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限界突破WiFiの料金と評判 利用するメリット・デメリット

限界突破Wi-Fiはサービス開始が2019年10月10日なので情報がまだ少ないです。

 

この記事では、限界突破WiF評判を集めました。また、HP等の情報からわかるメリットやデメリットを、他のクラウドSIM(無制限Wi-Fi)と比較しながら紹介していきます。

 

限界突破Wi-Fiと他のサービスで悩んでいる方の参考になるかと思います。

 

 

限界突破WiFiの料金プランと通信速度

限界突破Wi-Fi

料金プラン

  • 契約期間中:月額3,500円

 

通信速度

  • 下り最大:150Mbps
  • 上り最大:50Mbps

 

限界突破WiFiの良い評判

 

 

限界突破WiFiの良い評判で多かったのは、「制限がない」「通信速度が速い」というものでした。

 

制限がないのでYouTubeなどの動画やAmazonプライムビデオをずっと視聴したとしても、低速になる心配はありません。また、環境によってはモバイルWiFiとは思えない通信速度になることもあるようです。

 

意外なところでは、限界突破WiFiを運営するエックスモバイルのカフェに関する評判の良さです。渋谷ではカフェが混雑することが多いのに、エックスモバイルカフェは落ち着いて利用できるうえにコーヒー1杯500円と安く、スマホの修理も受け付けています。

 

限界突破WiFiの悪い評判

 

 

特にオペレーターの対応が酷い為、マヤシステムは契約しない方がいい
絶対にお勧めできない会社

 

※引用:価格.com

 

悪い評判で多かったのは、「通信速度が遅い」「通信が切断される」といった通信に関するものでした。中には、「オペレーターの対応が良くなかった」という意見もありました。

 

通信速度については混雑する場所や時間帯に利用すると遅くなることもあり、一概に限界突破WiFiが原因とは考えにくいといえます。

 

ただし、限界突破WiFiでのトラブルとしては「通信の切断」が多い印象を受けました。この通信の切断については、下記の「限界突破WiFiを利用するデメリット」で詳しく説明します。

 

限界突破WiFiを利用するメリット

  • 月額料金が一定
  • 初期費用が安い
  • 制限なしで利用できる
  • 端末の機能性が高い
  • ドコモ・au・ソフトバンクの電波が使える
  • 海外でもそのまま利用できる

 

下記から、詳しくみていきましょう。

 

メリット@:月額料金が一定

限界突破WiFiは割引がないため、契約時はずっと月額3,500円です。

 

他社のプロバイダは契約から2年は割引しているため、2年以降の契約は高く感じてしまいます。また、段階的に割引額を少なくしている場合は契約者にとって料金体系が少し複雑です。

 

限界突破WiFi どんなときもWiFi Broad WiMAX
月額料金 3,500円

1〜24ヶ月目:3,480円
25ヶ月目以降:3,980円

1〜2ヶ月目:2,726円
2〜12ヶ月目:3,411円
25〜36ヶ月目:4,011円

「毎月の利用料金はわかりやすいほうがいい」という人は、限界突破WiFiのようなプロバイダを選ぶといいでしょう。月額料金が一定であることが、限界突破WiFiのメリットです。

 

メリットA:初期費用が安い

限界突破WiFiは、2つの初期費用が無料だからです。

  • 端末代が無料
  • 契約事務手数料が無料

端末代と契約事務手数料のどちらも必要な他社プロバイダなら、初期費用だけでも高額になってしまいます。(契約期間が1〜2年の短いプロバイダに初期費用が高い傾向がある)

 

契約事務手数料

限界突破WiFi:0円
UQ WiMAX:3,000円と端末代金15,000円
ワイモバイル:3,000円と端末代金15,000円

 

どんなときもWiFiやよくばりWiFiといったレンタルWiFiなら初期費用がかからないのですが、一方で契約が終わると端末を返却しなければならないというデメリットがあります。

 

限界突破WiFiのような買取型で、初期費用がかからないプロバイダは珍しいといえるでしょう。「初期費用はかけたくない」という人には、限界突破WiFiがおすすめです。

 

 

引用:限界突破WiFi

 

メリットB:制限なしで利用できる

限界突破WiFiは、完全無制限だからです。他社の場合は月間容量のない無制限プランであっても、完全に無制限ではありません。たとえば、「3日10GB」を超えると低速になることもあります。

 

通信制限
  • 限界突破WiFi:なし
  • WiMAX:3日10GB
  • ワイモバイル:3日10GB

「制限を気にせずにインターネットを楽しみたい」「毎月の通信料が多い」という人は、制限のない限界突破WiFiなら自宅の固定回線のように好きなだけ動画やゲームを楽しめます。

 

 

引用:限界突破WiFi

 

ただし、他人に影響を与えるほどの大容量通信や違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合は通信速度が制限されることもあるので、常識の範囲内で使用してください。制限なしで利用できることも、限界突破WiFiならではの大きなメリットです。

 

メリットC:端末の機能性が高い

限界突破WiFiで使われる端末は、「jetphone」のエントリーモデルである「P6」のOEM品です。

OEMとは:他社の製品やプラットドームを借りて自社ブランドとして製造すること。限界突破Wi-FiもOEMです。

 

限界突破wifiは、ソフトバンク・ドコモ・auの電波を借りて、自社ブランドとしてサービスを行っています。最近はクラウドSIMや無制限Wi-FiでOEMが増えています。

もともとはSIMフリースマホとして開発された端末なので、WiFiルーターとは思えないような機能が備わっています。

  • 5.7インチの大型画面を搭載
  • 3,400mAhの大容量バッテリー
  • 翻訳・地図アプリを搭載

上記の機能により、「国内外の旅行を楽しみたい」「外出先で長時間インターネットを使いたい」といった場合でも快適に利用できます。しかも、高性能モデルなのに端末代は無料です。

 

端末の機能性が高いことも、限界突破WiFiのメリットといえます。

 

限界突破WiFi端末のスペック
機種 jetphone P6
製造元 Ucloudlink
最大通信速度 下り150Mbps、上り50Mbps
WiFi規格 IEEE802.11b/g/n
同時接続台数 最大8台
サイズ(高さ×幅×厚さ) 152.9×74.2×8.5mm
重さ 約162g
ディスプレイ解像度 720ドット×1,440ドット
OS Android 8.1.0 Oreo

メリットD:ドコモ・au・ソフトバンクの電波が使える

限界突破WiFiは、クラウドSIM搭載により大手キャリアの電波が使えます。そもそもクラウドSIMとは次世代型の通信技術のことで、端末にSIMカードを挿入するのではなくクラウドサーバーで管理しています。

 

 

 

 

クラウドSIMの最も大きな特徴は、ドコモ・au・ソフトバンクの電波が使えることです。使用中のエリアで一番つながりやすい電波を自動的に拾ってくれるので、いつも快適にインターネットを使うことができます。

 

「山間部や建物が密集した場所に住んでいる」「光回線を導入できない」という人には、限界突破WiFiなら解決できる可能性が高いといえます。大手キャリアの電波が使えることも、限界突破WiFiのメリットです。

 

メリットE:海外でもそのまま利用できる

先述のクラウドSIMにより、海外でも同じ端末をそのまま使うことができます。

 

従来の通信技術では端末に挿してあるSIMカードが対応するキャリアやエリアでしか通信はできませんが、クラウドSIMなら海外であっても最適なSIM情報が読み込まれるのです。

 

 

引用:限界突破WiFi

 

WiMAXやワイモバイルなどは、従来型の通信技術なので海外では使えません。

 

同じ端末を海外で使用
  • 限界突破WiFi:可能
  • WiMAX:不可
  • ワイモバイル:不可

ローミングサービスを使う方法もありますが、たとえばWiMAXならWiMAXパソコンを現地の対応エリアで起動させて現地の業者と提携する必要があります。しかも、アメリカ、韓国にしか対応していないうえWiMAXパソコンでなければ利用できません。

 

「海外旅行へ行くことが多い」「別に海外WiFiや現地の業者と契約するのは面倒」という人には、限界突破WiFiが便利です。海外でもそのまま使えることが、限界突破WiFiのメリットといえます。

 

限界突破WiFiを海外で利用したときの料金

海外での利用料金は、国によって異なります。

 

エリアは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アフリカといった地域の107ヵ国に対応しているほか、周遊プランなども用意されています。

 

 

引用:限界突破WiFi

 

以下は、アジアで使用した場合の料金の一例です。

中国、香港、台湾など マカオ/フィリピン シンガポール
300MB/1日 380円 380円 380円
1GB/7日 980円 980円 1,480円
3GB/30日 1,880円 2,980円 2,980円

海外WiFiと比べると、限界突破WiFiの料金は割高です。

 

しかし、別に海外WiFiをレンタルするには契約手数料や申し込みや受け取りといった手間がかかるので、「数日程度の海外旅行」であればそのまま海外で使ったほうが安くて便利です。

 

限界突破WiFiを利用するデメリット

  • 個体により「切断」のトラブルが起こる
  • 端末が大きくて重い
  • 支払いはクレジットカード決済のみ

下記から、詳細を説明していきます。

 

デメリット@:個体により「切断」のトラブルが起こる

限界突破WiFiで不具合が起こるのは、以下のような理由が考えられます。

  • 端末はルーターではなくスマホをベースに開発しているから
  • サービス開始から間もない

トラブルとして多いのは「切断」のようで、アップデートによって改善される場合もあれば改善されない場合もあります。

 

 

人によって、「改悪されてしまった」という事例もありました。

 

 

ただし、こちらは限界突破WiFiでも把握済みの内容で、交換などの対応も随時行っています。

 

 

通信速度はどうなのか?

では、通信速度はどうなのか他社と比較してみましょう。ひと括りにプロバイダといっても機種によって速度も違うため、各社の最新の機種で比較します。

 

※WiMAX:W06、どんなときもWiFi:D1

Jetphone P6 W06 D1
理論値 下り最大 150Mbps 1,237Mbps 150Mbps
上り最大 50Mbps 75Mbps 50Mbps
実測値 下り平均 26.9Mbps 31.48Mbps 23.52Mbps
上り平均 14.06Mbps 3.8Mbps 12.32Mbps

通信速度については、WiMAXよりも下り速度で劣っているものの上りは他社を上回っています。つまり、不具合について「通信速度そのものに問題はない」といえます。

 

さらに言うと、同じクラウドSIMのどんなときもWiFiよりも速度が出ています。ただし、個体によって切断のトラブルが起こることも、限界突破WiFiのデメリットです。

 

デメリットA:端末が大きくて重い

限界突破WiFiの端末は、スマホと同程度の大きさです。2019年12月現在で最新のiPhone11Proとjetphone P6のサイズを比べてみましょう。

 

サイズ(高さ×幅×厚さ) 重さ
jetphone P6 152.9×74.2×8.5mm 約162g
iPhone11Pro 144.0×71.4×8.1mm 約188g

高さ、幅、厚さのすべてにおいてiPhone11Proより大きいことがわかります。重量についても、WiFiルーターでありながらスマホであるiPhone11Proと大きな差はありません。

 

「スマホを2台持ち歩くのと同じ」ということになるため、外出先では邪魔になってしまいます。「外出時は身軽なほうがいい」「コンパクトなルーターが欲しい」という人は、限界突破WiFiではなくWiMAXやワイモバイルなどを検討したほうがいいでしょう。

 

端末が大きくて重いことも、限界突破WiFiのデメリットです。

 

デメリットB:支払いはクレジットカードのみ

基本的に限界突破WiFiの支払いは、クレジットカードのみです。

 

実際、限界突破のサイトから申し込もうとしてもクレジットカードしか選べないのです。他社の場合は口座振替など別の支払方法も用意されていることが多いですが、限界WiFiは選択肢がありません。

 

 

引用:限界突破WiFi

 

支払方法
  • 限界突破WiFi:クレジットカード
  • Broad WiMAX:クレジットカード・口座振替
  • どんなときもWiFi:クレジットカード・口座振替

限界突破WiFiを使いたくてもクレジットカードがないと申し込めないので、カードを所有していない人は作成する必要があります。

 

「理由があってクレジットカードが作れない」「現金で支払いたい」という人は、どんなときもWiFiなど他社のサービスを検討しましょう。クレジットカード決済にしか対応していないことも、限界突破WiFiのデメリットです。

 

口座振替はできても手数料が高い

口座振替を利用すると、契約時に20,000円もの手数料が発生します。

 

そもそもWEBページからの申し込みでは、クレジットカード以外の選択肢がありません。しかし、「限界突破Wi-Fi サービス利用規約」には以下のような記載がありました。

 

「口座振替手数料:口座振替を利用する場合、契約時に支払いを要する料金」

 

 

引用:限界突破WiFi

 

つまり、店頭で申し込んだりサポートセンターへ連絡したりすれば口座振替にしてもらえるかもしれないということになります。しかし、20,000円もの手数料を支払ってまで利用することはないでしょう。

 

限界突破WiFiの解約方法と解約手数料

解約方法

  • サポートデスク(faq@mosimosiix.jp)に解約の旨を連絡する
  • 限界突破WiFiからの連絡を待つ
  • 指示に従って解約手続きを進める

なお、限界突破WiFiの手続きは毎月25日18:30が締め切りで、過ぎてしまうと解約月が翌月に繰り越されてしまうので解約を申し込むタイミングには注意しましょう。

 

解約手数料
  • 1〜24ヶ月目:18,000円
  • 28〜36ヶ月目:5,000円
  • 25〜27ヶ月目(更新月):0円

 

限界突破WiFiの更新月は、25〜27ヶ月目の3ヶ月間と長いことが特長です。また、更新月以降は自動更新であるものの、2年ではなく1年単位での契約期間へと切り替えられます。

 

限界突破WiFiの運営会社

限界突破WiFiの運営会社は、「エックスモバイル株式会社」です。

 

会社概要

所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-25-4 BARCA3F
代表番号 03-3910-1010
資本金 17億8,599万円(資本準備金含)
従業員 25名(女性7名)
平均年齢 30歳(正社員、嘱託社員のみ)
設立・開業

2013年10月10日設立
2014年10月10日「エックスモバイル」開業

エックスモバイルは限界突破WiFiだけでなく、格安携帯やスゴい電話なども運営しています。

 

代表取締役の木野社長は、アジアのLCC航空会社「エアアジア」の創業者であるトニー・フェルナンデスの影響を受けてエックスモバイルを設立しました。

 

「通信のLCC」を誕生させて、誰もが低価格で通信を使えるようにすることが目標のようです。

 

限界突破WiFiの評価

今回は、限界突破WiFiの料金と評判をはじめ利用するメリットやデメリットをご紹介しました。

 

結論をいうと、限界突破WiFiは買取型のモバイルWiFiでありながら月額料金が安いので、「レンタルWiFi以外で安く利用したい」という人にはおすすめです。

 

ただし、立ち上げて間もないサービスで不具合なども起こっているので、「何があっても解約に高額な料金がかかる」というリスクがあることも覚悟しておいてください。

 

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