-Fiの利用客が増えると接続が不安定になりがちです。

 

ICT総研の調査結果のように、繁忙時間帯の方が速いこともあるかもしれません。しかし、基本的にはアクセスの集中で回線が混雑してネットワークが不安定になってしまい、インターネットにつながりにくくなります。

 

混雑時の利用は避けたり、キャリアのWi-Fiに変更したりするなどの対応が必要になります。

 

注意点D:セキュリティは万全でない

 

セキュリティが万全な無料Wi-Fiは今のところ、ごく僅かです。

 

大手カフェチェーン店でも10社中9社は暗号化されていません。(筆者の独自調査による)情報漏洩のリスクが高く、個人情報が簡単に漏れてしまいます。これはスタバのWi-Fiに限らず、フリーWi-Fi(パスワードなしでつなげられるWi-Fi)全てに当てはまる事です。

 

暗号化されていない無料Wi-Fiを利用するときの対策は、以下のとおりです。

  • 重要な情報は送受信しないこと
  • VNP(Virtual Private Network)を利用する
  • 有料のWi-Fiサービスを利用する
  • 自前のモバイルWi-Fiなどを利用する

上記の中で、最も現実的なのは「重要な情報は送受信しない」ことです。

 

無料Wi-Fiで「カード番号や暗証番号」「IDやパスワード」などをやり取りするのは止めておきましょう。特に、クレジットカードでの決済(パスワード打ち込み)は絶対にやめましょう。最悪の場合、多額の費用を請求されたりアカウントが乗っ取られたりする恐れがあるからです。

 

無料Wi-Fiを利用するときは、「セキュリティが万全でない」ことを前提に利用しましょう。

 

筆者の目 スタバWi-Fiは高速かつ便利だがセキュリティは要注意

 

今回はスタバの無料Wi-Fiの通信速度や接続方法、セキュリティについても解説しました。

 

スタバの無料Wi-Fiは大手キャリアのものより通信速度が速く、1日の利用上限も設けられていません。急に作業しなければならなくなったときやデータ通信量を節約したいときなど、とても便利です。

 

ただし、注意点も多いので気を付けながら利用することをおすすめします。

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