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ドコモからWiMAXに乗り換えるメリットデメリット

 

このページでは、スマホやタブレットのデータ通信(ギガ)をWiMAXに変えると通信費をいくら節約できるかや、WiMAXとドコモを比較した際のメリットデメリットを書いています。

 

料金はドコモのものですが、auやソフトバンクも料金体系はほぼ変わらないので参考になるかと思います。

 

現在の私の通信環境は、業務用のスマホ(ドコモ・音声のみ)、iPad(ネット用)、WiMAXです。自宅の固定回線もWiMAXで賄っています。

 

 

ドコモからWiMAXに変えるメリット

  • 月額を抑えることができる
  • 固定回線代わりにもできるため通信費を落とせる
  • キャンペーンバックが大きい
  • 使用できるデータ量(ギガ)が多い

 

月額を抑えることができる

ドコモからWiMAXに切り替えるメリットは月額出費が抑えられる点にあります。単に携帯利用の観点からも費用を抑えることができますが、WiMAXの活用法を工夫すれば、大幅に出費を抑える方法もあります。その方法については、この後の項目でご紹介しますね。

 

まずは、携帯利用の観点から月額費用を検証してみます。WiMAX利用の場合は、ドコモの今までのプランを、最低料金の設定にして契約します。理由は、データ通信はWiMAXでまかなう事が可能で、通話はアプリ等でも無料通話が可能である事からです。あくまで例なので、利用の際は必要な通話プランでご利用くださいね。

 

WiMAX利用+ドコモ契約の試算が下記になります。

月額利用料
WiMAX(BroadWiMAX) 4,011円
ベーシックパック(1G) 2,900円
シンプルプラン(スマホ) 980円
ISP 300円
docomowith(割引) −1,500円
合計 6,691円

WiMAXは、ギガ放題の容量制限なしの使い放題プランで試算しています。

 

また、契約期間毎に月額が変わるので、一番高い月額時の料金です。この場合、3日で10G制限はありますが、WiMAX+ドコモの最安プランの場合、月額6,691円で利用できます。

 

対してドコモのみの利用の場合、あまり電話を掛けないユーザーなら、「ギガホ」月30G利用プランで、月額6,980円です。この場合だと、月約300円、年間2,600円程、WiMAX利用の方が安くなります。

 

ドコモで月7GBまでの方

月30GBも利用しない、月7ギガまでの利用の場合はどうでしょうか?ドコモユーザーが月7ギガまでの利用の場合は、月額5,980円で利用が可能です。この場合は、WiMAXの場合が月700円程度高くなりますので、携帯だけ利用する場合はドコモ利用でもいいと思います。

 

しかし、月7ギガまでしか利用しないユーザーの中にも、WiMAX利用の方が月額が安くなるユーザーもいます。それは「自宅でネット回線利用している場合」か、「WiMAXのキャッシュバック利用した場合」です。

 

月7ギガ以下の利用の方も安くなる場合があるので、見ていきましょう。

 

固定回線代わりにもできるため通信費を落とせる

WiMAXの場合は、下り速度の理論値は1.2Gで提供されている為、固定回線としての利用も十分可能です。自宅で光回線等を利用している場合は、携帯料金の他に約4,000円前後必要になりますが、固定回線をWiMAXに切り替えた場合は、固定ネット回線の費用が丸々浮くことになります。

 

例えばドコモ携帯の「ギガホ」月30G利用プランで、月額6,980円です。ネット固定回線を利用している場合は、約11,000円月に支払っていると試算できます。しかし、WiMAX利用の場合は、先程の試算表の金額のみの、月額6,691円で携帯と固定回線を利用する事が可能です。

 

月7Mまでしか利用しないユーザーも、固定回線利用の場合は、月に約1万円前後支払っている場合がほとんどです。ドコモ携帯と固定回線を利用しているユーザーの場合は、WiMAXに全て切り替えると、ほとんどの場合で月の出費が減ることになるでしょう。

 

キャンペーンバックが大きい

携帯の乗り換えなどのキャッシュバックは、規制もあり少額となっていますが、WiMAXの場合は、2万円や3万円等の高額キャッシュバックが実施されている場合があるのもメリットです。プロバイダによっては、実施が無かったり、現品支給の場合もありますので、確認した上での加入が必須と言えます。

 

固定ネット回線を利用していないドコモユーザーも、キャッシュバックの金額によっては、WiMAX利用の方がかなりお得になるケースもあるでしょう。

 

使用できるデータ量(ギガ)が多い

WiMAXは単純に使用できるデータ量が多いのもメリットです。3日で10G制限はありますが、月の容量は使い放題。そんなに使わないという方でも、外でも利用し放題であれば、利用頻度も増え、活用の幅も広がります。データ量を気にせず使用できるのは、メリットと言えるでしょう。

 

次にWiMAXに切り替えた場合のデメリットを確認していきます。

 

ドコモからWiMAXに乗り換えるデメリットや注意点

  • 端末を持ち運ぶ必要がある
  • 違約金が掛かる場合がある
  • 利用エリアが狭くなる
  • 料金改定の度に試算が必要

 

端末を持ち運ぶ必要がある

WiMAXは外でも利用できますが、端末を持ち運ぶ必要があるのはデメリットと言えます。端末自体は比較的小型で軽量ですが、特に鞄を持たずに外出する男性には、多少煩わしさがあるかもしれません。

 

また、バッテリーが切れたり故障すると通信ができなくなります。バッテリーは持ちの長い端末もあるので、さほど心配は必要ないですが、故障した場合は数日通信手段が無くなる場合もあります。落したり、水没にも注意した方が良さそうですね。

 

違約金が掛かる場合がある

WiMAXの契約は2年か3年契約が一般的ですが、契約の更新月以外の解約の場合は、1万円〜2万円程度の違約金が掛かる場合があります。プロバイダによっては違約金3万円の場合もあるので、契約期間と更新月のスケジュールを把握しておくことも必要です。

 

また、万が一違約金が掛かる場合は、WiMAXの場合はプロバイダ乗り換え特典もあるので、キャッシュバックでまかなう事も可能です。特典の実施の期間や、キャッシュバック金額もプロバイダによって変わる為、その点も確認しておくと良いでしょう。

 

利用エリアが狭くなる

ドコモに比べてWiMAXの通信エリアは狭くなるので、注意が必要です。ドコモはプラチナバンドと呼ばれる、比較的安定下して通信できる周波数帯で、全国の広域で利用できます。対してWiMAXは、山間部や過疎地、建物の状況によっては通信が難しい場合もあります。

 

WiMAXはLTE通信を利用することも可能ですが、7Gまで等制限がある場合も多いので、利用地域によっては注意が必要です。特に固定回線としてWiMAXを利用するのであれば、自宅がWiMAX2のエリア圏内で、速度が安定している事等を事前に確認しておくと、失敗が少ないでしょう。

 

料金改定の度に試算が必要

WiMAXとドコモ同時利用の場合は、双方どちらかが料金改定した際は、再度合計の料金試算をする必要があります。ドコモのみ利用の場合は、金額が明確ですが、同時利用の場合は請求も別々ですので確認した方が良いでしょう。

 

試算を怠ると、気づいたらかなり無駄な出費を続けていた、なんて事もありますのでこまめに確認することをお勧めします。

 

2019年版 ドコモのウルトラプランの料金内容

 

ドコモの料金プランは、2019年6月から新料金プランの「ギガホ/ギガライト」を導入しています。今までの料金プランも引き続き利用できるものもあるので、まずはドコモが提供する両方の料金プランを見ていきましょう。

 

今までの料金プランは、音声通話等が利用できる「基本プラン」とデータ通信が利用できる「パケットパック」の契約が必要です。まずは「パケットパック」の料金から見ていきます。

 

データ容量 月額利用料
データMパック 5G 5,000円
ウルトラデータLパック 20G 6,000円
ウルトラデータLLパック 30G 8,000円


データMパックより小さいデータパックも提供されていますが、今回はWiMAXと比較する為、5G以上のデータパックを一覧にしています。月5G以上利用する方は、データMパックに月額1,000円プラスで20Gまで利用することが可能です。

 

しかし、注意点としては上記の「パケットパック」以外に下記の「基本プラン」の料金も必要になることです。下記が「基本プランの」一覧です。ネット通信に必要なISPと基本料金はどちらも必要になるので、試算される際はご注意くださいね。

 

※下記のいずれか契約必須ISP基本料金

※下記のいずれか契約必須 ISP 基本料金
シンプルプラン 300円 980円
カケホーダイライト 300円 1,700円
カケホーダイ 300円 2,700円


この表から見ると、5G以上データ容量が必要な方で、ウルトラデータパックL契約で、あまり電話を掛けない方なら、月額6,980円必要となります。通話代も気にせず使いたい方なら、月額8,700円で利用可能と言う訳です。

 

次にドコモの新料金プランを見ていきましょう。今までのプランとの大きな違いは、基本プランもパケットパックも、月額に全て含まれている料金になったという事です。注意点としては「5分以内の国内通話無料」や「国内かけ放題」にしたい場合は別途費用が必要な点です。

 

ちなみに「5分以内の国内通話無料」は月700円、「国内かけ放題」1,700円を追加契約すれば利用可能です。新料金プランの一覧は下記になります。

 

※新料金プラン(音声込み)データ容量月額利用料

※新料金プラン(音声込み) データ容量 月額利用料
ギガホライト 1 1G 2,980円
ギガホライト 3 3G 3,980円
ギガホライト 5 5G 4,980円
ギガホライト 7 7G 5,980円
ギガホ 30 30M 6,980円


今までのプランでは、ウルトラデータパックL(20G)を契約し、あまり電話を掛けない方は月額6,980円でしたが、同じ金額で30Gまで利用できる様になったと言うことですね。今までよりも少し良心的になった印象です。

 

まとめ

元々ビジネスマンを中心に利用されていたWiMAXですが、ドコモユーザーにとっても、通信費の節約や、ストレスの少ない通信方法として浸透してきている様です。

 

固定のネット回線も含めて切り替える場合は、かなりお得になることも分かりました。しかし、デメリットや注意点もあるので、しっかり確認した上で利用した方が良さそうです。今回の内容を参考にして頂いて、選択肢の1つとして活用してみてくださいね。

 

 

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