どんなときもWiFiを海外で利用するのはあり?他社と比較したメリットデメリット
どんなときもWiFiの1つの売りとして、手続き不要で海外でも利用できる点があげられます。私自身も年間の1/3くらいは海外ですので、どんなときもWiFiを契約する前に、他社の海外wifiサービスと綿密に比較しました。
結論として、短期での利用やデータ通信量がそこまで多くないのであれば、他社と比較しても十分使い物になります。
ただし、海外利用に際して注意点もありますのでその辺りもしっかり押さえておくと、失敗がないかと思います。
どんなときもWiFiの海外での利用手順や、実測値の測定結果を動画にしていますので、海外で使う方の参考になるかと思います。
※動画制作:Hoshi 演者:Hoshi
海外での料金と利用可能エリア
どんなときもWiFiの利用エリアは、107ヵ国です。料金については、2つの利用国エリアによって異なります。
- 利用国エリア1:アジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米(1,280円/円)
- 利用国エリア2:中東・南米・アフリカ(1,880円)
詳しい利用国の一覧は、以下のとおりです。
利用国エリア1:計69ヵ国
- アジア・オセアニア26地域:中国・韓国・香港・台湾・インド・マカオ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン・インドネシア・カンボジア・ミャンマー・ラオス・ネパール・スリランカ・バングラデッシュ・モンゴル・カザフスタン・パキスタン・グアム・サイパン・フィジー
- ヨーロッパ41地域:オーストリア・ベルギー・スイス・チェコ・ドイツ・スペイン・フィンランド・フランス・ギリシャ・イタリア・オランダ・ポルトガル・ロシア・スロベニア・トルコ・リヒテンシュタイン・モナコ・キプロス・ハンガリー・ラトビア・ポーランド・スウェーデン・ウクライナ・エストニア・クロアチア・アイルランド・リトアニア・ルクセンブルク・セルビア・ノルウェー・アルバニア・デンマーク・スロバキア・イギリス・サンマリノ・バチカン市国・ブルガリア・アイスランド・マルタ・ルーマニア・オーランド諸島
- 北米2地域:アメリカ・カナダ
利用国エリア2:計37ヵ国
- 中東7地域:UAE・カタール・ヨルダン・イスラエル・サウジアラビア・イエメン・バーレーン
- 中米・南米17地域:コロンビア・ウルグアイ・ブラジル・アルゼンチン・ベネズエラ・パナマ・ドミニカ共和国・コスタリカ・エクアドル・グアテマラ・ペルー・ボリビア・チリ・ニカラグア・エルサルバトル・メキシコ・プエルトリコ
- アフリカ13地域:南アフリカ共和国・ケニア・モロッコ・エジプト・西サハラ・タンザニア・ザンビア・チュニジア・アンゴラ・アルジェリア・ガーナ・ナイジェリア・モーリシャス
海外でどんなときもWiFiを利用するメリット
- 1.面倒な手続きが不要
- 2.数ヵ国を一度に旅行するときは楽
- 3.他社より利用料金が安い
下記から、詳しく解説していきます。
メリット@:面倒な手続きが不要
面倒な手続きが嫌な人には、どんなときもWiFiがぴったりです。簡単な設定だけで、海外でもそのまま利用できるからです。
海外でモバイルWi-Fiを使う場合、「空港カウンターなどで海外Wi-Fiをレンタルする」「契約中のWi-Fiに海外オプションをつける」など、面倒な手続きが必要です。
どんなときもWiFiなら、国内も海外も1台で兼用できるから余計な手間や時間がかかりません。
メリットA:数ヵ国を一度に旅行するときは楽
一度に2ヵ国以上旅行するような人にも、どんなときもWiFiが向いています。他社の海外Wi-Fiは、「それぞれの国に対応したSIMカードを入れた端末」が必要です。
クラウドSIMのどんなときもWiFiは端末1台で世界107ヵ国に対応しているので、SIMカードの挿し替えは必要ありません。国によってSIMカードの挿し替えが発生しないことも、どんなときもWiFiならではのメリットです。
メリットB:他社より利用料金が安い
使い勝手よりも料金を重視する人には、どんなときもWiFiをおすすめします。他社の海外Wi-Fiと比べて、料金の設定が低めだからです。「台湾」「フランス」で利用する場合の1日あたりの料金(2ヵ国同時の旅行ではない)を比較しました。
海外Wi-Fiサービス名 | 台湾 | フランス |
---|---|---|
どんなときもWiFi | 1,280円 | 1,280円 |
グローバルWiFi | 1,370円 | 1,670円 |
イモトのWi-Fi(3G回線) | 1,580円(980円) | 1,880円(3Gプランなし) |
Wi-Fo! | 1,090円 | 1,350円 |
※各社1GB前後のプランで比較
台湾ではWi-Fo!が安いですが、ほかの料金ではどんなときもWiFiが安いことがわかります。
海外でどんなときもWiFiを利用するデメリットや注意点【他社の海外Wi-Fiと比較】
どんなときもWiFiの海外利用時のデメリットは大きく分けて2つです。
- 1.海外での利用は速度制限がある
- 2.対応エリアが少し狭い
なお、上記のデメリットを以下の3社の海外Wi-Fiサービスと比較していきます。
- グローバルWiFi
- イモトのWi-Fi
- Wi-Fo!(ワイホー)
それでは、下記から詳しくみていきましょう。
デメリット@:海外での利用は速度制限がある
海外でインターネットを多く利用する人には、どんなときもWiFiは不向きです。日本国内なら無制限ですが、海外での利用は1GB/日の制限があるからです。
海外における各社の通信制限は、以下のとおりです。
海外Wi-Fiサービス名 | 速度制限(1日あたり) |
---|---|
どんなときもWiFi | 1GB |
グローバルWiFi | 300MB/600MB/1.1GB/無制限(4プラン) |
イモトのWi-Fi | 500MB〜1GB(400MB/3日が目安) |
Wi-Fo! | 300MB/600MB/1.1GB/無制限(4プラン) |
グローバルWiFiやWi-Fo!の2社は無制限プランも用意されていますが、どんなときもWiFiやイモトのWi-Fiには用意されていません。海外での利用に速度制限があることは、どんなときもWiFiのデメリットです。
デメリットA:対応エリアが少し狭い
人気のある国以外へ旅行する人には、どんなときもWiFiは不向きです。どんなときもWiFiは3G回線のある他社よりも、エリアが狭くなってしまうからです。
- どんなときもWiFi:107ヵ国
- グローバル:71ヵ国
- イモト:200ヵ国以上
- Wi-Fo!:200ヵ国以上
ただし、イモトのWi-FiとWi-Fo!の2社は3G回線を含んでいて、4G対応エリアだけなら50〜60ヵ国ほどになってしまいます。(2019年7月現在)
筆者の調査結果 短期での海外利用はアリだが・・
今回は、どんなときもWiFiを海外で利用するときの料金や注意点をご紹介しました。結論としては、短期旅行でどんなときもWiFiを海外で使うのは「アリ」です。
利用するエリアや回線によっては他社の方が安いこともありますが、日本の他社のwifiサービスと比べても、どんなときもWiFiが最も料金や使い勝手などのバランスが取れています。
ただし、1週間を超える旅行の場合や、データ利用量が大きくなる場合は、滞在する国のSIMを利用した方が断然安く利用できます。海外でのSIMを利用する場合は、SIMフリーのスマホや、モバイル端末を持っている事が条件になります。
また、英語が苦手な方はハードルが高いように思われがちですが、空港等で契約してしまえば足元を見られることも少なく、案外簡単に契約できます。その方法についてはいずれ書いてみようと思っています。