グローバルモバイル 海外での料金と評判 利用するメリット・デメリット
「短期間だけ海外WiFiを使いたい」という理由から、グローバルモバイルを検討している人は多いのではないでしょうか。しかし、使った経験がないと利用するのは何かと不安ですよね。
そこで今回の記事では、グローバルモバイルの海外での料金と評判、利用するメリット・デメリットをお伝えしていきます。
このページを読めば、あなたがグローバルモバイルに合っているのかわかるようになるので、ぜひご覧ください。
グローバルモバイルの料金プランと速度
グローバルモバイルの料金プラン(一例)
プラン名 | デイリープラン(1日) | マンスリープラン(1ヶ月) |
---|---|---|
スーパーU.S.データ | 930円 | 24,000円 |
イギリスデータ | 690円 | 18,000円 |
韓国データ | 590円 | 15,000円 |
スーパーアジアンデータ | 980円 | 24,000円 |
ワールドデータ | 1,180円 | 24,000円 |
※ワールドデータ以外は通信量無制限での料金
※アジアンデータ、ワールドデータは周遊プラン
グローバルモバイルは、利用する国によってサービス名が異なります。たとえばアメリカなら「U.S.データ」、ハワイなら「アロハデータ」といったようにユニークな名前が付けられています。
グローバルモバイルの通信速度
- 下り最大187.5Mbps
- 上り最大37.5Mbps
※ソフトバンク 4G LTEに準ずる
なお、通信速度は端末や利用する国によって異なります。
2. グローバルモバイルの良い評判
旅行では調べ物たくさんするので、モバイルWiFiをレンタルします?色々会社があるけど、グローバルモバイルでかります!本体がコンパクトなので、小さなカバンでも問題なしです?お値段もパケット無制限で1日\590????空港レンタルのものは、大きい機種しか当たったことがない…。#さぁや嬢渡韓メモ pic.twitter.com/5bur1Q2fLm
— さぁや嬢 (@YuriaUniv) 2019年8月27日
海外WiFiは本体が大きい端末が多いですが、グローバルWiFiの端末はコンパクトなので持ち運びが楽です。観光なら端末を持ち歩く機会が増えるので、荷物にならないのは嬉しいですよね。
出発前に宅配で受け取れるので、当日に出向いたりカウンターに並ばなくてよい。返却は同封されてくる返信封筒に入れて、郵便局持ち込みかポストに投函すればよく簡単。しかも利用料金は旅行日程分だけで送料も無料。
引用:価格.com(2019年2月14日投稿分より)
「受取と返却が楽だった」という意見がありました。混雑することが多いカウンターを避けられるうえに、利用料金が安く送料もかからないので、ユーザーの負担は小さいといえます。
グローバルモバイルの悪い評判
引っ越したから光回線工事するまで繋ぎで一か月だけグローバルモバイルっていうポケットWiFiっての契約したんだけど動画とかまともに読み込めないゴミなんだけど 速度は10メガくらいでるんだけどパケ詰まりってか引っかかる感じしてオセェ
— じゅいさま (@maiden_rozen) 2018年12月10日
ソフバン回線って動画視聴のとき何か制限かけてたりすんのかな
グローバルモバイルは、「遅い」という声もありました。原因の特定は難しいですが、レンタルなので前ユーザーの使用量が膨大ならすぐに制限がかかることもあるようです。
※グローバルモバイルは月250GBを超えると制限がかかる
ホテル内でシンクラに利用していましたが、ぶつぶつ切れてストレスがたまりました。使い物になりません。再起動すると接続されますが、しばらくするとLTEのランプが 赤く点滅し、接続が切れます。
引用:価格.com(2018年6月14日投稿分より)
「端末の不具合で旅行中はほとんど使えなかった」という意見もありました。国内で確実な動作確認ができないなら、現地で交換できるようにするなどサポート体制の強化が望まれます。
グローバルモバイルを利用するメリット
- 利用国によって端末を使い分けている
- 国内向けのWiFiレンタルもある
- 無制限プランが充実
- 割引が多い
- 往復の宅配送料が無料
- ポケトークやモバイルバッテリーをレンタルできる
- 楽天アカウントからの申し込みに対応(楽天ポイントがもらえるアロハ、U.S.、韓国だけ)
下記から、7つのメリットを詳しく説明していきます。
メリット@:利用国によって端末を使い分けている
グローバルモバイルは、利用国やプランに適したWiFiルーター端末を用意しています。
韓国なら「LG社」、アメリカなら「T-Mobile社」、アジアや世界といった周遊プランなら「uCloudlink社」といったように、国やプラン別に専用の端末を使用しているのです。
日本のキャリアのプランより繋がりやすく安価に利用できるので、現地でSIMカードを購入しようと考えている人にもグローバルモバイルが合っています。利用国によって端末を使い分けていることが、グローバルモバイルのメリットです。
メリットA:国内向けのWiFiレンタルもある
グローバルモバイルは、国内向けにソフトバンクの「ポケットWiFi」もレンタルしています。
海外向けプランと同様に1日単位でのレンタルに対応しているので、「出張や旅行の間だけ使いたい」「新しいWiFiが届くまで使いたい」など、短期間の利用も可能です。
ただし、最低レンタル期間は2日間からなので、たとえ実際の利用期間がたった1日でも2日間はレンタルしなければなりません。国内向けのWiFiレンタルも用意されていることが、グローバルモバイルのメリットです。
メリットB:無制限プランが充実
グローバルモバイルは、ほとんどの国や周遊プランで無制限が用意されています。
17の海外プランのうち、カンボジア、インド、ワールド、まっぷるWiFiの4つが対応していません。しかし、まっぷるWiFiはハワイに特化したプランで「アロハデータ」なら無制限があります。
「データの通信量を気にしたくない」「旅行のときはネットが必要」という人には、グローバルモバイルの無制限プランがぴったりです。無制限プランが充実していることも、グローバルモバイルのメリットです。
メリットC:割引が多い
定番の割引としては、「早割」や「リピーター割引」があります。
割引 | 割引率 | 条件 |
---|---|---|
早割 | 10% | 出発日1ヶ月以上前の予約 |
リピーター割引 | 10% | 以前ワールドデータシリーズを利用したことがある |
※早割:韓国データ、タイデータプランでは適用外
世界周遊プランのワールドデータを利用する場合、上記の割引を併用することで合計20%安くレンタルすることができます。
1ヶ月単位の「マンスリープラン」もあるので、長期の利用でも安く利用することが可能です。たとえば、ヨーロッパ旅行で25日間レンタルするなら、マンスリープランのほうが安く済みます。
「●日以降の利用ならデイリープランよりマンスリープランのほうがお得」というのは各データ(渡航先)のページに記載されているので、そちらを参考にしてください。割引が多いことも、グローバルモバイルのメリットといえます。
メリットD:往復の宅配送料が無料
ほとんどの海外WiFiでは往復(受取と返却)の宅配送料が発生しますが、グローバルWiFiならどちらの送料も無料です。他社の海外WiFiを見ても、宅配送料が無料なのは珍しいといえます。
各社の宅配送料の目安
受取 | 返却 | 総額 | |
---|---|---|---|
グローバルモバイル | 無料 | 無料 | 無料 |
イモトのWiFi | 500円 | 発払い:500円〜着払い:1,000円 | 1,000円〜1,500円 |
グローバルWiFi | 500円 | 発払い:500円〜着払い:1,000円 | 1,000円〜1,500円 |
Wi-Ho! | 500円 ※3,000円以上で無料 | 発払い:500円〜着払い:1,000円 | 500〜1,500円 |
※ルーター端末1台あたりの料金
長期レンタルが安い海外WiFiなら、送料を加えたとしても総額は膨らみません。しかし、2日や3日だけのレンタルの場合は、1,000円前後の送料が加わるだけで総額は高額になってしまいます。
2日間レンタルのシミュレーション(渡航先:韓国)
レンタル料 | 送料 | 総額 | |
---|---|---|---|
イモトのWiFi | 1,380円(680円×2日) | 1,000円 | 2,380円 |
グローバルモバイル | 1,180円(590円×2日) | 無料 | 1,180円 |
※補償サービスなどのオプションは含めず
※イモトのWiFiは500MB、グローバルモバイルは無制限のプラン
上記のような条件なら、レンタル料はイモトのWiFiが200円高いだけですが、送料を含めた総額では1,200円も高額になってしまいます。
ただし、渡航先が韓国なら3日以上のレンタル、国内向けWiFiなら7日以上のレンタルでなければ送料が無料にならないので注意してください。
往復の宅配送料が無料であることも、グローバルモバイルのメリットといえます。
メリットE:ポケトークや予備バッテリーをレンタルできる
渡航先で困るのが言語や端末の充電ですが、オプションを加えることで解消されることもあります。
ポケトークは世界74言語以上に対応したコンパクトな通訳機のことで、現地の言語が話せなくても通訳がいるように会話することができるのです。
特に世界共通語である英語がわからなければ海外で苦労することも多いですが、ポケトークがあれば現地でのコミュニケーションがスムーズにできます。
引用:ポケトーク公式サイト
ほかに困るのは、端末の充電です。
頻繁に使用するとバッテリーの消耗は激しく、慣れない場所や観光地ならどこで充電できるかもわかりません。そんなときに予備バッテリーがあれば、いつでも端末へ充電することができます。
オプションを上手く活用することで、旅先での問題を解決することができるのです。ポケトークや予備バッテリーをレンタルできることも、グローバルモバイルのメリットといえます。
メリットF:楽天アカウントからの申し込みに対応
アロハデータ(ハワイ)、U.S.データ(アメリカ本土)、韓国データ(韓国)の3つのプランなら、クレジットカードだけでなく楽天アカウントから申し込むことも可能です。
楽天アカウントから申し込むと、楽天スーパーポイントがもらえるだけでなく貯まった楽天スーパーポイントからレンタル料を支払うこともできます。
普段から楽天スーパーポイントを貯めていれば、楽天市場でショッピングも楽しめるのです。
楽天アカウントからの申し込みに対応していることも、グローバルモバイルのメリットといえます。
グローバルモバイルを利用するデメリット
- 利用できる国の数が少ない
- 受渡できる空港の数が少ない
- 支払いにクレジットカードは必要
- サポートセンターへの連絡は有料
下記から、詳しく説明していきます。
デメリット@:利用できる国の数が少ない
グローバルモバイルを利用できる国は109ヵ国です。他社の海外WiFiと比べると、少ない部類に入ります。
- グローバルモバイル:109ヵ国
- イモトのWiFi:200ヵ国以上
- ワイホー:200ヵ国以上
利用できる国の数が少ないと、利用できない国へ行ったときに現地向けのSIMカードを購入したり別途手続きを行ったりしなければならず面倒です。
グローバルモバイルがカバーしていない国へ旅行へ行くときは、違う海外WiFiを検討するしかありません。利用できる国の数が少ないことも、グローバルモバイルのデメリットです。
デメリットA:受渡できる空港の数が少ない
グローバルモバイルが受渡できる空港の数は4つしかありません。グローバルモバイルが空港での受渡に対応したのは割と最近なので、他社の海外WiFiと比べて対応する空港の数は少ないといえます。
- グローバルモバイル:4空港
- イモトのWiFi:6空港
- グローバルWiFi:18空港
急な出張や旅行ですぐに海外WiFiを使いたくても、利用する予定の空港では端末を受け取れない可能性があります。
ただし、宅配は送料が無料なので急ぎの用事がなければ空港を使うこともないでしょう。受渡できる空港の数が少ないことも、グローバルモバイルのデメリットです。
デメリットB:支払いにクレジットカードは必要
一部の国の支払いで使える楽天アカウントも例外ではありません。
楽天会員の登録を行うには、クレジットカードの登録も必要だからです。つまり、グローバルモバイルはクレジットカード払いでも楽天アカウント払いでもクレジットカードが必要になります。
他社の海外WiFiのようにNP後払いがあればクレジットカードを作成する必要はありませんが、グローバルモバイルはNP後払いに対応していません。
- グローバルモバイル:NP後払い非対応
- イモトのWiFi:NP後払い対応
- ワイホー:NP後払い対応
NP後払いとは、申し込み時ではなく端末一式返却後に自宅まで請求書が届き、その請求書をもってコンビニや銀行などで支払いできるサービスのことです。(200円前後の手数料が加算)
クレジットカードは作成に2週間前後の期間を要するので、すぐに利用したい人はNP後払いに対応した他社の海外WiFiを検討する必要があります。支払いにクレジットカードが必要なことも、グローバルモバイルのデメリットです。
デメリットC:サポートセンターへの連絡は有料
グローバルモバイルのサポートセンターはフリーダイヤルではありません。回答を急がない問い合わせなどはメールで十分ですが、渡航先でトラブルにあったときなどは電話で問い合わせる必要があります。
しかし、海外から電話をかけると国際通話になってしまうため、サポートセンターへ連絡するだけでも高額な料金が発生してしまうのです。
ちなみに、アメリカなら30秒20〜30円ほどですが、ヨーロッパなら30秒90〜100円ほどの通話料がかかってしまいます。(料金は時間帯や曜日によって異なる)
サポートセンターへの連絡が有料であることも、グローバルモバイルのデメリットといえます。
グローバルモバイルの受取方法と返却方法
【受け取り方法】
- 宅配受取
- 空港受取
【返却方法】
- 郵便ポスト投函
- 郵便窓口
受取と返却の手順、返却の際の注意点は、下記で詳しく解説します。
受取から返却までの手順
- グローバルモバイルへアクセスする
- 希望するプランを選んで申し込みフォームから申し込む
- 必要事項を入力する
- 端末一式を受け取る
- 帰国後は郵便ポスト投函か郵便局窓口へ端末一式を返却する
なお、端末一式の返送先は下記の住所です。
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-4-6 SJビル3F
問い合わせ先:03-3265-1058(11:00〜17:00 土日祝11:00〜16:00)
返却時は端末一式に同梱された返却封筒を使いますが、封筒を紛失したときは上記の住所へ返送してください。
返却の際の注意点
- 空港には返却窓口や専用ポストがない
- 延長はメールか電話で連絡すること
- 帰国日を含む2日以内に返送すること(帰国から翌日の消印まで有効)
- 期限内に返送できなければ延滞料金が発生する
- マンスリープランでも延滞料金は発生する
帰国日から翌々日の消印より延滞料金が発生するので、なるべく早く返送しましょう。端末を破損・紛失させた場合は、以下の弁償金が発生します。
安心補償に未加入 | 安心補償に加入 | |
---|---|---|
WiFiルーター | 40,000円 | 20,000円 |
予備バッテリー | 3,000円 | 1,500円 |
アダプター・USBケーブル | 1,000円 | 500円 |
ポケトークは補償の対象外で、本体30,000円、USBケーブル1,000円の弁償金が発生します。
グローバルモバイルを受け取れる空港と場所
空港 | 場所 | 営業時間 |
---|---|---|
成田国際空港 | 第1ターミナルQLライナーカウンター(1F到着階 南ウイング) | 6:30〜21:00(全日) |
第2ターミナルQLライナーカウンター(1F到着階) | 6:30〜21:00(全日) | |
羽田空港 | 国際線ターミナルJALエービーシーカウンター(2F到着カウンター) | 6:00〜22:00(全日) |
中部国際空港セントレア | 分室郵便局(1F) | 9:00〜17:00(平日) |
関西国際空港 | 第1ターミナルビル内郵便局 | 9:00〜17:00(平日) |
なお、申し込みの締め切り日は空港によって違うので注意しましょう。
- 成田空港:前日17:00まで(土日祝は16:00まで)
- 羽田空港:前々日17:00まで(土日祝は16:00まで)
- 中部国際空港:出発3日前の14:00まで(月曜9:00〜12:00までの受取は前週14:00まで)
- 関西国際空港:出発3日前の14:00まで
また、空港での受け取りは1,100円の往復送料がかかり、羽田空港の場合は受取手数料500円や22:00を過ぎての受取は200円が加算されます。
グローバルモバイルの評価
今回の記事では、グローバルモバイルの海外での料金と評判、利用するメリット・デメリットをお伝えしました。結論をいうと、グローバルモバイルは短期間での利用がおすすめです。
短期間だけの利用なら、他社の海外WiFiよりも圧倒的に安く利用できるからです。しかも、多くのプランが無制限に対応しているほか送料も無料なので、総額も低くおさえられます。
しかし、ワーキングホリデーなど海外へ長期間滞在するときに利用すると逆に高額になってしまうので、このようなケースでは他社の海外WiFiも視野に入れたほうが良いでしょう。