JAPAEMO(ジャパエモ)の料金と評判 利用するメリット・デメリット
安く使える海外WiFiとして広まりつつあるジャパエモを検討中の方も多いかと思います。ジャパエモは、数ある海外レンタルWi-Fiの中でもそこまで有名ではないだけに利用者の声やジャパエモならではの特徴なども、知っておきたいですよね。
そこで今回は、ジャパエモの料金と評判、利用するメリット・デメリットをご紹介します。ジャパエモを利用すべきか判断できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
ジャパエモの料金プランと速度
渡航先:アメリカ本土
容量 | 料金 | 1日あたりの料金 | |
---|---|---|---|
5日間 4G/3G | 500MB | 3,750円 | 750円 |
15日間 4G/3G | 4GB | 7,980円 | 532円 |
25日間 4G | 30GB | 16,800円 | 672円 |
※上記のプランは一例
通信速度(ダウンロード最大)
- 3G通信:3〜5Mbps
- 4G通信:最大75Mbps
※現地のインフラ設備の状況や利用する時間や環境により異なる
ジャパエモで借りられる端末の特徴
E5577 | GlocalMe G2 | |
---|---|---|
製造元 | Huawai | uCloudlink |
最大通信速度(下り) | 150Mbps | 150Mbps |
最大通信速度(上り) | 50Mbps | 50Mbps |
最大同時接続数 | 10台 | 5台 |
サイズ(高×幅×厚) | 58×96.8×17.3(mm) | 117×63.8×20.9(mm) |
質量 | 約112g | 約224g |
連続通信時間 | 最大12時間 | 最大16時間 |
E5577の特徴
- コンパクトで軽量
- 大容量バッテリーを搭載
- 最大同時接続台数が多い
GlocalMe G2の特徴
- 長時間連続で使用できる
- スマホへの給電が可能
ジャパエモの良い評判
私はiPhoneでホテル地図や検索がメインでしたが、3Gとなっていながらもローマやパリなど都市部ではしっかり繋がってくれて大助かり。
引用:価格.com(2017年2月12日投稿分より)
「ヨーロッパなら3Gで十分」という意見がありました。ジャパエモには4Gプランより安い3Gプランも用意されていますが、3Gを選べばさらに予算を抑えられそうです。
密林さんなら1500円弱。
— misa ??10/14 Super clap?? ?? ?? (@misa_dnh) 2017年8月11日
時間がなかったので、田町のジャパエモさんに買いに行ったら、SIMフリーにすることとか、入れ替えとかが初めてな私に、動作確認用の捨てSIMまで下さったり??(一番右のやつw)
いろいろ不安だったけど、直接丁寧に教えてもらえて、結果店頭で買えて良かった??
ほかには、「スタッフの対応が良かった」という声がありました。経験や知識が豊富なだけでなく、親切で丁寧に対応してもらえるようです。
ジャパエモの悪い評判
こまめに電源を消すのが必要。モバイルバッテリーはあると安心。
引用:価格.com(2017年2月12日投稿分より)
常に使い続けている状態ではバッテリーは1日持たないので、モバイルバッテリーがなければこまめに電源を消すなどの対策が必要です。
ジャパエモを利用するメリット
- 1.レンタル料金が安い
- 2.容量が不足しても追加チャージできる
- 3.端末が小さくて軽い
- 4.対応している国の数が多い
- 5.受渡できる空港の数が多い
- 6.返却の方法が簡単
- 7.スタッフの知識が豊富
下記から、詳しく見ていきましょう。
メリット@:レンタル料金が安い
ジャパエモのレンタル料金は、かなり低く設定されています。他社の海外WiFiと比べても、ジャパエモが群を抜いて安いのです。
渡航先:アメリカ
ジャパエモ | イモトのWiFi | グローバルWiFi | ワイホー | |
---|---|---|---|---|
レンタル料金(500MB) | 750円 | 1,580円 | 1,270円 | 1,050円 |
※グローバルWiFiの容量は600MB
最も高額なイモトのWiFiのレンタル料金と比較すると、ジャパエモは半額以下であることがわかります。レンタル料金は安いことが、ジャパエモ最大のメリットです。
メリットA:容量が不足しても追加チャージできる
ジャパエモはメールか電話で連絡すると、1GB2,500円の追加が可能です。
他社の海外WiFiの中には追加のチャージに対応していないケースもありますが、ジャパエモなら急に通信が多くなってしまっても問題ありません。
海外WiFi | チャージ対応 | 容量 |
---|---|---|
ジャパエモ | 〇 | 2,500円/1GB |
イモトのWiFi | 〇 | 500円/500MB |
グローバルWiFi | × | - |
ワイホー | 〇 |
550円/500MB |
追加チャージの料金は他社より割高ですが、使い切ったときにチャージできるので安心です。容量不足のときにチャージできることも、ジャパエモのメリットといえます。
容量を超えると使えなくなるので注意
海外WiFiのほとんどは容量を超えると低速になるだけですが、ジャパエモの場合は使えなくなってしまうので注意が必要です。容量(ギガ)の上限を超えてWiFiを使おうと思えば、追加チャージするしかありません。
しかし、追加チャージは他社よりも割高に設定されているため、契約の段階から容量の大きなプランに加入していたほうがお得です。(容量の少ないプランと多いプランの差額が小さいため)
通信使用量が少ない人でも、少し容量の多いプランを選んでおきましょう。
メリットB:端末が小さくて軽い
ジャパエモで利用頻度の高いE5577は、カードサイズの大きさです。重量は、単一電池1個分よりも少し軽い117gしかありません。
観光目的の海外旅行ならWiFiルーターを持ち歩く機会が多いですが、E5577ほどコンパクトなら手軽に持ち運びできます。
端末が小さくて軽いことも、ジャパエモを利用するメリットです。
メリットC:対応している国の数が多い
ジャパエモは、200ヵ国以上の国で利用できます。他社WiFiも200ヵ国以上である場合が多く、ジャパエモも同等です。
ジャパエモ | イモトのWiFi | グローバルWiFi | ワイホー | |
---|---|---|---|---|
利用できる国 | 200ヵ国以上 | 200ヵ国以上 | 200ヵ国以上 | 200ヵ国以上 |
対応している国の数が少ないと契約先を変えなければならず面倒ですが、ジャパエモなら珍しい国でもなければ同じ契約で使い続けることができます。
対応している国の数が多いことも、ジャパエモのメリットです。
メリットD:受渡できる空港の数が多い
ジャパエモの受渡に対応しているのは、14の空港です。他社の海外WiFiと比べても、多い部類に入ることがわかります。
ジャパエモイモトのWiFiグローバルWiFiワイホー
対応する空港14空港6空港18空港7空港
空港以外にも、宅配、国内オフィス、海外オフィス、現地空港などで受渡できます。現地のオフィスや空港の場所については、ジャパエモのコールセンターで確認してみてください。
- 連絡先:0120-913-394(携帯電話の場合:03-5444-4464)
- 営業時間:10:00〜19:00
- 休日:土日、年末年始
受渡できる空港が多いことも、ジャパエモのメリットです。
メリットE:返却の方法が簡単
WiFi端末の返却は、「空港」と「宅配」に対応しています。
空港での返却は返却BOXの中へ投稿するだけですし、宅配便なら返却用の封筒に入れて返送するだけです。(通常配送料+別途1,100円/台で空港内の郵便局に送付される)
帰国のついでに返却を済ませたい人には「空港」、長期の旅行による疲労で先に帰宅したい人は「宅配便」といったように返却が選べることも魅力といえます。返却の方法が簡単なことも、ジャパエモのメリットです。
メリットF:スタッフの知識が豊富
そもそもジャパエモは15年以上も海外用のデバイスを取り扱ってきた実績のある会社だけに、スタッフはデバイス好きや旅行好きが多いようです。
海外向けのデバイスに特化した会社だけに、トラブルが起こってもオフィスへ行けば対応してもらえます。実際、ユーザーの中には「頼もしいスタッフがいて安心できた」という声もありました。
引用:価格.com
スタッフの知識や経験が豊富なことも、ジャパエモのメリットです。
ジャパエモを利用するデメリット
- 1.端末によってはバッテリーの持ちが悪い
- 2.通信速度が遅い
- 3.短期間のレンタルには向かない
- 4.無制限プランがない
- 5.支払方法が少ない
下記から、具体的に見ていきましょう。
デメリット@:端末によってはバッテリーの持ちが悪い
ジャパエモに限ったことではありませんが、レンタルである以上は端末には個体差があります。個々で、使われた時間や環境も違うからです。
たとえば、ジャパエモを2回利用したとしてレンタル1回目の端末はバッテリーの持ちが悪かったのに2回目はバッテリーの持ちが良いというケースもあります。
バッテリー性能が劣化した端末が当たってしまうと、旅行先で頻繁に充電しなければなりません。端末によってはバッテリーの持ちが悪いことも、ジャパエモのデメリットです。
デメリットA:通信速度が遅い
公式サイトでは、以下のように掲載されています。
- 3G:3〜5Mbps(実測値)
- 4G:75Mbps(理論値)
E5577とGlocalMe G2の通信速度は下り最大150Mbps、上り50Mbpsですが、実際には上記ほどの通信速度しか出ないようです。
国によっては3Gしかレンタルできないことがあり、3〜5Mbpsしか発揮できません。ウェブサイトの閲覧や標準画質の動画の視聴程度なら、特に問題はないでしょう。通信速度が遅いことも、ジャパエモのデメリットです。
デメリットB:短期間のレンタルには向かない
ジャパエモには、1日単位のプランがないからです。他社の海外WiFi多くは1日単位でレンタルできますが、ジャパエモは長期間のレンタルが前提となります。
ジャパエモ | イモトのWiFi | グローバルWiFi | ワイホー | |
---|---|---|---|---|
レンタル単位 | 5日間〜 | 1日単位 | 1日単位 | 1日単位 |
しかも、他社が1日以降も任意で選べるのに対してジャパエモは5日以降も指定された期間しか選択できません。つまり、ジャパエモは1日や2日といった単位でのレンタルはできないのです。
短期間のレンタルには向かないことも、ジャパエモのデメリットといえます。
デメリットC:無制限プランがない
最近は無制限プランが主流になりつつありますが、ジャパエモには導入されていません。他社の海外WiFiではグローバルWiFiをはじめ、イモトのWiFiやワイホーも取り扱いを始めています。
ジャパエモ | イモトのWiFi | グローバルWiFi | ワイホー | |
---|---|---|---|---|
無制限プラン | × | 〇 | 〇 | 〇 |
一般的なプランは容量の上限を意識する必要がありますが、無制限プランは気にせずにインターネットを楽しむことができます。
ただし、他社の海外WiFiは無制限プランを随時導入しているため、ジャパエモも無制限プランを取り扱うことになるかもしれません。
無制限プランが用意されていないことも、ジャパエモのデメリットです。
デメリットD:支払方法が少ない
ジャパエモの支払方法は、クレジットカード払いだけです。他社の海外WiFiのほとんどは、クレジットカード以外の支払方法にも対応しています。
ジャパエモ | イモトのWiFi | グローバルWiFi | ワイホー | |
---|---|---|---|---|
クレジットカード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NP後払い | × | 〇 | 〇 | 〇 |
その他 | × | Amazon Pay | 企業請求サービス | Amazon Pay |
NP後払いとは、レンタル利用後にコンビニや郵便局、銀行などで現金払いできる方法のことです。
申し込み後に郵送されてきた請求書を、コンビニなどへ持って行けば支払いができます。ただし、クレジットカードと違って、後払い手数料として200円が加算されます。
Amazon Payは、Amazon登録のクレジットカード情報で決済できる方法のことで、面倒なカード番号入力が不要です。
クレジットカードを持っていない人は、違う海外WiFiを選ぶかカードを作るしかありません。支払方法が少ないことも、ジャパエモのデメリットです。
ジャパエモを契約する前の注意点
- 1.迷惑メールの設定に注意
- 2.予備モバイルバッテリーをレンタルするか決めておく
- 3.レンタル安心補償に加入するか決めておく
上記3点については、下記で詳しく解説します。
注意点@:迷惑メールの設定に注意
ジャパエモとの契約後、「ユーザー宛てにメールが届かない」という事例が多発しているようです。注文情報確認でユーザーと連絡が取れない場合、契約がキャンセルになるケースもあります。
ジャパエモからのメールが届かない場合は、迷惑メールの設定により「迷惑メールフォルダに入ったまま」になっていないか確認しましょう。
注意点A:予備モバイルバッテリーをレンタルするか決めておく
ジャパエモの予備モバイルバッテリーは、日数を問わず500円でレンタルできます。
インターネットを多用すると、ルーターの充電は1日と持ちません。レンタルのルーターの中にはバッテリー性能が極度に劣化したものもあり、そんな個体が当たる可能性もあります。
せっかくの楽しい海外旅行でも、充電切れでインターネットに接続できないと地図や配車アプリが使えなくて、不便な思いをするかもしれません。そんな事態を防ぐためにも、予備モバイルバッテリーのレンタルを検討しておきましょう。
注意点B:レンタル安心補償に加入するか決めておく
レンタル安心補償は、日数問わず1,500円で付けることができます。以下は、弁済金の一覧です。
内容 | 弁済金 |
---|---|
ルーター本体 | 20,000円 |
SIMカード | 3,000円 |
電池パック | 5,000円 |
ACアダプター | 2,000円 |
USBケーブル | 1,000円 |
ポーチ | 500円 |
モバイルバッテリー | 2,000円 |
レンタル安心補償に加入した場合は、上記の弁済金が0円になります。ただし、紛失した場合は「現地で発行された紛失証明書」が必要です。(紛失証明書がないと50%の負担金が発生)
紛失証明書のもらい方:盗難などで紛失した場合は、現地の警察署に行き、被害届のようなものを出せば紛失証明書をもらう事ができます。
盗難の場合は、紛失証明書があればオフやAIUなどの海外旅行保険の補償対象にもなります。
現地の警察の対応は英語になる事が大半ですが、言葉がわからない等があった場合、その国にある日本の大使館に連絡を取れば手助けをしてくれます。
海外旅行は盗難や紛失のリスクがあるため、レンタル安全補償の加入を検討しておきましょう。
ジャパエモの受取方法と返却方法
- 1.ブラウザから公式サイトを開く
- 2.利用国、利用期間、容量などを選ぶ
- 3.必要事項を入力する
- 4.ジャパエモからの受付完了メールを確認する
- 5.指定先までレンタル品が配送されるのを待つ
- 6.帰国後はレンタル終了日の翌日までに返却する(延滞料金は1,000円/日)
なお、発送完了後にキャンセルすることはできないので、計画的な利用を心がけましょう。注文内容を間違えた場合は、ジャパエモのサポートセンターまで連絡してください。電場番号:03-5444-4464
ジャパエモを受け取れる空港
新千歳空港 | 大阪空港 |
仙台空港 | 関西国際空港 |
福島空港 | 岡山空港 |
成田空港 | 広島空港 |
羽田空港 | 福岡空港 |
新潟空港 | 北九州空港 |
小松空港 | 長崎空港 |
中部国際空港セントレア | 鹿児島空港 |
ジャパエモの評価
今回は、ジャパエモの料金と評判、利用するメリット・デメリットをご紹介しました。
ジャパエモは、「長期間の旅行かつネットの利用は通常の範囲内」という人におすすめします。他社の海外WiFiよりコスパは抜群に高いのですが、レンタルは5日以上で無制限プランも用意されていないからです。
ただし、容量上限を超えると使えなくなるうえ追加チャージも割高なので、使い過ぎには注意しましょう。