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スマホのデータ通信(ギガ)をWiMAXに乗り換えるメリットと注意点ホーム

 

スマホを利用していると、使い過ぎてしまい通信制限になった経験があるかもしれません。そんな方にスマホのパケット通信をWiMAXにする方法を解説します。メリットとデメリットの両方を解説していきますので、気になるところから読んでみてください。

 

 

WiMAXでスマホのデータ通信を代用可能

WiMAXは、インターネット回線を提供してくれるものです。そのため、スマホのデータ通信の代わりにWiMAXを利用すればスマホのパケット通信の代用ができます。

 

スマホ側で必要な設定は、データ通信をオフにすることとWi-FiをオンにしてWiMAXルーターと接続するだけです。なおWiMAXでスマホを運用する場合には、以下2点の注意点があります。

  • ネット環境を利用するものは全て使用可能
  • 通話機能はWiMAXにはないが、IP電話を利用して通話が可能

 

WiMAXを使えばネットを使うものには対応可能

先程も説明したように、WiMAXはネット回線を提供しています。そのため、LINEや地図アプリ、ウェブの閲覧や動画・音楽の再生は今まで通り行えます。

 

スマホのアプリはほとんどがデータ通信を利用しているため、WiMAXで対応できるものがほとんど。WiMAXの電波が届く場所であれば違和感なく利用することが可能です。また、WiMAXはデータ通信よりも高速通信が可能なので、動画など大容量な通信も快適に行うことができます。

 

 

通話回線を使った通話はできないもののIP電話は利用可能

WiMAXは、通話回線には対応していません。そのため、今までの携帯電話番号を利用した通話をしたい場合には音声通話契約を維持する必要があります。

 

ただし、電話番号にこだわりがない場合にはWiMAXの環境でも電話が利用できます。そのためには、IP電話を利用することが必要となります。IP電話とはどのようなものなのでしょうか。
簡単に解説すると、インターネット回線を利用して電話をするものです。

 

電話番号は050から始まるものが付与されるので、通常の電話回線からの着信も可能なサービスとなっています。そのため、IP電話アプリを入れてしまえば通常の電話と同じように使用できます。

 

IP電話アプリは、NTTコミュニケーションズが提供する「050 plus」や、楽天の「SMARTalk」など様々なものが存在します。通話料金や月額利用料金などが様々あるため、自分に合うものを見つけてみるとよいでしょう。

 

 

スマートフォンのパケット通信をWiMAXに切り替えるメリット8点

 

料金プランによっては維持費を下げられる

 

WiMAXを利用すると、スマホの通信プランを下げることが可能です。ドコモのギガライトを使用している場合には、7GB利用すると月額5,980円かかります。WiMAXの場合には月4,380円で通信容量を利用できます。

 

しかも、WiMAXなら通信容量の制限はありません。そのため、月々の通信容量が多い場合には維持費を下げることが可能です。

 

ただし、WiMAX一本にせず、キャリアの音声通話も使いたいという方は、月々のインターネット使用頻度によって維持費が下がらないこともあります。それは、現在のスマホのプランは音声通話とデータ通信がセットのものしかないからです。

 

通信容量が少ない場合には、キャリア一本の契約のほうが維持費がかからないことがあるので料金プランを確認することをおすすめします。

 

(※参考料金・・・ドコモは「ギガライト」で7GB使用し定期契約有りの場合/UQWiMAXは「UQ Flatツープラス ギガ放題」で2年契約の場合)

 

通信速度が光回線並で動画や大容量通信も快適に

 

 

WiMAXは、スマホキャリアの通信よりも高速通信です。東京都内のサービスエリアで比較すると、ドコモは下り最大速度が938Mbps〜250Mbpsと速度の幅があるエリアが多いのに対して、WiMAXは東京都内のほぼ全域を下り最大440Mbpsでカバーしています。

 

もちろん場所によって差が発生しますが、WiMAXのほうが高速通信でカバーをしていることがわかります。

 

また、WiMAXの最新ルーター「W06」を使用すると、下り最大1.2Gbpsと超高速通信が可能となります。光通信が下り最大1Gbpsの場合が多いため、光回線並のスピードでスマホの通信が使えます。WiMAXを利用すると、YouTubeなどの動画配信サービスやゲームも快適にできるようになります。

 

 

ギガ放題プランなら実質通信し放題

WiMAXには、月7GBまで高速通信が楽しめる「UQ Flatツープラス」のほかに、「UQ Flatツープラス ギガ放題」プランがあります。こちらのプランはギガ放題という名前の通り、通信容量の上限がないプランとなっています。混雑回避を目的に夜間に速度制限が発生する場合もありますが、昼間はどれだけ使っても速度制限はありません。

 

スマホのプランの場合には、30GBまでなど決められた速度を超えると低速通信になってしまいます。そのため、月末に速度制限で不便な思いをした経験のある場合もあるでしょう。WiMAXであれば、高速通信を思う存分楽しめます。

 

スマホと比較して通信制限も緩やか

  

WiMAXは、スマホの速度制限と比べて非常にゆるやかです。ドコモと比較をしていきます。例えばドコモの「ギガホ」であれば、月30GB使い切るとそこから1Mbpsに、ギガライトであれば7GB使い切ると128kbpsに速度が低下します。

 

一方のWiMAXは直近3日間で10GBを超えた場合に1Mbpsの速度制限がかかります。しかし、制限がかかる時間帯が夜間(18時頃〜2時)と限定されていることと、3日間での合計が10GBを超えなければ制限がないためにゆるやかだといえます。

 

また、制限がかかった後の速度も、YouTubeの標準画質動画が再生できる程度とされているため、通常利用には問題ない速度といえます。

 

自宅の固定回線と兼用できる

WiMAXは高速で速度制限も緩やかなため、自宅の固定回線代わりとして利用できます。

 

そのため、自宅の固定回線を解約してしまえば更に維持費の節約となります。一人暮らしなどの場合には固定回線を利用する時間も少なくなりがちなのでWiMAXでスマホと自宅用の通信を兼用するとコストの削減になるでしょう。

 

スマホ以外の機器も接続可能

WiMAXは、Wi-Fiが接続できる機器なら接続することができます。最新ルーターのW06であれば最大16台の同時接続が可能なので、スマホとタブレット、ノートパソコンをつないでも台数に余裕があります。どの端末でも高速通信を楽しむことが可能です。

 

機種によってはWiMAXルーターでスマホの充電が可能

古い機種となりますが、 HWD15を使用するとモバイルバッテリーのようにスマホの充電を行うことができます。モバイルバッテリーとルーターが兼用できるので、持ち運ぶ荷物を減らすことができるでしょう。

 

auユーザーならスマホ代が500〜1,000円割引になる

 

auを利用中の方で、WiMAXと併用したい場合にはauスマートバリューが適用になります。対象プランの場合には、月々500円以上スマホ代が割引になるため、年間6,000円以上節約することが可能となります。なお、ドコモやソフトバンクユーザーはこの割引がないので注意が必要です。

 

 

スマートフォンのパケット通信をWiMAXに切り替えるデメリット6点

スマホのパケット通信には、メリットが多いもののデメリットも存在します。(※小見出しと重複した内容になりますが、見出し直下に文章が必要かと思い挿入いたしました。不要な場合には削除ください。)

 

スマホと別でWiMAXの契約が必要となる

UQモバイルを契約している場合を除き、スマホに加えてWiMAXの契約が必要となります。申し込みの手間や支払い、更新月の管理などが追加でかかるため、スマホ単独よりは煩雑になるでしょう。

 

WiMAXを携帯する必要がある

外出先でインターネットを使いたい場合には、WiMAXルーターを持ち歩く必要が出てきます。荷物が増えてしまうことになるため、普段カバンを持ち歩かない場合には不便になるでしょう。

 

スマホのほかにルーターの充電にも気を配る必要がある

WiMAXルーターの充電が切れてしまうと、インターネットに接続できなくなります。スマホの充電のほかにWiMAXルーターの充電にも気を配る必要がでてくるのはデメリットでしょう。モバイルバッテリーを持ち歩いていても容量が大きくないとスマホとWiMAXルーターをまかないきれない場合もあります。

 

 

WiMAXのプランによっては月7GBで制限がかかる

WiMAXには、ギガ放題プランのほかに「UQ Flatツープラス」プランがあります。このプランは料金がギガ放題よりも安いですが、月に7GBの制限があります。
また、ギガ放題とは異なり7GBを超えた通信は128kbpsまで速度が低下してしまいます。そのため、通信量が少ない方以外にはこのプランはデメリットとなります。

 

建物内や地下などWiMAXのがつながりにくいところがある

WiMAXはキャリアのLTE回線に比べて地下や建物内でつながりにくい特性があります。そのため、キャリアだと使えていた場所でもWiMAXだと使えないという可能性もあります。

 

もちろん、WiMAXもエリアを拡充させていますが、地下鉄の走行中などは使えない場合がほとんどです。ただし、ハイスピードプラスエリアモード(auのLTE回線を使う)ことでこのデメリットは回避できます。

 

対応エリアがスマホのLTE回線よりも狭い

山間部や郊外などは、WiMAXがつながらないこともあります。WiMAXは実人口カバー率が99%を超えていますが、まだつながりにくい場所もあります。先程も紹介したように電波の特性もあるため、郊外の屋内では使えないこともあるでしょう。

 

お得にスマホの通信をWiMAXに切り替える方法を紹介

ここまで読んでみて、WiMAXに切り替えようと思った方にお得な方法を紹介します。データと通話両方から紹介していきます。

 

スマホのデータプランを容量の少ないものにする

キャリアの契約を継続する場合には、通話だけのプランを選びたいものです。しかし、2019年の6月に新料金プランが導入されてからは、スマホの通話専用プランはなくなってしまいました。
そのため、現在利用できるのはデータプランとセットのものです。一番容量の少ないプランを選ぶことで、低コストでWiMAXと音声通話を併用できるでしょう。

 

IP電話アプリを利用する場合は通話のプランも安いものにする

IP電話アプリは、月額利用料金や通話料がサービスにより異なります。国内通話でも固定電話宛なのか携帯電話宛なのかで料金が変わります。自分がよく利用する電話先が最安となるサービスを選ぶと通話料金が安くなります。

 

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